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2025年9月9日火曜日

栗節句/本日のおやつ


栗鹿の子(左)と重陽(右)


先日の台風15号が去って涼しくなるのかと思いきや、まだ日中は35度近くあって夜も気温が下がらないので寝苦しい。今朝は3時半頃から頭の痛さで目が覚め、その後なかなか寝直せなかった。何が原因なのか・・・YouTubeでまるの動画を見まくったせいか、読書のせいなのか。

起床してからロキソニンを半錠飲んで、首肩凝り解消のヨガをやっている間に夫が新宿へ出掛けて色々買ってきてくれた。リチュエルのパンで簡単ランチにした後は、虎屋の生菓子を頂く。


重陽の断面


本日9月9日は重陽(ちょうよう)、栗節句とも呼ばれてこの日に栗を食べる習慣があったそう。
その名も「重陽」と「栗鹿の子」の2種類の生菓子を夫とシェアして味わった。
栗の形をした重陽は桃山製で中に刻んだ栗が入りの栗あんが入っている。優しい味わいだけど、夫が言うには生地に入っている卵の匂いが気になって美味しくないそうな(苦笑)。確かに栗のほのかな香りより卵臭の方が勝ってはいた。ともかく栗の季節の到来ですよ。



表紙からハードボイルド?


午後になって頭痛が少し和らいだので読書の続き・・・と思ったのに30分も読んでいたらまた首の後ろから肩、背中にかけて筋肉が張って来てギブアップ。目の奥も痛いんだよなぁ。
今読んでいるのはワシントン・ポー シリーズの著者、M.W.クレイヴンの新しいシリーズの第一作目「恐怖を失った男(原題:FEARLESS)」。

舞台はアメリカ。主人公はウルバッハ・ビーテ病という珍しい脳の病気で恐怖を感じない男、ベン・ケーニング。ある事件の後、連邦保安官を退任して6年間身を隠していたベンは、かつての上司から行方不明になった一人娘の捜索を依頼される。依頼を引き受けたベンは危険を顧みずに事件に足を踏み入れていく・・・てなストーリー。
まだ1/3しか読んでいないけど、ベンはまるでジェイソン・ステイサムが映画で演じるような、寡黙で頭が切れるタフガイそのもの。そんな男がダイナーでは必ずミルクシェイクを注文するのにはウケる(笑)。これから先の展開が楽しみ。

早く読みたいけど頭が痛くなるから少しずつしか読めないのがもどかしい。ワシントン・ポー シリーズもそうだけど、M.W.クレイヴンの本は1冊がめちゃ厚い。今回の本も全703Pもあるよ。ハードボイルド・アクションが好きな人にお勧めです。

2025年8月31日日曜日

今月読んだ本


「ワシントン・ポー」シリーズ 第5作目は上・下巻に分かれている


8月も終わりというのに37度を越えるとは・・・今年の夏も暑かったな。
空を見ると秋っぽいのに、涼しくなるのはまだ先なんだろうか。暑い時は家で過ごすに限る、って事で今月も家に籠って本ばかり読んでいた(靴下のダーニングをほったらかしにして)。

先月読み始めた、M.W.クレイヴン氏の「ワシントン・ポー」シリーズが面白くて第2~4作を読み終わり、今日は第5作目の「ボタニストの殺人(上)」を読み終えた。
作品を読み進める内にどんどん面白くなっていくこのシリーズ。毎度どこから手を付けていいのか分からないような難事件を、主人公のポーは仲間と一緒に粘り強く調べて糸口を見つけていく。上司のフリン、そして分析官のティリーとの息の合ったやりとりも作品の大きな魅力だ。

このシリーズの最新作(第6作)が来月18日に出るらしい。これは楽しみ♪ でも図書館で借りられるようになるのはいつかな。今までの作品は順番を待たずに借りれたけど、新刊となれば数ヶ月は待たされるかも。その前にまずは「ボタニストの殺人」の続きを読むとしますか。今のところ犯人が誰だか見当もつかないよ。


<今月読んだ本>
・民藝 2025年07月号(871号)/特集:東欧の工芸(雑誌)
・piro piro piccolo/意外と知らない鳥の生活
・小川洋子/遠慮深いうたた寝
・岡根谷実里/世界ひと皿紀行-料理が映す24の物語
・S・W・ホーキング/ホーキング、宇宙を語る-ビッグバンからブラックホールまで
 (一般の人向けに書かれた本らしいが、殆どついていけず・・・100Pも読まぬ内に挫折)
・原田マハ/リボルバー
・M.W.クレイヴン/ブラックサマーの殺人(原題:Black Summer)
・鈴木俊貴/僕には鳥の言葉がわかる
・M.W.クレイヴン/キュレーターの殺人(原題:The Curator)
・崎田ミナ/ひとりほぐし-肩こり便秘たるみむくみうつうつを自分の手でときほぐす!
・本間節子/やわらかとろけるいとしのゼリー-ゼラチン、アガー、寒天を一年中楽しむ61レシピ
・M.W.クレイヴン/グレイラットの殺人(原題:Dead Ground)
・青幻舎/世界を歩く、手工芸の旅
・タサン志麻/志麻さんちのごはん
・M.W.クレイヴン/ボタニストの殺人 上(原題:The Botanist)

