2024年3月26日火曜日

CT検査(採血有り)




朝から冷たい雨が降る中、3か月ぶりのCT検査を受けに築地のクリニックへ。
いつもは予約時間の15分前にはクリニックへ行くのに、今日はボケていて電車1本乗り間違え、予約時間の5分前に到着。駅から早歩きしてギリギリ間に合った。ふぅ。

受付してから検査室のある2Fへ行き、問診票と同意書に記入してから検査着に着替える。
CTの検査台の上に横たわり、まずは造影剤なしでドーナツ状の機械の中を2往復。次に看護師が来て造影剤を入れるルートを取り、そのルートを使って採血し、それから造影剤を入れてまた機械の中を1往復した。例によって造影剤が体に入ると胃の辺りがぼわーっと暖かくなるけどすぐに治まる。

再び着替えて1Fへ戻り、しばらく待ってから診察室へ呼ばれる。
ドクターには先月やった胃カメラと生検の結果を電話で報告しておいた。ただ内視鏡で問題なくても、食道の外側に腫瘍が出来る事もあるので定期的にCTで様子を見た方がいいと言われ、今日は予定通りに受けたという訳。

で、先程撮ったCTの結果は「食道の近くにある大きなリンパ節が染まっていて少し気になる」とな。「染まる」というのは、血管に造影剤が入ると白く染まる事を指し、腫瘍は血管が多いので特に白く染まりやすいらしい(正常な細胞はグレーっぽく写る)。
でも過去に撮ったCT画像と見比べてみるとその部分は大体同じような染まり方をしているので、「恐らく問題はないと思うけど、また外部へ出して精査してもらうよ」と言われた。あー、怖い。

後日その検査報告書と採血の結果を自宅へ郵送してもらう事にし、あとは半年後に予約を入れて本日は終了。何でもないだろうと思っていただけに、予想外のコメントに軽くショックを受けた。
帰り際に温熱治療を受けていた時にお世話になった技師さんから声をかけられた。ここの所、温熱を受けに来る患者が増えて忙しいそうで。私が温熱を受けて癌が消えた事で自信を持って患者に治療を施していると聞き、何よりな事だと思った。

帰りは行きより更に激しい雨が降っていて、家に着いた時にはあちこち濡れてぐったり。
夫にドクターに言われた事を話すと、「多分大丈夫でしょ。撮影の角度とかによって微妙に画像の濃淡が変わる事はあるから」と妙に説得力のある答えが返って来た(笑)。
まぁいいや、とにかく終わった。あとは結果が来てから考えよう。

2024年3月21日木曜日

マティス展


約8年ぶりの国立新美術館

先月14日から開催中の「マティス 自由なフォルム」展を見に国立新美術館へ行く。
昨日の嵐ほどじゃないものの、駅から美術館までの道のりも冷たい強風にあおられた。春は風の強い日が多いよね。近くの桜の木の蕾はまだ小さいように見えた。


天井が高くて開放的な館内


マティス展の観覧料は大人2,200円!ひと昔前は1,200円ぐらいだったのに、今や美術館は気軽に行ける場所じゃないね。ともかく寒いので暖かい館内へ入る。
展示の後半は写真撮影OKとの事なので、カメラを持ったまま2Fの展示室へ向かう。


↑「花と果実」フランスでの修復を終えて日本初公開


今展覧会ではニース市にあるマティス美術館の所蔵作品を中心に、アンリ・マティス(1869-1954)の作品や資料が150点ほど展示されている。展示の前半は絵画、彫刻、版画、テキスタイルが、後半は「切り紙絵」の作品が多く展示されていて、4×8Mの大作「花と果実」は日本初公開との事。


カラフルな上祭服のデザイン


「切り紙絵」は色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法。マティスは晩年に大病を患って以来、新たな表現方法としてこの切り紙絵に精力的に取り組んだそう。
前情報を入れずにパッと見で惹かれる作品だけをじっくり見る、という私の鑑賞法でマティスの自由な線、形、ビビットな色合いの作品を中心に見て回った。


