2011年7月30日土曜日

ショルダーバッグ




先日買った本、『スタークロッシェで編む夏こもの』の中で一番作ってみたいと思っていたショルダーバッグをようやく編み上げた。
硬くて編みにくい糸に苦戦してかなり時間がかかった。指も傷やタコができてボロボロになったけど、まぁ何とか完成したので良しとしよう。


バッグのポイントとなるスタークロッシェ部分はこんな感じ↓


ちゃんと星形が連なっているように見えるかしら??
持ち手を本より長く編んで斜めがけできるようにしようかな?と一瞬思ったけど、結局本の表示通りの長さで編んだ。せっかく作ったんだからこの夏お出掛けする時に使いたいな~・・・まだ外出できそうにないけど(苦笑)。




←ところで問題の糸はこれ。
ハマナカのエコアンダリヤ<ラフィー>という糸。

写真をアップにして見てもらうとよく分かると思うけど、糸というよりプラスチックの紐みたいな感じ。

木材パルプを原料とする再生繊維で、焼却しても有害物質の発生が殆どなく、土中で分解されやすいという性質があるらしい。 編み進めるとかなり編地がうねってくるが、最後にスチームアイロンをかけると簡単に形を整える事ができる。

毛糸のような毛羽立ちがなく、硬くて光沢のある糸なのでスタークロッシェの模様がよく浮き出るからだろう、本ではこの糸を使った作品が多い。
麦わら帽子みたいなざっくりとした風合いがいい感じなんだけど、結構力を入れて編まないといけないので慣れるまで時間がかかる。私のように関節炎を起こしやすい人間は避けた方がいい糸かも。(でもまだあるんだな、この糸が・・・)

これだけ編んだのでさすがにスタークロッシェ編みに慣れた。
指の傷が回復したらまた何か編もう。


【使用糸:ハマナカ/エコアンダリア<ラフィー> COL.616(レトロブルー)、使用針:クロバー5/0号かぎ針】
・仕上がりサイズ:約25×28cm(持ち手除く)→本より小さめに仕上がった

2011年7月28日木曜日

外出禁止令


昨晩、「何だか喉が痛いな~」と思ったら、あれよあれよと言う間に激痛に変わった。
慌ててイソジン(うがい薬)でうがいをし、ウェットフィルター付きマスクをして床に就いたものの、痛みが気になってなかなか眠れない。意味があるのか分からないけどロキソニン(消炎鎮痛剤)を飲み、いつものようにマイスリー(入眠剤)も飲んで何とか眠りについた。

外来で病院に行く度にドクターからしつこく「風邪引かないようにね」と言われる。風邪をきっかけにSLEが再燃(病状が悪化すること)して入院する患者が少なくないからだ。
でもここ4年間、ステロイドで免疫力落としているのに風邪知らずで過ごしてきた。もしかして風邪を引くことはもうないんじゃないか?と思っていたけど、そんなワケないわな(苦笑)。
現時点での症状は喉の痛みと微熱だけだけど、油断したら風邪に発展しそうで怖い。
何とかここで食い止めなくては。

そんなわけで、彼から「当分外出禁止。おとなしくしてるべし」とのお達しが出た。
私がいつも夏に具合を悪くしているのをよくご存知の彼は、「この夏は何事もなく終わらせたい」と強く思っているようであります。ホント迷惑ばっかかけてスマンね。

マスクして、うがいして、水分いっぱいとって、家でおとなしくしてます。
・・・って既に1週間外へ出てないんだけどね。

2011年7月27日水曜日

trial and error

昨日のおやつ:千疋屋のプリンアラモード

先日所沢へ出かけたのは良かったが、その後脚が猛烈に痛くなって全く外出できず・・・今日こそは難病医療費助成の申請書(更新)を出しにポストまで歩こうと思っていたのに、結局行けなかった。

『歩ける距離をのばすためには歩くしかない。』
・・・そう思ってたまに遠出(という程の距離ではないが)して歩くとその後は大抵ひどい痛みが数日続き、その間は何も出来ない。
前に進んだと思った途端、再びふりだしに戻されるような気分だ。

退院してからは日々の生活の中で動く事がリハビリであり、衰えた筋力も徐々に脳梗塞前の状態に戻りつつあると感じている。
が、歩けない原因は筋肉ではなく脳の回路にあるわけで、時間が経てば自然と歩けるようになるというわけではない。
ここが難しい。