2025年7月31日木曜日

今月読んだ本


英国推理作家協会賞最優秀長篇賞 ゴールドダガー受賞作


7月も今日で終わり、早いな~(←月末いつも同じことを言ってる)。
今月初めに設置した新エアコンは冷風の効きが良く、この夏は家の中は割と快適だ。
お陰で読書も進み、何だかんだ色々な本を読み漁った。 原田マハのアートが絡むフィクション、料理本、旅関係の本、エッセイ・・・そして最後に読んだ英国ミステリーが最高に面白かった。

M.W.クレイヴン著、「ストーンサークルの殺人
イギリスのカンブリア州に点在するストーンサークルで焼死体が発見される。犯人は死体を損壊しており、3人目の犠牲者の体には何故か停職中の警察官、ワシントン・ポーの名が刻みつけられていた。訳の分からぬまま処分を解かれたポーは捜査に加わる。その後も新たな死体が発見され謎は更に深まり、事態は思わぬ方向へ向かう。

何の前知識もなく読み始めた本作品。連続殺人犯を追い詰めるミステリーかと思いきや、そう単純な話ではなかった。何故死体にポーの名前が刻んであったのか?まずそこから興味が湧いた。
とことん追求する猪突猛進なポーと、非凡な頭脳の持ち主ながら世間一般常識には疎いSCASの分析官、ブラッドショーの名コンビぶりも魅力的。残酷な殺人の背景が見えてくると何ともやりきれない思いにもなる。でもラストにポーが決行した事には拍手を送りたくなった。

ミステリーに必要なものが全て揃ったような作品。面白くて一気に読みたくても長時間本を読むと頭痛がするから、4-5日かけて読んだ。ポーが主人公の作品が他にも何作かあるようなので早速借りて読んでみたい。
それにしても原題の「The Puppet Show」方が作品にぴったり合っているのに、何故「ストーンサークルの殺人」にしたんだろう。そこだけ残念だわ。


<今月読んだ本>
・原田マハ/ゴッホのあしあと
・タサン志麻/志麻さんのレシピノート-何度でも作りたい、食べたいフランスの家庭料理
・平野顕子/世界のアップルパイ
・大越郷子/季節のゼリースイーツ-ゼラチン・寒天・アガーで作る、おいしい新食感
・岡本仁/東京ひとり歩き ぼくの東京地図。
・原田マハ/ジヴェルニーの食卓
・天然生活 2025年5月号/特集:小さな台所を整える(雑誌)
・ことりっぷマガジン Vol.44 2025春/特集:アートな場所を探す旅(雑誌)
・朝日新聞出版/東京MUSEUM GUIDE 改訂新版
・大平一枝/人生フルーツサンド-自分のきげんのつくろいかた
・原田マハ/暗幕のゲルニカ
・mugmog/まるです。猫と暮らすということ。
・ことりっぷマガジン Vol.42 2024秋/特集:クラシカルな街へ(雑誌)
・原田マハ/たゆたえども沈まず
・タサン志麻/ちょっとフレンチなおうち仕事
・柴田書店/ドーナツブック-ドーナツ専門店のレシピと店づくり、ベーカリー&パティスリーのスペシャルドーナツ
・M.W.クレイヴン/ストーンサークルの殺人(原題:The Puppet Show)

2025年7月16日水曜日

雨風止まず


本日のランチ:今年初の冷やし中華


7/10の夜に雨がたっぷり降って以来、東京は日中30度前後と割と過ごしやすい日が続いている。
梅雨が明けたらまた猛烈な暑さが戻るだろうから、何とかこの涼しい時に出掛けたい。そう思って天気予報を毎日チェックするも雨マークはなかなか消えない。


レモンシロップ やっと氷砂糖が溶け切った


明日、ポツポツ降る程度の雨なら出掛けよう!・・・昨夜は外出する準備をしてベッドに入った。そして今朝。起きて外を見たら雨風が激しく、計画はまたもや延期に。がっかり。
少しでも気分を上げる為にランチに好物の冷やし中華を作り、MLBのオールスター中継を見ながら食べる。9回裏で6-6の同点、最後はホームランダービーでナショナル・リーグが勝利する、という珍しい試合だった。(関係ないけどレッドカーペットに登場した山本由伸の格好に苦笑した)


ほんのり黄色のレモンシロップ(左)とレモンジャム(右)


午後は先週初めに仕込んだレモンシロップの氷砂糖が溶けたので、シロップと皮を別々に分ける。皮は使い切れるか分からなかったので細かく刻んでジャムにした。夕食後に食べるヨーグルトに添えて食べよう。レモン1個分なのでシロップは少ないけど、炭酸で割って飲むつもり。


いつか実物の「ゲルニカ」を見てみたい


それから時々聞こえる雨音をBGMに原田マハの「暗幕のゲルニカ」を夕方まで読む。
物語の舞台は第二次世界大戦前後のパリ、そして同時多発テロが起きた後のニューヨークとスペイン。ピカソが描いた「ゲルニカ」を巡る人達のドラマが過去と現代で交錯する。
史実を元にしたフィクション、と分かっていても登場人物の感情や会話がリアルな感じに描かれていて感情移入しながら読んでしまう。先日読んだ「楽園のカンヴァス」も然り。
天邪鬼な私はいわゆる「話題作」と騒がれる本には手を出す気がしない。しかし原田マハの作品を何作か読んでみて、彼女が人気作家であるという事に今更ながら納得したのだった。すっかりハマっております(笑)。