礼拝堂は1948年から4年の歳月を経て建設された


展示の最後に最晩年にマティスが取り組んだロザリオ礼拝堂の再現が展示されていた。
青、黄、緑を使ったステンドグラスのデザインが素敵で、何だか明るい気持ちにさせてくれる。

人が多いのでゆっくり鑑賞は出来なかったものの、久々に大きな美術展へ行ってマティスの作品に触れられたのは良かった。帰りにミュージアムショップを覗いて美術館を出る。


↑夫はかき揚げ付きの蕎麦、私はとろろ蕎麦

外は相変わらず風が強くて寒い。お腹も空いたので以前から行ってみたいと思っていた蕎麦屋に入ってランチ。10割蕎麦が手頃な値段で食べられるのは良いんだけど、ゴムみたいな弾力があってイマイチだった。蕎麦にコシなんて要らないんだけどなぁ。旨い蕎麦が食べたい!



残念な気持ちで蕎麦屋を後にし、1月に行ったカフェ「Common」で焼き菓子を買おうと店へ行ったらまさかの定休日だった(苦笑)。・・・って事でミッドタウンへ戻る。



ミッドタウンでは地下にある虎屋(↑)で和菓子を買い、一保堂のポップアップ店で抹茶を買い、最後にDEAN&DELUCAでセールになっていたイタリアのチョコ菓子「クネージ」を購入。
春休みに入ったからなのか?スーツケースを持った人や海外からの観光客が多かった気がする。平日でも賑わっているのは結構な事ですね(個人的には空いている方が嬉しいけど)。



帰りの電車に乗る前にアンティコカフェでカフェラテを飲んで一休み。
前を行き来する人達を観察するのが好き(笑)。体もぽかぽか暖まったよ。


本日の万歩計は8,208歩をカウント。
あの強い風の中では長く歩けないね。ランチとCommonが休みだったのが残念だったけど、美術展は良い気分転換になった。次はお花見かな?今年は何となく開花が遅い気がするけど。

2024年3月15日金曜日

ぽかぽか陽気


とらやの生菓子「春菊」


日中18度近くまで気温が上がって暖かな一日だった。
やっと春らしい陽気になってこれから満開の桜が見れると思うと嬉しいね。

生検の結果が良かったお祝いに、って事で夫が新宿の伊勢丹へ行ってとらやの生菓子やリチュエルのパンを買ってきてくれた。有難や。和菓子は昼と夜に分けて頂き、目と舌で春を感じた。


同じくとらやの「草入小笠餅」と「春の都」(奥)


実家メンバーに生検の結果を一斉メールで報告したら、父や妹から安堵したと返信が来た。
父からは「癌は一筋縄ではいかないから今後定期的に経過観察をした方が良い」とのアドバイスを貰い、最後に「昨年はがん治療に金と時間、エネルギーを相当使っただろうから、今年は夫婦で色々と楽しんだらいいよ」とあった。良いこと言うじゃん、お父さん!(笑)。

父が言ったように、昨年はどん底に突き落とされた状態から夫婦力を合わせて治療に専念した一年だった。満開の桜を見てもどこか上の空だったあの時からまた春が巡って来たとはね。
問題の多い体だから癌の再発以外にも心配の種は尽きないけど、「今この瞬間」を大切に生きたい。生命の強さを感じる芽吹きの季節、何となく力が湧いて来る気がするよ。

2024年3月14日木曜日

外来日




恐らくゲームのやり過ぎだろう、先週初めに酷い頭痛と嘔吐で散々な目にあった。
これはイカンとSwitichを封印して毎日お灸や肩凝り解消ヨガをしているのに、首の付け根から首筋、肩にかけての張りがしつこく残っている。困ったもんだ。

それはさて置き、今日は満員電車に揺られて病院へ。
いつものように採尿、採血(4本)を済ませ、1時間ほど待ってから診察室へ呼ばれる。
まず一番気になっていた生検の結果は・・・「癌じゃなかったよ、良かったね」と主治医に言われてびっくり。メスで切った訳じゃないので腫瘍があった場所がボコボコしているけど、癌ではないとの所見。癌と言われるだろうと覚悟していただけに、この結果はめちゃくちゃ嬉しい!