人は体の筋肉を伸ばしたり縮めたりして動いているのが、私の場合このONとOFFの切り替えがうまくいかない。おそらく脳の中では梗塞で死んだ回路に代わる新回路がせっせと作られているはずだが、今の段階ではまだ脳からの指令が上手く左半身に伝わらないようだ。

ぎこちない動きでどこかに無理な力をかけて歩くのだから、すぐに疲れたり痛みが出て長距離を歩く事ができない。左半身のしびれもずっと消えないので歩く度にビリビリと電流が流れる感じで(特に足の指先)気になる。

どの位歩けばちょうどいい運動とリハビリになるのか、どの位歩くと痛みが酷くて動けない状態になってしまうのか、これは試行錯誤でやってみないと分からない。それに加え杖なしで自然な動きで歩くためにはどうすればいいのか、これも常に頭の中でなめらかな動きをイメージトレーニングをしながら歩くしかない。

焦らず少しずつコツコツと積み上げていく・・・結局これしかないんだけど、気の短い私にはこれが至難の業であります。困ったもんだ(苦笑)。
痛みがようやく引いてきたので、明日こそは書類を投函しに行こうっと。

2011年7月22日金曜日

デパートへ



台風の去った後はなんと涼しい事か!(本日の都心の最高気温は25℃)
エアコンなしで過ごせるこの快適さに「夏はずっとこれだったらいいのに!」と願わずにいられない。しかし、予報では明日から徐々に気温は上がるらしい。35℃とかやめて~(涙)。

軟弱な私が外出できる好条件の陽気だったので、思い切って外出した。
昨年の夏に川越へ行った時以来の所沢。
駅の改修工事に駅周辺の商業ビルの改築工事もやっていて何だか様子が変わっていた。
このこじんまりとした街も少しは垢抜けた場所になるんだろうか。

都心のデパートより地方のデパートの方が空いているだろうという計算で所沢へ行ったのだが、意外にも人が多くて驚いた。殆どオバサンかバア様だけど・・・平日だから当然か。
退院してから買い物と言えばネットショッピングだけだったので、久しぶりのデパートに興奮♪
大好きな食器&キッチン用品が並ぶコーナーやLOFTを大まかに見て回ったけど、お目当ての食器はなかったので結局何も買わなかった。ちと残念。




ランチは余りチョイスがなくて無難に(?)中華。
彼は酢豚のランチセット、私は春雨スープとおこわのセットをオーダー。

大してお腹が減っていなかったのでちょうどいい量だった。杏仁豆腐がおいしかった。


ランチの後はもう他の店を見る元気がなくて、地下の食料品売り場を覘いてからイタリアンジェラートの店でレモンジェラートを食べて休憩し、パン屋であんぱん買って本日の冒険は終了。
帰り道は左半身が石になったように硬くなり、重い左足を引きずるようにしてやっとの思いで家に着いた。あとは夕方までベッドで死んだように眠ってしまった。

万歩計の歩数は4,527歩。またもや記録更新!
駅での移動、電車の乗り降りもあったからかなり疲れた。
既に全身あちこち痛いけど、数日後にやってくるであろう筋肉痛が恐ろしい。
が、それでも自分の足で移動できる距離が少しずつ伸びてきているのは嬉しい。
今度は品揃えが豊富な都心のデパートで買い物したいな♪

仕事があったのに中断して私に付き合ってくれた彼に感謝!夕飯も作ってくれて有難う。
彼が居てくれるからこそ私のリハビリ生活は成り立っているのです。

2011年7月20日水曜日

潜水服は蝶の夢を見る



先日、彼と一緒に見たフランス映画、『潜水服は蝶の夢を見る』は印象深い映画だった。

見た直後は何とも表現しにくい不思議な感覚に包まれたが、時間が経つにつれてボディブローのようにじわりじわりと頭の中に映画のシーンが思い起こされ、思考の海に浸ってしまう。
頭の中にとめどもなく湧き起る考えを文章にすると落ち着く性分なので(苦笑)、ここに感想を記しておく事にする。

この映画の主人公、ジャン=ドミニク・ボビーは雑誌『ELLE』の編集長として華やかで忙しい毎日を過ごしていた。そんな彼がある日息子とのドライブ中に脳卒中で倒れる。
目が覚めた時は病院で、ドクターから自分の身体が「Locked-in syndrome(LIS、閉じ込め症候群)」という状態に陥ってしまったことを告げられる。LISとは極めて稀な症状で、自分の意識ははっきりしているのに全身麻痺で身体のどこも動かせず、もちろん話す事も出来ない。まさに自分の体の中に閉じ込められたようなもので、自らの意思を外部に伝える事が非常に困難な状態である。