さて、予報によると明日の天気は曇りのち晴れ、だって!(信じて良いのかな)
梅雨明け前の最後のお出掛けチャンスになりそう。今晩は早く寝よ。

2025年6月30日月曜日

今月読んだ本


表紙の絵はアンリ・ルソー作「夢」


いやはや、6月最終日もあっつい一日だったな~。今年は梅雨はないに等しいね。
こう暑いと読書もなかなか進まない(新しいエアコンが設置されたらマシになるとは思う)。

今月読んだ本の中でも一番ワクワクして読めたのが、原田マハの「楽園のカンヴァス」。
物語はあるコレクターの大邸宅に2人の男女が招待される所から始まる。ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンとアンリ・ルソー研究者の早川織絵、彼らはそこで未公開の作品を見せられる。その絵はアンリ・ルソーの作品、「夢」に酷似していた。
絵の持ち主は、正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。タイムリミットは7日間。果たしてティムと織江の出した結論は・・・

史実を元にしたルソーの名画を巡るミステリー。毎日1章ずつ読まされる謎の書を読み進めていく内に絵の背景が見えて来るのだけど、ピカソとルソーの関係がキーになっている。
作者の原田マハは美術館に勤務した事があり、キュレーターでもあるそうで。この本を読むとその経験が作品に活かされていると思う。ルソーって不思議な雰囲気の絵を描く人だな、という印象があったけど、この本を読んでじっくり絵を見てみたくなった。面白かった。


<今月読んだ本>
・野口晴哉/風邪の効用
・柳宗悦/手仕事の日本
・民藝 2025年05月号(869号)/特集:民藝が結ぶ地域社会 瀬戸からの発信(雑誌)
・佐藤愛子/こんなふうに死にたい
・リチャード・ブレナン/身体のデザインに合わせた自然な呼吸法-アレクサンダー・テクニークで息を調律する
・水木しげる/幸福のモト人生のモト
・桜沢如一/食養人生読本
・片山洋次郎/自分にやさしくする整体
・川手鮎子/心も体もやさしくととのう漢方養生の手帖
・原田マハ/楽園のカンヴァス
・水木しげる/ちゃんと食えば、幸せになる-水木三兄弟の日々是元気
・マージェリー・アリンガム/窓辺の老人(キャンピオン氏の事件簿 1)
・野田善子/野田琺瑯のレシピ-琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。

2025年5月31日土曜日

今月読んだ本


文庫で597ページ、読み応え有り


今月は風邪を引いたり体調がイマイチな日が多かったせいか、写真や絵が入った緩く読める本に食指が動いた。そんな中、原田マハの「リーチ先生」は分厚い本だったけど面白くて数日で読めた。

「リーチ先生」はイギリス人の陶芸家、バーナード・リーチを指す。
日本とイギリスの架け橋となるべく来日した若きリーチは柳宗悦を始めとする白樺派の人々に出会い、やがて富本憲吉と一緒に体験した楽焼の絵付けをきっかけに陶芸にのめり込んでいく。 そんなリーチの半生を彼の助手になった沖亀乃介とその息子の眼を通して描かれた作品。

史実を元にしたフィクションながら、陶芸を極める事に情熱を傾けたリーチとその友人達の交流が丁寧に描かれていて、国や人種を超えた熱き友情に思わずウルっとしまう事もあった。
私のように絵や映像で記憶するタイプの人間には、Wikiなんかで経歴を読むよりも、こうしてストーリー仕立てで読む方が人間関係やその時代背景を頭に入れやすい。

「民藝」という言葉が造られて今年でちょうど100年経つそうで。
年を取るごとに大量生産品ではない、味わい深い手作りのものに惹かれる。美しいと思うものを身近に置いて使っているけど、それは自然と民藝の概念を受け入れていた事になるのかな。
民藝について少し齧った所で、日本民藝館を再訪してリーチの作品を見てみたくなったよ。


<今月読んだ本>
・向田邦子/父の詫び状
・天然生活 2025年3月号/特集:心と体をゆるめる習慣(雑誌)
・くますけ/エナガの重さはワンコイン-身近な鳥の魅力発見事典
・萩原健太郎/にっぽんの美しい民藝
・原田マハ/リーチ先生
・マージェリー・アリンガム/ホワイトコテージの殺人
・ウー・ウェン/ウー・ウェンの毎日黒酢
・加藤節雄/バーナード・リーチとリーチ工房の100年-海とアートの街セントアイヴスをめぐる
・バーナード・リーチ/陶工の本(←陶工向けの専門書でパラパラ見ただけ)
・ミネット・ウォルターズ/囁く谺

2025年4月30日水曜日

今月読んだ本


penって男性向け雑誌なのね(知らんかった)


未だに指先の潰瘍が治らずダーニングが出来ないので今月も空いた時間に本を読んでいた。
今年に入って図書館で雑誌も借りられると気付き、いくつか予約を入れたものの、新しい雑誌は既に予約が10人以上入っていてすぐには借りられない。皆さん素早い。

そんな訳でpen 2025年2月号をようやく数日前に手にする事が出来た。
特集が民藝だったので読んで見たくて・・・思ったより情報量が多くて読み応えがあった。
雑誌って結局は捨ててしまうから、もう長い間買っていない。そもそも本屋に行かなくなったので今どんな雑誌があるのかも知らない。これからは借りて気軽に読んでみたい。
昨年のゴールデンウィークはゲーム三昧だったけど、今年はのんびり本を読んで過ごそう。


<今月読んだ本>
・タサン志麻/厨房から台所へ-志麻さんの思い出レシピ31
・ミネット・ウォルターズ/鉄の枷
・増山 かおり/東京のちいさなミュージアム案内-美術館・博物館・文学館150
・坂田 阿希子、皆川 明/おいしい景色
・岡本 太郎/自分の中に毒を持て-あなたは“常識人間”を捨てられるか
・dancyu 2023年 10月号/特集:一生食べ続けたい「ひと皿」(雑誌)
・柴山達雄、小林 準治/誰も知らない手塚治虫-虫プロてんやわんや
・ミネット・ウォルターズ/昏い部屋
・Pen 2025年2月号/特集:たのしい民藝(雑誌)
・ジル・ペイトン・ウォルシュ/貧乏カレッジの困った遺産

2025年3月31日月曜日

今月読んだ本


2024年に発売された新装版 1,540円もする!