反面、血液検査の結果ではCK値がまた増えていた(349→ 402 U/L)。主治医は「今の所症状も出ていないし、心配しなくていいよ」と言うが、症状がないのにジリジリと増えていくのは怖い。CRPもLDも高く、体のどこかで炎症が起きているのは確かだけど今は何も出来ない。癌が消えたように膠原病もなくなって欲しいよ。

その他は抗DNA抗体は横ばい、でもCK値が増えているので今回もプレドニンの減量はなし。右手親指の先に出来た潰瘍に塗る軟膏(プロスタンディン)を2本処方してもらって本日の診察終了。
会計を済ませて外へ出ると何だか空気が暖かく、家に着く頃には少し汗ばんでいた。今月は気温の低い日が多かったけど、予報ではこれから春らしい陽気が続きそう。

昨年はお花見どころじゃなかったけど、今年はどこかへ桜を見に行きたいな。

2024年3月8日金曜日

悲報


昼過ぎに鳥山明氏の訃報をニュースで知って声を上げてしまう程驚いた。
え??嘘でしょう?・・・信じられない。
ショックで動揺しながらも多くの人の追悼コメントを読みつつ涙してしまった。

マンガの連載はしていないのは知っていたけれど、ゲームやアニメの世界で彼の絵を見る事は出来ていた。もう今後彼の新しい絵を見れないと思うと悲しい。何だろう、この喪失感。
人も動物もいつかは死ぬ、そう分かっていても簡単に鳥山氏の死を受け入れられない。

思わず見入ってしまう彼の柔らかな線で描かれる絵、鳥山ワールドが大好きだった。
しょーもないギャグや個性豊かなキャラクター、スケールのでっかい自由な世界・・・何度も笑わせてもらった。作品はずっと残るから、生きている間はまだ楽しませてもらいます。


長きに渡ってお疲れ様でした。
安らかに眠って下さい。

2024年3月2日土曜日

春の味


とらやの鶯餅(手前)と桜餅(奥)


鶯餅(うぐいすもち)の販売期間が明日で終わりだからと、夫が新宿伊勢丹のとらやへ行って鶯餅桜餅を買ってきてくれた。わーい。(鶯餅は今季これで3回目)
昼食後のデザートに抹茶と頂きました。私は桜餅、夫は鶯餅を食べ、夜はその逆で2種類の和菓子を味わった。鶯きなこや桜葉の香りが春を感じさせてくれるね。



↑かじった痕がアレですが(汗)、とらやのこし餡はさらっとしていて上品ですね。
ウェブサイトによると、餡は菓子に合わせてそれぞれ硬さや糖度を調整しているとの事。また、あく抜きの回数を少なくする事で小豆の風味を残しているそう。長い歴史の中で培ってきた技があるんだろうな。和菓子は手間がかかりそうで自分で作る気にはなれないや。



とらやの生菓子は美味しいけれど、全てプラスチックのケースに入っているのがちょっと残念↑
工場で作って運搬する都合上、仕方がないんだろうとは思うけど。毎回食べた後で夫がケースから原材料が記されたシールを剥がすのに苦戦しているよ・・・私、指先の潰瘍が痛くてその手の事が今は出来ないのだ。夫よ、スマンね。


今日は美味しいおやつを食べ、午後はずっとゲーム(風来のシレン6)で遊んで休日らしい休日を過ごしたな~(笑)。それにしても指の潰瘍、はよ治ってくれないかな。かれこれ2か月も経っているのに穴は大きくなるばかり(汗)。暖かくなって血流が良くなる事を期待している。