彼が唯一動かせたのは左目だけ。

周りの音も人の声も聞こえて状況判断も出来るし意識もはっきりしているのに、身体は全く自由にならない。言語療法士が左目のまばたきだけでコミュニケーションをとる方法を提案するが、時間も労力もかかるその方法に最初は乗り気になれない。自分の体に閉じ込められ何も出来ず、病院という空間に閉じ込められた日々に絶望し、一度は死にたいと言語療法士に告げる主人公。
そんな彼が病院スタッフや家族に支えられ、左目のまばたきでコミュニケーションする方法を会得し、編集者クロードの助けを借りて自伝を綴っていく・・・ 実話を元にしたストーリーはこんな所だ。

映画は主人公が見る世界、つまり左目から見える映像で進んで行くので、その狭い視界に慣れるのに少し時間がかかる。どういう技法を使っているのか想像もつかないが、この映像が妙にリアルで主人公と自分が一体化しているような感覚にとらわれる。

脳梗塞を経験した私にとっては共感できる点も多かった。(脳幹部に梗塞があったのも同じだ)
それこそ自分の頭の中はクリアなのに、半身麻痺のせいで身体が自由に動かせず、食べるのも排泄するのも人のお世話にならないといけない。そのもどかしさと恥ずかしさ。顔の筋肉も麻痺しているので左の口角が下がって上手くしゃべれない(ろれつがまわらない)。自分では普通に話しているつもりだが人に何度も聞き返される。苛立ちと悔しさがこみ上げる。
何をするのにも人に頼まなくてはいけない。でも、看護師は一人の患者にかまってはくれない。毎日ただ時間だけが恐ろしく長く過ぎていく。休日で医療スタッフの少ない寂しい病院で過ごすつまらない一日。見舞いに来た家族が帰った後の静けさと孤独感・・・等々。人事にはとても思えなかった。

半身麻痺ですら大変だったというのに、この主人公は動かせるのは左目だけ!しかも私のように日々体が動いていく気配も殆どない。時々、彼が重い潜水服を来て水中に漂うシーンが出るのだが、その表現は彼の状態をよく表していると思う。
愛する我が子に触れることさえ出来ない彼の身を想像するだけで絶望してしまいそうなのに、映画は時にコミカルに、リズミカルに進んで行く。思わず笑ってしまうシーンも多く、悲壮感はあまりない。
車椅子に乗せられて浜辺で過ごすシーンを中心に美しい映像が流れる。効果的に使われている音楽もいい(彼の回想シーンで使われるU2の「Ultra Violet」が頭に残る)。
これが日本で作られたら単なるお涙頂戴ものに終わってしまうような・・・。フランス映画って独特の世界観があるけど、見る側にあれこれ考えさせてくれるので私は結構好きだ。

脳梗塞直後と比べればずっとずっと動けるようになっているものの、毎日左半身のしびれや動かしずらさにもどかしい思いをしていた私だが、この映画を見た後はそんな文句は言えなくなった(笑)。格好悪い歩き方でも自分の2本の脚で何とか歩いて移動でき、食べ物を味わって食べれて、自力でトイレに行ける事に改めて感謝した。

「生きる」って何なんだろう、そんな事を日々つらつらと考えている私にとってこの映画は色々なことを考えさせてくれた。
どんな状況に陥ってもそこから何かを生み出せる人間がこの世に存在するという事実。
普段人間ってロクな生き物じゃないと思っていても、こういう人が居るんだと知るとまだまだニンゲンも捨てたもんじゃないな、と思えるから不思議だ。


2011年7月14日木曜日

SLE患者に朗報?