指先の潰瘍が治らないので今月も時間が出来るといそいそと本を読んでいた。
四十も過ぎるとフィクションはもう読めないな・・・と思っていたのに、先月から英国ミステリー物を読み始めてその面白さにハマりつつある。
読んでみようと思ったきっかけは、この1年余りTVで英国のミステリードラマを見ていて面白いものが多かったから。ドラマが見れるなら小説も読めるのでは?そう思ったのは間違いではなかった。

インパクトの大きかった作品が、ミネット・ウォルターズの「女彫刻家」↑
物語はフリーライターのロズが、6年前に母親と妹を惨殺した罪で収監されているオリーブ・マーティンに会いに行く所から始まる。刑務所内で「彫刻家」と呼ばれているオリーブは、身長180cm、体重165kgを超える大女。恐怖心と闘いながらもオリーブにインタビューしていく内にロズの心に疑問が生じる。果たしてオリーブが本当に殺したのだろうか?
オリーブが罪を認めたのであっさり片付いてしまった事件。でもロズが調べていく内に矛盾点や疑惑が浮き上がり、事件の真相が見えて来る・・・あらすじはこんな感じ。

読み始めるとまるでドラマか映画を見ているように映像が出てきて、中盤からは一気に読んでしまった。ラストまで犯人が誰なのか見当もつかなかったし、読み終えても疑問が残ってスッキリしない。でもそこがまたリアルな感じがする。著者の初期の作品だけどよく書かれていて感心した。

そんな訳で2025年は私にとって英国ミステリー元年になりそう。
ミネット・ウォルターズ以外の作家でも面白そうな作品がまだ沢山あるみたいなので、図書館で借りて読み漁りたいと思ふ。それにしても文庫本っていつからこんなに高くなったの?1,500円超えとはびっくり。


<今月読んだ本>
・石井洋介/便を見る力
・ミネット・ウォルターズ/女彫刻家
・向田和子 監修、講談社 編/向田邦子の手料理
・相場正一郎/道具と料理
・手塚真/「父」手塚治虫の素顔
・ミネット・ウォルターズ/氷の家
・田島木綿子/海獣学者、クジラを解剖する。-海の哺乳類の死体が教えてくれること
・池波正太郎/わたくしの旅(池波正太郎未刊行エッセイ集 2)
・タサン志麻/忙しい人こそ「煮込み料理」を!-作りおきに、お弁当に、アレンジ料理に
・手塚治虫/手塚治虫とっておきの話
・ジル・ペイトン・ウォルシュ/ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎
・Tarzan 2025年2月13日号 No.895/特集:その不調は、漢方で治せる!(雑誌)
・大平一枝/こんなふうに、暮らしと人を書いてきた


2025年2月28日金曜日

今月読んだ本




<今月読んだ本・マンガ>
・養老孟子/ものがわかるということ
・吉本浩二/ブラック・ジャック創作秘話 全5巻(マンガ)
・水凪トリ/しあわせは食べて寝て待て 1~2巻(マンガ)
・開高健/新しい天体(少し読んで挫折)
・ジル・ペイトン・ウォルシュ/ウィンダム図書館の奇妙な事件
・手塚治虫、石子順/手塚治虫 漫画の奥義
・養老孟子/骸骨巡礼-イタリア・ポルトガル・フランス編
・岡本太郎/岡本太郎の眼
・レイチェル・ウェルズ/通い猫アルフィーとジョージ
・手塚治虫/紙の砦(マンガ)


今月も興味が湧くままに色々と読んだけれど、何と言っても手塚治虫月間であった。
それも彼の描いた漫画というより、手塚治虫がどんな人物だったのかを本や漫画、TVやYouTube番組を通して知った月だった。
子供の頃に父が買い揃えた「火の鳥」を夢中で読み、一時離れた後で友人に借りた「ブラック・ジャック」で再び手塚マンガに没頭した中高生時代。でも手塚治虫の事は殆ど知らなかった。

ブラック・ジャック創作秘話」はマンガ関係者へのインタビューを元に、手塚治虫にまつわるエピソードを描いたノンフィクション・マンガ。
ピーク時には一か月に8-9本の連載を抱えて不眠不休で原稿を描いていた手塚、そして締切日までに何とか原稿を受け取る為にスタジオに何泊もして待つ雑誌の担当者達とのやりとりも凄まじい。とにかく驚くような話が沢山出て来て面白い。

手塚治虫の自伝的マンガ「紙の砦」も興味深く、幼少期から戦争を体験した青年期までの経験が手塚マンガに大きな影響を与えた事が伺える。石子順氏が手塚にインタビューして出来た本「手塚治虫 漫画の奥義」も手塚が影響された漫画家やアニメの話、自伝的な話を含めて漫画への熱意が伝わって来る一冊で読み応えがあった。

先日妹と一緒に見た「ブラック・ジャック展」も良かったし、今月は手塚マンガ熱がかなり高まった。出来るならば実家へ帰って、本棚にずらーっと並んだ手塚マンガを一気に読みまくりたい!今、改めて読んだら若い頃よりもっと入り込んで読めるんじゃないかと思うけど、どうだろう。

