2024年3月21日木曜日

マティス展


約8年ぶりの国立新美術館

先月14日から開催中の「マティス 自由なフォルム」展を見に国立新美術館へ行く。
昨日の嵐ほどじゃないものの、駅から美術館までの道のりも冷たい強風にあおられた。春は風の強い日が多いよね。近くの桜の木の蕾はまだ小さいように見えた。


天井が高くて開放的な館内


マティス展の観覧料は大人2,200円!ひと昔前は1,200円ぐらいだったのに、今や美術館は気軽に行ける場所じゃないね。ともかく寒いので暖かい館内へ入る。
展示の後半は写真撮影OKとの事なので、カメラを持ったまま2Fの展示室へ向かう。


↑「花と果実」フランスでの修復を終えて日本初公開


今展覧会ではニース市にあるマティス美術館の所蔵作品を中心に、アンリ・マティス(1869-1954)の作品や資料が150点ほど展示されている。展示の前半は絵画、彫刻、版画、テキスタイルが、後半は「切り紙絵」の作品が多く展示されていて、4×8Mの大作「花と果実」は日本初公開との事。


カラフルな上祭服のデザイン


「切り紙絵」は色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法。マティスは晩年に大病を患って以来、新たな表現方法としてこの切り紙絵に精力的に取り組んだそう。
前情報を入れずにパッと見で惹かれる作品だけをじっくり見る、という私の鑑賞法でマティスの自由な線、形、ビビットな色合いの作品を中心に見て回った。


礼拝堂は1948年から4年の歳月を経て建設された


展示の最後に最晩年にマティスが取り組んだロザリオ礼拝堂の再現が展示されていた。
青、黄、緑を使ったステンドグラスのデザインが素敵で、何だか明るい気持ちにさせてくれる。

人が多いのでゆっくり鑑賞は出来なかったものの、久々に大きな美術展へ行ってマティスの作品に触れられたのは良かった。帰りにミュージアムショップを覗いて美術館を出る。


↑夫はかき揚げ付きの蕎麦、私はとろろ蕎麦

外は相変わらず風が強くて寒い。お腹も空いたので以前から行ってみたいと思っていた蕎麦屋に入ってランチ。10割蕎麦が手頃な値段で食べられるのは良いんだけど、ゴムみたいな弾力があってイマイチだった。蕎麦にコシなんて要らないんだけどなぁ。旨い蕎麦が食べたい!



残念な気持ちで蕎麦屋を後にし、1月に行ったカフェ「Common」で焼き菓子を買おうと店へ行ったらまさかの定休日だった(苦笑)。・・・って事でミッドタウンへ戻る。



ミッドタウンでは地下にある虎屋(↑)で和菓子を買い、一保堂のポップアップ店で抹茶を買い、最後にDEAN&DELUCAでセールになっていたイタリアのチョコ菓子「クネージ」を購入。
春休みに入ったからなのか?スーツケースを持った人や海外からの観光客が多かった気がする。平日でも賑わっているのは結構な事ですね(個人的には空いている方が嬉しいけど)。



帰りの電車に乗る前にアンティコカフェでカフェラテを飲んで一休み。
前を行き来する人達を観察するのが好き(笑)。体もぽかぽか暖まったよ。


本日の万歩計は8,208歩をカウント。
あの強い風の中では長く歩けないね。ランチとCommonが休みだったのが残念だったけど、美術展は良い気分転換になった。次はお花見かな?今年は何となく開花が遅い気がするけど。

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