Lupus Canadaより配信されたメルマガ


先日、いくつかのサイトを経由して『Lupus Canada』という団体が立ち上げているサイトに辿り着いた。
私が患っている病気、「全身性エリテマトーデス」の英語名は「Systemic Lupus Erythematosus」と言う。その頭文字をとって「SLE」と呼ぶが、英語圏ではこのSLEを「Lupus」と呼ぶ場合も多いようだ。
長くなったが、つまり『Lupus Canada』はSLE患者とその家族をサポートするカナダの団体だ。

数日前、そのLupus Canadaより会員登録後初めてのメルマガが配信されてきた。
見出しの「約50年ぶりのSLEの新治療薬!」に視線が止まる。
メルマガにはその新薬(Benlysta)の事は詳しく載っていなかったので、他のサイトで公開されている情報をざっと拾い読みしてみた。
その概要は以下の通り(一部抜粋)。


2011年3月9日、FDA(米食品医薬品局)はHuman Genome Sciences社が15年かけて開発した、『Benlysta(belimumab)』をSLEの治療薬として承認した。(SLE治療薬の承認は1955年以来の事らしい)
BenlystaはSLEの発症に関与すると考えられるB細胞を刺激するタンパクの活動を阻害し、異常なB細胞の数を減少させる初の薬剤。1ヶ月に1回、点滴静脈注射により投与される。
適応症は、ステロイド、抗マラリア剤、免疫抑制剤、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)などの薬剤で標準治療を受けているSLEの患者。
Benlystaの安全性と効果は、1,684例の症例における臨床試験で確認された。
通常の治療に加えてBenlystaを投与したBenlysta治療群はプラセボ群よりも症状が少なく病気の再燃もより軽度であった。但し、効果が見られたのは白人被験者の35%で、黒人患者には良い反応が見られなかった。副作用としては吐き気、下痢、発熱などが認められた。
FDAはメーカーに対して黒人患者に対する追加試験を行うよう要求している。

・・・というのが大体の内容だが、黒人にはこの新薬は反応が良くないらしいので、果たして黄色人種にはどれほどの効果があるのか?私は日本人なのでそこが気になる。効く人にはかなり良く効く(痛みが軽減される)らしいけど、ステロイドに取って代わるほどの薬になるかどうかはまだ分からない。

自分の病気がSLEだと知ってネットで色々SLEに関する情報を貪欲に集めた時期もあったが、最近じゃすっかりそういう意欲も消えていた。病気の事を詳しく知っても嬉しくなる様な事はないし、結局今のSLE治療はステロイドに頼るだけしか手立てがないと分かってしまったから。
でも今回のメルマガをきっかけに、世界各地でSLEに関する研究や薬の開発は着実に進められているんだと知って少しだけ希望を持つことが出来た。

Benlystaがいつ日本に入ってくるのか、治験がいつ行われるのかは分からないけど、こういった新薬の臨床試験は速やかに行って欲しい。ステロイドより副作用が少なく、SLEに特化した治療薬が一日も早く私達患者の元に届きますように。

2011年7月13日水曜日

信州蕎麦



雨があまり振らなかった梅雨が終わり、毎日うだるような暑さが続いている。
エアコンの風は嫌いだけど、つけないことには何も出来ない。
幸か不幸か、食欲だけはしっかりあるので今の所は夏バテする気配なし(苦笑)。

先月は睡眠薬なしで割りと眠れていたのだが、今月はずっとお世話になっている。
ベッドに入るのも遅いし、眠れなくてうだうだしてて薬を飲むのが午前2~3時頃、それから寝入るまでにまた1時間ほどかかってしまう。結果、起床は毎日10~11時頃。これではイカンと思うのだが、夜遅くまで仕事をしている彼に合わせるとどうしてもこうなってしまう(私だけ先に寝ればいいだけなのだが、彼が起きていると眠れない困った性分)。

今朝は朝9時に玄関のチャイムが鳴って、ぐっすり寝入っているところを無理矢理起こされた。
チャイムを鳴らしたのは宅急便のおねーさん(最近多い)で、荷物は父からだった。
先日私達が父へ送ったお中元のお返しらしい。生蕎麦2人分×3袋、生わさび付きだ。


早速、お昼に茹でて彼と食べた。
すりおろしたわさびの香りとほのかな辛味が蕎麦の甘みを引き立てて美味しかった。やっぱり乾麺より断然生の方が風味がいいね。

そういや、去年の今頃に長野へ帰って蕎麦をいっぱい食べたんだっけ。あれから1年、早いですな。その2ヶ月後に脳梗塞になるとは・・・。
人生何があるかホント分からん。やりたいことはその時にやっておかないと!と思う。
そういう意味では体調不良のきっかけになったとは言え、あの時思い切って帰省しておいて良かった。