2025年1月31日金曜日

この2か月で読んだ本


ウーさんの自伝的エッセイ、興味深い内容で面白かった


昨年から地元の図書館へ行くようになって本を読む事が習慣になりつつある。
子供の頃、家にテレビが7~8年ほど無かった。その時は図書館へ頻繁に通って本ばかり読んでいた。大人になって徐々に本を読まなくなり、図書館の存在すら忘れていた・・・今こうして本を読める事が嬉しい。借りて来た本なら読んで面白くなかったら読まずに返せばいいのも気楽だ。

せっかくなので(?)毎月何を読んだのかリストにしておこうと思っていたのに、先月末は風邪でそれどころじゃなかった。そんな訳で先月と今月読んだ本を記しておく↓

<先月読んだ本>
・伊丹十三/女たちよ!
・ピエール・エルメ&カトリーヌ・ロワグ/ピエール・エルメ語る
・ウー・ウェン/本当に大事なことはほんの少し
・ウー・ウェン/北京の台所、東京の台所
・安西水丸/たびたびの旅
・ソール・ライター/永遠のソール・ライター
・タサン志麻/à table SHIMA vol.01 タサン家の冬の食卓
・トーベ・ヤンソン/ムーミン谷の冬

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<今月読んだ本>
・向田邦子/夜中の薔薇
・ハン ジョンウォン/詩と散策
・レイチェル・ウェルズ/通い猫アルフィーの奇跡
・ミック・ジャクソン/10の奇妙な話
・レイチェル・ウェルズ/通い猫アルフィーのはつ恋
・ウー・ウェン/豆乳 からだを整える基本の食材



春節セールで70%OFF!

今日もまた図書館で本を何冊か借りて来たけど、週末はSteamで久々に買ったゲーム「Carto」で遊ぶつもり。絵本のようなかわいらしいイラストのパズルアドベンチャーゲーム。
やり込み要素の多いゲームをやると頭痛が起きるけど、このゲームならのんびり遊べそうなので大丈夫でしょう。明日から2月か、早いね。

2025年1月10日金曜日

本日のおやつ




昨日病院へ行った疲れが取れぬまま、今日は丸山ワクチンを打ちに行き、レンタルしたDVDをポストへ返却(3本は見れなかった)。それから図書館へ行って本を返して予約しておいた本を受け取り、最後に薬局へ行って昨日処方箋を渡した分の薬を受け取って帰宅。ふぅ、こんだけでクタクタよ。




昼食を簡単に済ませ、食後のデザートに昨日夫が買って来てくれた虎屋の生菓子を頂く。
白蛇の焼き印が押された「幸の訪れ」と薄緑色のきんとん「若菜餅」の2種類を半分ずつ。どちらも上品な甘さと舌ざわりで美味しかった~。やはり抹茶がよく合うね。
和菓子は量も少なくガツンとした味じゃないけれど、胃にも重くないし年寄りには丁度良い。
夫よ、ご馳走様でした♪


表紙の猫の絵もかわいい

さてと、明日から3連休とな。
案の定「戦争と平和」は読まずに返し、代わりに借りたのが「通い猫アルフィーの奇跡」↑
何だか和めそうな本らしいので、週末にゆっくり楽しもうと思う。

2024年12月1日日曜日

師走です


この貫禄が良いですな

毎年12月に入ったというだけで気忙しくなるのは何なのか。
そろそろ年末年始の準備もしなきゃね・・・って事で、パルシステムで来年のカレンダー(今年と同じ、岩合さんの「のら」)と年賀状を買った。



ブラックフライデーで10%OFFだった

ホリデーシーズンのお菓子も・・・例年通り、DEAN&DELUCAでイタリア菓子を購入。
毎年買っていたペザロのバーチディダマが無くて(取り扱い中止?)、代わりに別のバーチディダマを試し買い。その他はクネージ8個入りとカネストレッリを。



こんがり焼くとサクサクになる

そして年内に賞味期限が近い or 切れた製菓材料を使いきるべく、先日はマドレーヌとくるみのキャラメリゼを、今日はオートミールクッキーを焼いた。いつもはレーズンを入れる所、今回は余っていたチョコチップをたっぷり入れた。これはこれで美味しい。




クッキーを焼いた後は図書館で借りた本、伊丹十三著「女たちよ!」の続きを読む↑
先週読んだ「ヨーロッパ退屈日記」も笑ったけどね、彼の海外生活のエピソードは面白い。日本や日本人の変な所についてもハッキリ書かれていて思わず「そうそう」と頷いてしまう。


図書館と言えば今年9月に初めて利用して以来、今やすっかり欠かせない存在になった。
読書の他にはダーニングしたりYouTubeで海外のドラマを見たり、朝晩はヨガもやって、一人時間が充実しているなーと感じるこの頃。何て平和で幸せなんだ(笑)。

慌ただしく過ぎ去る師走だからこそ、心に余裕が持てるように余暇を大切に過ごそう。
(週1~2冊本を読むだけでも心が豊かになる気がするよ)

2024年11月30日土曜日

今月読んだ本


装丁もシンプル


今月読んだ本の中で一番心に残った本は、ウー・ウェンさんの「料理の意味とその手立て」↑
以前どこかで紹介されていて読んでみたいと思っていた本。図書館の書籍検索をしたらあったので予約して借りた(既に誰かに借りられていたので少し待った)。

