2011年9月28日水曜日

読書三昧、脳三昧


台風15号が去ってからすっかり秋めいた。

つい先日まで冷房をかけ、タオルケットで寝ていたのに、今や長袖長ズボンに毛布で寝ている。じきに布団も必要になりそう。
レイノーも出やすくなったし、これからは冷えとの戦いですな。

涼しくなると何をするのもしやすい。秋になると色々したくなるのはごく自然な事のような気がする。
「食欲の秋」・・・はもちろんなんだけど、私の場合食欲は一年中有り過ぎ(笑)。運動音痴だから「スポーツの秋」は昔から当てはまらないし、やっぱり「読書の秋」でしょ!

そんなわけで(?)最近はネットで本を注文しまくり、届く端から貪るように黙々と読んでいる。
読む本のジャンルはエッセイ、小説、ドキュメンタリーと色々あるけど、やはり一番熱いのは「脳」に関する本かな。
脳梗塞になる以前から脳には深い関心があって、脳に関する本を読んでいた。
自分を形作っている「心」とは何なのか?、そもそも自分って何だろう?、自分は脳に支配されているだけではないのか?云々、脳に関する興味は尽きなかった。

膠原病の悪化で長期入院した時に、ステロイドを多量に服用した期間(プレドニン50mg/日×2ヶ月)があったのだが、その時にこれまでに経験した事のない、スーパーハイテンションな状態(いわゆる躁状態)を体験した。薬の副作用とは言え、自分で自分自身をコントロールできなかった事はかなりショックだった。それが脳と心の関係に関心を抱く直接のきっかけになった。

そして、昨年、脳梗塞になって私の中でますます脳に関する本が熱くなった。
脳そのもののしくみを解説する本から脳卒中からの回復までの様子を書いた体験本、脳卒中後のリハビリ(脳に新しい神経回路を作る事)の大切さを書いた本・・・どれも他人事と思えない分、内容がすーっと頭に入ってくる。
そして脳梗塞直後から今まで自分がやってきたこと、心がけてきたことは正しかったんだなと確信できたのは大きな収穫だった。脳の可塑性により私の脳はまだまだ回復する、年月がかかっても必ずまた以前のように動けるはずだと自信が持てた。

それにしても、脳って何てスゴイんだろう!
人体そのものも驚くべきシステムを持つ細胞の集合体だけど、それを統制しているのが脳。私達が日々当たり前のように物事を見聞きし、考えたり記憶したり、他の人とコミュニケーションをとれるのも脳の成せる技。脳が正常に機能しなくなるのはまさに緊急事態!誰にでも起こり得る脳卒中はこの世で一番怖い病気ではないだろうか。何しろ司令塔がやられてしまうんだから。

読書三昧は幸せだけど、読み終えた本の置き場に困ってる。
本棚が既にいっぱいなので、仕方なく机の上に積み重ねているのだけど、このままじゃ本タワーが幾つもできちゃいそう。本は本棚にきちんと並んでいて、いつでも好きな時に引っ張り出して読めるってのが理想だけど。狭い賃貸住宅じゃ書斎なんて夢のまた夢の話。

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