2009年6月27日土曜日

朝日のチカラ


かれこれ半月近く家から一歩も出れずに安静にしているというのに、脚の痛みが引かない。
特に夕方から痛みが増し、夜は眠剤を飲んでも脚の痛みに集中してしまうので全然寝付けない。
朝方、ようやくウトウトとするのだけど、トマトの水遣りをしなくちゃという思いから、体にタイマーをセットしたがごとく、早朝むくりと起き上がる。
何故かこの時だけは少し身体が軽くなって動けるのだ(笑)

そんなこんなでここの所、朝日が昇ってくるのをベランダの端っこで座りながらぼんやりと眺める事が多い。

2年前に長期入院した時、薬の副作用もあって毎日の睡眠時間はたった3~4時間程度だった。
夜が長くて長くて、朝が来るのが待ち遠しくて、毎日ゆっくりと昇ってくる朝日に元気づけられた。
「明けない夜は無い」のだと感じたから。
実際、一体いつになったら退院できるんだろうと思った闇の日々は終わり、無事退院して家路に着く事が出来た事は言うまでもない。

先日、私と同じ病気であるSLEを持つ妹からメールが来た。
彼女も病気を酷くして昨年2ヶ月程入院し、その後の経過が余り宜しくない。特に今は精神面で打撃を受けているようだ。
彼女からのメールはいつも暗い。(「誰も私の事を理解してくれない」「病気の事を他人に分かってもらえない」「家事が大変、犬の散歩がイヤだ」等々)
私自身、鬱のような精神状態をさまよった経験もあるし、妹の嘆きを理解できないわけではない。が、マイナス要素たっぷりのメールを読む側としてはとても疲れる。
「自分自身を客観的に、冷静に見て、今自分に出来ることをするしかないんじゃないの?」としか私にはアドバイスらしい事は言えないのだけど、何を言ってもどうも今の彼女には私の言葉は大して響かないみたい。

私は自分が病気になった事が不幸だとか全く思っていないし、他人に自分を理解して欲しいとも特に思わない。逆に自分が他人を理解しているのかと言われればイエスとはとても言えないから。
病気であろうが、健康であろうが、人それぞれに悩みがあり、解決しなくてはいけない問題を抱えながら生きているんだから・・・
私には他人と自分を比べる事に価値があるとは思えない。人は人、自分は自分だ。全ての事は自分の問題であり、自分自身が納得するまで付き合う他に道なんて無い気がするのだが??
苦しい事も楽しい事もいつまでも続きはしない、交互にやってくるのが人生。
明けない夜は無いのだよ、妹よ。
焦らず、時間をかけていいのだから、ゆっくりと前向きな気持ちがあなたにやって来る事を姉としては祈っています。

さてはて、私の脚は一体どうなる事やら??
昨日、ドクターに「プレドニンを増やしても痛みが全然治まらないんですが・・・」と電話で相談した所、
今までの私の経過から言うと、脚が痛いからと言って実際に筋肉の破壊度が進んでいるかどうかは必ずしも一致していないので、やはり血液検査の結果を見ないと何とも言えない。念の為、入院の支度だけして来て下さい、と言われた。

あと3日、このまま安静にし続けてCK値がどの位下がるのか・・・私にはもはや血液検査の結果を心して待つしか無さそうだ。
通院で何とか治療出来れば一番嬉しいんだけどな。
ここまで身動きが出来なくなると、副作用で顔が腫れて毛深くなるとか、不眠とか、そんなのはどうでも良くなってしまう(笑)。
とにかく普通に歩きたい!・・・それが今一番の望みだ。

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