料理をする上で知っておくと役に立つポイント、調理方法それぞれの仕組み、調味料の役割と使い方が丁寧に解説られている。用例としてレシピも載っている。
時間がない時は炒め物はしない(準備に時間がかかるし、火を入れている間ずっと見ていないといけないから)、塩を上手に使って素材の味を最大に引き出す、油を調味料として使うなどなど、今後ずっと使えそうなTipが載っていて勉強になった。

体は食べたもので出来ているからこそ、一食一食を大切に。その為の手間を惜しんではいけない、でも毎日作る料理はシンプルで自由で良い。言っている事が明確、分かりやすくてウーさんにすっかり好感を持った。彼女の他の著書も読んでみたいし、ウーさんお勧めの太白ごま油を近い内に買って使ってみようと思う。


この他に今月読んだ本はこちら↓(著者/本のタイトル)
・松井直/私のことば体験
・イザベル・ボノワ/パリジェンヌの田舎暮らし
・大森一彗/からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て(令和版)
・伊丹十三、つるとはな編集部/伊丹十三の台所
・伊丹十三/ヨーロッパ退屈日記

2024年9月13日金曜日

初・図書館&パティスリー


図書館で本を借りるなんて中学か高校の時以来かも・・・


9月も半ばというのに連日の熱帯夜・・・日中も35度近く気温上がるし、全然秋の気配なし。
この暑さと腰痛&頭痛で今週もカメラを持って出掛けられなかった。代わりに(?)今日は丸山ワクチンを打ちに行った後で駅近くにある図書館へ行ってみた。

この街に住んでもうすぐ5年、気になっていた図書館へやっと足を踏み入れた。
本棚が並ぶエリアを一通り見て回り、とりあえず文庫本を2冊選んでスタッフに声をかける。
まず登録申込用紙に必要事項を記入し、利用カードを作ってもらう。それから自動貸出機に作ったカードをかざし、借りたい本を機械に読み取らせて貸出手続き完了。
返却は図書館内にある自動返却機か外に設置されているブックポストに入れれば良いそう。
昔みたいにカウンターで司書さんに日付のスタンプをカードに押してもらったりしないのか~。時代はすっかり変わっているようで、完全に浦島太郎だわ。


タルトを食べたのも久々だ


無事に本を借り、次に向かったのは近所のケーキ屋さん。
数年前にオープンして以来、何となく気になっていたものの入ったのは初めて。 ショーケースの中をじっくり眺めてフルーツタルトとモンブラン、あと焼き菓子を少し買った。
ランチの後に早速カフェオレと一緒に頂く。フルーツタルトは果物の色々な味を楽しめたし、タルト生地もサクサクで悪くなかった。夫のモンブランは「まぁまぁ」ですと(苦笑)。


図書館から頂いた冊子によると、図書館のホームページからも本の検索、お気に入りの登録、予約(取置き)も出来るようなので活用したい。今まで読みたい本は主に中古で買っていたけど、図書館で借りられればそれに越したことないよね。次に借りたい本をリストアップしておこう。

2023年7月7日金曜日

猛暑日


久々にがん治療に関係ない本を買う


梅雨が明ける前から暑い日が続いているけど、遂に今日は35度を超えた。
割と最近まで日中はエアコンなしで汗かいて過ごしていたけど、もう限界ですわ。
昼はともかく夜の蒸し暑さで睡眠不足に拍車がかかる。エアコン入れると寒いし切ると暑いし、困ったもんだ。何だか体が疲れて今週は陶板浴に一度も行かずに終わりそう。

ネットオフで注文した本が届いたので、今週末はのんびり本でも読んで過ごそうかな。
たまには(?)がん治療の事を忘れて純粋に読書するのも良いよね。

<買った本>
・大平一枝/日曜日のアイデア帖
・水上勉/一日暮らし
・池田明子/知ることより考えること
・サティシュ・クマール(辻信一訳)/サティシュ・クマールのゆっくり問答


そういや長いこと本屋さん行ってないなぁ。
私はやはり本は紙で読みたいから、時間作って書店で何か面白そうな本を探したいな。

2018年7月21日土曜日

暑過ぎる夏/久々に読書



この夏も一保堂の麦茶を飲んでいます


いやはや、今年の夏はどうなってんの・・・日中は36度前後の暑さ、夜も気温が下がらずよく眠れない。昨年の夏が幾分過ごしやすかっただけにこの暑さは堪えるなぁ。

エアコン入れた室内に居るのに料理しては汗をかき、食事しては汗をかき、一日に何回もTシャツを着替える日々(←毎夏のことだけど)。ましてや、外で仕事している人とか炎天下で野球している高校生とか、傍目にもぶっ倒れやしないかと心配になる。

そして暑さのせいなのか、数日前から胸全体に漬物石が載っかっているような圧迫感があって息苦しい。ロキソニンを飲むとマシにはなるのだが・・・どうも夏はイカンね。
長野も暑いらしいし、もはや涼しいのは北海道ぐらい?どこか涼しい所へ避暑したい~。

少しでも気温の下がる日を狙って外出したいな♪なんて思っていたけど、予報によるとこの先更に気温の高い日が続く模様・・・もう諦めて家でおとなしくしています(苦笑)。

てなワケで久々に本を読む事にし、夫がお勧めしてくれた本、『デイヴィッド・コパフィールド』を読み始めた。恥ずかしながら初めてのディケンズ作品。
自伝的作品という事以外は何も知らないので、最初から想像もつかない展開に今後の話が楽しみ。
繊細なタッチの挿絵も魅力的で、小学生の頃に夢中で読んだホームズ作品の挿絵もこんな感じだったような?、なんて思い出した。