いつになるか分からないけど、また美味しい蕎麦を食べに長野へ帰るつもりだ。
それには歩ける距離をのばさないと・・・と思いつつ、この暑さで外へ殆ど出られない。夜になっても暑いし、彼の仕事が忙しい事もあって「夜の散歩」は未だに実行していない(多分一人でも大丈夫だと思うのだけど、すっころんだりしたらと思うと怖くて・・・)。

今までの経験によると夏に病気を悪化させることが多いので、この夏は無理せずおとなしく過ごそうと思っている。もう入院したくないし、彼も「それ(入院)だけは勘弁ね」と言ってるしね(苦笑)。


2011年7月8日金曜日

外来日

CRP値の推移・時系列グラフ

今朝方(3時半頃)、彼の大きな寝言で目が覚めた(何て言ってたかは覚えてない)。・・・と、その数秒後、ガタガタとベッドが小刻みに揺れた。また地震だ。
真っ暗な中でTVをつけて地震速報を見たら、東北と関東の北で震度3程度の揺れがあった模様。
最近また地震が多いような・・・
つい先日では松本で震度5強の地震があったばかりだ(実家や祖母の家では物が落ちたりしたが大きな被害はなかったそう)。3月11日に起こったあの地震のようなどでかい地震はそうはやってこないだろうと思いつつ、揺れに敏感に反応してしまう。
ベッドに戻って再び寝ようとしたら、彼が「けっきょく・・・」と言う。また寝言らしい(苦笑)。
結局何なのよ??と続きがないのかと耳を澄ましたが後は寝息だけ。気になるじゃん!(笑)。
その後なかなか眠れなくて困った。ようやく寝たと思ったら目覚ましで起こされた。

そんな訳で例によって眠気まなこでTAXIに乗り込み、病院へ向う。
今日は道が混んでいていつもより20分ほど余計に時間がかかった。やっと病院へ着いたと思ったら、今度は診察カードの磁気がイカれたらしく受診手続きがうまくいかない。
トイレに早く行きたいのに何てこと!
何しろ未だに漏らすキケン性が有るので尿意を感じたらすぐトイレへ行かないと安心できない。尿検査で尿を採る必要があったのですぐトイレに直行出来ず、新しいカードが出来上がるまで必死に車椅子に座って我慢した。5分後、新しいカードで受診手続きをして慌てて検査室へ行き、何とか漏らさずに済んだ。ほっ。

節電の為、極力照明を抑えた暗い院内はちょっと不気味。
「眠いね。お腹減ったね」を連発しながら、診察室に呼ばれるまで1時間ほど待った。

尿検査の結果は白血球の項目で(1+)が出ていた。うーー、また膀胱炎か。
「どうしても夏場は汗で体の水分が出て尿が少なくなるからなりやすいんだよね。こまめに水分を摂るようにして。」とドクターから言われた。

気になる抗DNA抗体の値は、55.4 → 55.5とほぼ横ばいの数値。
「プレドニンを9mgと8mg、交互に飲むって事は出来ないんですか?」と聞いてみたけど、「こちらとしてももう少し減らしたい所だけど、今の段階ではちょっと減らせないなぁ」との返事。
退院する前からずっと9mgは変わらぬまま。せめて2009年の5月時までの服用量の7mgになればいいのに、というのが今の私の希望。ホント、プレドニンを減量するって簡単にいかないわ。

そしてまたまたCRP(炎症値)が前回よりも上昇。
「CK値は正常値内だから筋肉が壊れているわけでもないし、急上昇してるわけではないから何かに感染してとも考えにくいし・・・うーん、何だろうねぇ、これは」とドクターも原因を特定できなさそう。
体のあちこちは確かにずっと痛いのだけど、これはヨガやピラティスから来る筋肉痛だと思われる。
ドクターが言うには「痛みとCRPの上昇は必ずしも関係あるとは言えない」そうな。「SLEによってCRPが上がる事はあるけどね。抗DNA抗体の値も少しずつ上昇しているから、それが関係しているのかもしれない」とも。
何か別の病気の前触れじゃなきゃいいんだけど・・・コワイなぁ。

前回の診察時に血中のアルブミン値が微妙に少ない状態が続いているので、たんぱく質を中心に栄養バランスのいい食事を摂るようにドクターにアドバイスされたので、この1ヶ月は積極的に肉を食べていたつもりだったけど・・・今回もアルブミンは正常値より僅かに少なかった。ナゼ?
これに関しては「引き続きしっかり栄養のある食事をとるように」と言われた。