細かい字でびっちり、全5巻あるので当分は楽しめそう。
やる事をさっさと済ませて夜じっくりと別世界に浸る・・・しばらく忘れていた本の魅力を思い出す夏になりそう。

2011年9月28日水曜日

読書三昧、脳三昧


台風15号が去ってからすっかり秋めいた。

つい先日まで冷房をかけ、タオルケットで寝ていたのに、今や長袖長ズボンに毛布で寝ている。じきに布団も必要になりそう。
レイノーも出やすくなったし、これからは冷えとの戦いですな。

涼しくなると何をするのもしやすい。秋になると色々したくなるのはごく自然な事のような気がする。
「食欲の秋」・・・はもちろんなんだけど、私の場合食欲は一年中有り過ぎ(笑)。運動音痴だから「スポーツの秋」は昔から当てはまらないし、やっぱり「読書の秋」でしょ!

そんなわけで(?)最近はネットで本を注文しまくり、届く端から貪るように黙々と読んでいる。
読む本のジャンルはエッセイ、小説、ドキュメンタリーと色々あるけど、やはり一番熱いのは「脳」に関する本かな。
脳梗塞になる以前から脳には深い関心があって、脳に関する本を読んでいた。
自分を形作っている「心」とは何なのか?、そもそも自分って何だろう?、自分は脳に支配されているだけではないのか?云々、脳に関する興味は尽きなかった。

膠原病の悪化で長期入院した時に、ステロイドを多量に服用した期間(プレドニン50mg/日×2ヶ月)があったのだが、その時にこれまでに経験した事のない、スーパーハイテンションな状態(いわゆる躁状態)を体験した。薬の副作用とは言え、自分で自分自身をコントロールできなかった事はかなりショックだった。それが脳と心の関係に関心を抱く直接のきっかけになった。

そして、昨年、脳梗塞になって私の中でますます脳に関する本が熱くなった。
脳そのもののしくみを解説する本から脳卒中からの回復までの様子を書いた体験本、脳卒中後のリハビリ(脳に新しい神経回路を作る事)の大切さを書いた本・・・どれも他人事と思えない分、内容がすーっと頭に入ってくる。
そして脳梗塞直後から今まで自分がやってきたこと、心がけてきたことは正しかったんだなと確信できたのは大きな収穫だった。脳の可塑性により私の脳はまだまだ回復する、年月がかかっても必ずまた以前のように動けるはずだと自信が持てた。

それにしても、脳って何てスゴイんだろう!
人体そのものも驚くべきシステムを持つ細胞の集合体だけど、それを統制しているのが脳。私達が日々当たり前のように物事を見聞きし、考えたり記憶したり、他の人とコミュニケーションをとれるのも脳の成せる技。脳が正常に機能しなくなるのはまさに緊急事態!誰にでも起こり得る脳卒中はこの世で一番怖い病気ではないだろうか。何しろ司令塔がやられてしまうんだから。

読書三昧は幸せだけど、読み終えた本の置き場に困ってる。
本棚が既にいっぱいなので、仕方なく机の上に積み重ねているのだけど、このままじゃ本タワーが幾つもできちゃいそう。本は本棚にきちんと並んでいて、いつでも好きな時に引っ張り出して読めるってのが理想だけど。狭い賃貸住宅じゃ書斎なんて夢のまた夢の話。

2011年9月2日金曜日

外来日(心電図あり)

この1ヶ月に読んだ本&マンガ


8月は殆ど家から出ずに終わった。

退院して以来すっかり遠のいていた読書に没頭した。(これくらいしかやれることがない)
久しぶりに本の世界に浸り、笑ったり涙したり・・・ 忘れてかけていた大切なことを思い出し、いくつかの気付きも得られた。
やっぱり読書は心の栄養剤になる。

さてはて。
1ヶ月ぶりの外出がまたまた病院でした。
ここのところ多忙で深夜まで仕事をしていて寝不足の彼と、長いこと不眠続きの私。
行きのTAXIでも待合室のベンチでもこっくりこっくり船を漕いでおりました(苦笑)。
ちなみに今日は病院内でも車椅子を使わず、杖をついて移動した。
いい加減自分で動かないと!


いつものように尿検査と血液検査を受け、作ってきたサンドイッチと野菜ジュースで少し遅い朝食をとった。いつも病院へ行く日は早起きしてあまり食べずに出てくるので、10時頃に一番お腹が空くのだ。 我ながらサンドイッチ持参はいいアイディアであった。今度からこうしよう。

「何だか今日は空いてるねぇ」なんて彼と言ってたのに、呼ばれるのはいつもより遅かった。
車椅子ではなく歩いて診察室に入ってきた私にドクターは一瞬驚いていたみたいだったけど、相変わらずのクールさ(?)で診察開始。

まずは先月初めに腫れた舌下腺の辺りを触診してもらう。
「うん、綺麗に消えたね。良かった」 ホント、変なことにならずに良かったわ。

で、次は気になる抗DNA抗体の値。前回急に数値が上がっていたからなぁ・・・
結果は、わずかだけど下がっていた↓ (66.6→60.2)


「良かった~」と安堵する私に、「・・・とは言え、まだまだ高い数値でプレドニンを減量できるレベルじゃないけどね」とドクター。うぅ、分かってますよぅ(涙)。


そして上がり続けていたCRPも一応下がっていたけど、これも依然正常値を超えている。
うーん、何なんですかね??でも体中痛いから納得も出来る。



さて、私が今回ドクターに一番相談したかったことは血圧と降圧剤のこと。
数ヶ月前からかなり安定していい数値になっていたのだけど、この1ヶ月半は下がり過ぎの状態が続いていた。 上が100を超えないことも多く、朝から晩まで体がだるくて立っているのが辛かったほど。それでも降圧剤の服用を勝手にやめることは出来ないのでいつも通りに飲んでいた。
血圧表に目を通し、私の話を聞いて「よし、じゃあニレーナ(降圧剤)を20mgから10mgにしてみようか。でもどうして急に下がり始めたんだろうねぇ」とドクターも不思議そうだった。
そもそも5年前に急に血圧が高くなったのだが、今度は突然下がるし・・・私の体の中で一体何が起こっているんでしょ?ともかく薬の量を少し減らしてもらったので様子を見ていくことにする。

あとこの数週間、夕方から胸の圧迫感と痛みが出現、じわりじわりとその強さが増して夜中にロキソニンを飲むという状態が続いている。ただでさえ不眠なのに、この胸痛と四肢の痛みが更に眠りをジャマしてくれるというわけ。不思議なことに朝からお昼過ぎ頃までは別に痛くない。
これについてもドクターは「うーん?何だろうねぇ。」と首を傾げるだけ。「心臓じゃないと思うけど、しばらく心電図とってないし、帰りにとっていって」と言われて診察終わり。
帰り際に「筋力これ以上落とさないようしっかり運動してね」としっかりアドバイス頂きました。

心電図はすぐ終わり(結果は次回の診察時に聞く)、会計も早く済んだ。
帰りは電車と歩きで何とか帰った。
途中、大粒の雨が降って来たけど割とすぐ止んだのでずぶぬれにはならずに済んだ。
台風12号が近づいて来ているせいで、湿気を含んだ重くて生ぬるい風が吹き荒れている。今晩辺り日本本土に上陸するらしい・・・大きな被害が出ませんように。

それにしても、病院へ行くというのは何と疲れることか!
彼と2人ぐったり・・・明日はゆっくりしよう。だーりん、お疲れ様でした。

2009年6月24日水曜日

ようやく


↑ やっとこさ村上春樹の新作、「1Q84」を手に入れた♪
彼が用足しのついでに、最寄り駅近くにある小さな書店を覘いたら置いてあったそうで、買って来てくれた。 脚は相変わらず痛くて家でおとなしくしているしかない日々が続いているけど、心躍らせてハルキワールドへしばし旅立って来ます(笑)

そうそう、ちょっぴり良いニュースが。
先月仕事を辞めて、翻訳業に就く為にあれこれ就活している彼に、ようやく一つだけ翻訳の仕事が近々入りそうだ。
小さな仕事なのでバイト程度のお金しか得られないみたいだけど、少しでも早く仕事への取っ掛かりを掴みたかった彼にとってはかなりの朗報だと思うし、私も嬉しい。
引き続き、トライアルへも積極的に応募していくつもりみたいだけど、今回のこの仕事をきっかけに少しずつでも翻訳の仕事が入るといいなと願うばかりだ。ファイト、だーりん!

私も彼の足かせにならないよう、早くこの筋炎の急性期を抜け出さなくちゃ。

2008年11月5日水曜日

読書の秋?

ここんとこ江戸時代が舞台の小説やマンガをよく読む。

以前はそういう時代ものって大して興味が湧かなかったのだけど、彼が買って来たマンガの「鬼平犯科帳」を読み出したら面白くてハマり、原作の池波正太郎の小説やエッセイも愛読するようになった。

時代劇と言えば「水戸黄門」っていうイメージが強くて(何故??)、お決まりのストーリーでつまらんって勝手に決め付けていたのだけど、いやはや、江戸時代の文化や習慣は興味深い。

かつての日本なのに、現代の日本人よりも潔いというか粋な人がもっと身近に居たような・・・
人の死が今よりリアルに感じられたからこそ、多くの人が「生きる」事に一生懸命だったような、何だか熱い時代のように思えるのだ。(もちろん、フィクションだからその辺はドラマチックに演出しているんだろうけど)

いい加減、パートでも何でもいいから何か仕事を始めなくちゃ!と焦ってはいるものの、相変わらずお気楽な主婦の身ですから、読書の秋でなくとも時間はたっぷりあるので本を読む事にも集中できるわけです。

で、久しぶりに買った宮部みゆきの本、「ぼんくら(上・下)」↓


まだ読み始めて数ページだけど、面白そうでこれからの展開にわくわく♪
今晩は早くお風呂に入って続きを読もうっと。

ちなみに本日の夕食↓


・ごはん
・みそ汁(なめこ、豆腐、ねぎ)
・ごぼう入り焼きつくね+大根おろし+ポン酢、しし唐、ミニトマト
・キムチ少々

今日は彼がいつもより早く帰宅したので一緒にご飯を食べた。
やっぱり1人で先に食事をするより、2人でニュースでも見ながら何だかんだと話しながら食べる方が美味しく感じるなぁ。

あ、アメリカの大統領選挙はオバマ氏が圧勝しましたね。
彼の若きパワーでこれからの新しいアメリカがどんな風に変わっていくのか、見物ですな。

そうそう、新居のフローリングの床が寒くて、ようやくネットでラグを購入。
先程届いたので早速居間に敷いて暖かさを実感中。
これからますます寒くなると思うとちょっと憂鬱だわ。