中性脂肪がやたら高く、善玉コレステロールが少ないのは「明らかに運動不足から来るものだね」とハッキリ言われた(涙)。普通の人と比べたら、私が一日に動いている量ってどのくらいだろう?1/5くらい?もっと少ないかも・・・脳梗塞後は更に動かなくなったし。
食事の量は脳梗塞前と同じくらいとっているのに運動は殆どしてないから、退院後体重も体脂肪も一気に増えたのは当然か。自分が思っている以上にもっともっと動かなきゃ。

帰りはまた電車と徒歩で頑張って帰った。(万歩計の歩数は2,555歩だった)
地下鉄のエレベーターがホームの端っこにあって遠いので、今日は杖をついて階段を上った。何とか上れた事に自分で感心してしまった(笑)。次回の外来時には寄り道できるかも??
強い紫外線と異常に高い気温の中で歩くのは危険だから、夜出来るだけ歩くようにしよう(←毎度何か目標を立てるのに続かない困ったヒト・汗)

2011年7月7日木曜日

CS作品#10 Navy blue sampler


かぎ針編みで作るショルダーバッグは糸に苦戦してしばらく放置・・・
代わりにこのサンプラーをステッチしていたんだけど、ここの所の暑さで集中力が途切れて思うように進まなかった。約1ヶ月かかってようやく完成~

デザインはDMCのホームページ内にあるDMCクラブの『フリーチャート』のコーナーよりダウンロードしたもの(DMCクラブの会員に登録する必要あり。無料です)。
アルファベットサンプラーは1回やればもういいやって思っていたけど、これは刺しゅうしたくなった。どうもマリンテイストに弱い。

フリーチャートはテーマ別に豊富なデザインがあるので、手持ちの本で刺しゅうしたいデザインがもう無いという人にはオススメ。ビミョーなデザインも結構あるけど(苦笑)、根気よく探せば何かやってみたいと思えるものがあるはず。

刺しゅう糸は1色のみで糸を変える必要がないのは楽だったけど、刺す回数はかなり多くて仕上がりまで時間がかかった。
6本買えば足りるだろうと思っていた糸は、図案の最後の外枠分だけ糸が足りなくなって急遽買い足し、結局7本は必要だった。出来上がった作品は今までの中で一番大きなサイズになった。

夏の間に仕上げてみたいクロスステッチのデザインがあるのだけど、またかぎ針編みにトライしようと思う・・・まとめて糸買っちゃったから、何としてもこの糸に慣れて使いこなさなくては!


【使用布:オリムパス刺しゅう布 #3800 アイーダ(オフホワイト)、使用糸:DMC 25番刺しゅう糸 #824/3本どりで刺しゅう】
・仕上がりサイズ 刺しゅう面 約26cm×27cm

2011年7月3日日曜日

Newサンダル



何年かぶりにサンダルを新調した。

脳梗塞になるまで考えた事もなかったけど、サンダルを履いている時、人は足の指に力を入れて靴が脱げないようホールドしてるんだよね。
左半身に痺れが出始めて慌てて病院へ向った時、何故か左足のサンダルがすぐ脱げてしまう。
おかしいなぁと思いながら何度も手でサンダルを足に履かせてやるがぽろっと落ちてしまう。麻痺して左足に力が入らなくなってしまったせいだと気付くまで少し時間がかかった。

退院してからは簡単に脱げないように靴はいつもスニーカーを履いていたけど、さすがにこの暑さでサンダルが履きたくなった。が、今までのサンダルはアンクルストラップが無いので歩いている途中に脱げてしまうキケンがある。・・・で、通販でアンクルストラップ付きのサンダルを購入したというわけ。

実際に店へ出向いて自分で履いて選べれば良いのだけど、それが満足に出来ない私のような人間にとってネットショッピングは実に有り難い。
目星を付けた3足のサンダルを注文し、試し履きをして気に入った1足だけ買った。(履き心地で選んだら、結局一番期待してなかったサンダルに決まった。今は見た目より安全性を重視!)
残りの2足は返品送料なしで引き取ってもらった。ここ、嬉しいポイント。

せっかく買ったけど、まだ履いてお出掛けしていない(苦笑)。
気温が余り高くなくて陽射しが弱い薄曇の日が一番出かけるのにベストな条件なんだけど、今の時季なかなかそういう日がないのよね。夜の散歩もアリかなと考えている。
西洋画の裸婦像のごとく見事に突き出たお腹を少しでも引っ込めるために運動しなくちゃ(汗)。