2013年10月18日金曜日

外来日(プレ6mg → 5mgへ!)


実家の庭に咲いていた紫式部

先週は日中の最高気温が30℃前後とまるで夏のような暑さが続いたけど、先日猛威を振るった台風26号が去った後は急に寒くなった。これが本来の陽気なんだろうけど、この気温差は体に応える。
今朝は冷え込んだので薄手のセーターにパーカーを羽織って出たけど、それでも寒くて病院に着いた時は両手の指先にレイノーが出ていた。これからは寒さ対策が必要ね。

さて、本日の検査結果は・・・
尿検査が久しぶりにどの項目にも異常が無かった。潜血も陰性でほっとした。
血液検査の結果は、今年の初めからじわりじわりと減少していたMCV(赤血球の大きさ)の値が今回も下がっていた(下の写真↓)。
今は貧血の自覚症状はないけど、ドクターが言うには、「少ない材料で赤血球を作っているわけだから、言ってみれば質の悪い赤血球で何とか頑張っている状態」だそう。そんなワケで材料を補給するべく、昨年一時期飲んでいた鉄剤(フェロミア錠)をまた服用する事になった。
薬は極力減らしたいけど、ひじきを食べる程度じゃ鉄分は増えないし、ここは鉄剤の力を借りよう。

抗DNA抗体の値は14.2 → 14.9 U/mLへと僅かに上昇していたけど、ドクターが「それでもそろそろプレドニンを5mgにしてみようか?」と提案してくれたのでもちろん快諾した。
遂にプレドニン5mg!過去最少量をまた更新!ハンパなく嬉しい。

2006年12月に多発性筋炎を悪化させて入院。その時に50mgからスタートしたプレドニンの服用・・・約7年を経てようやくここまで来たか~、感無量ですわ。
当分は5mgを維持量として減量はせずに様子を見ると言われたけど、プレドニンが減らせなくても今後調子が良くなれば次は免疫抑制剤を減らしてもらえると思う。

CK値は3か月ぶりに正常値に戻った。中性脂肪や血小板の値が高かったけど、プレドニンが5mgになった事がめでたくて(?)後の結果はもう何でもよろしい(笑)。
一週間は無理をしないよう注意深く様子を見るよう言われ、診察終了。

病院の帰りはたまには息抜きしたいという夫と待ち合わせして池袋でランチとお茶し、デパ地下でお菓子を買って帰宅。万歩計は8,695歩をカウントしてた。
今週末はまた天気悪そうだし夫は仕事詰まってどこにも出れそうにないから、プレドニン減量後の休息にはもってこいかも。家でのんびりゲームでもしようっと♪(←週末じゃなくてもいつもやっているが・・・)

明日からプレドニン5mg/日です!わーい。

2013年10月11日金曜日

江ノ電で腰越へ




今年に入ってからずっと鎌倉へ行きたいと思っていたけど、夫が多忙でなかなか行く機会が訪れず・・それが本日ようやく実現♪

今まで何度か行った八幡宮や大仏(鎌倉観光の定番スポット)はパス。江ノ電沿線でどこか行った事のない所へ行こうという事になり、港の写真が撮れそうな腰越へ。


朝はどんより曇っていたのに、腰越へ着く頃には真っ青な空に太陽が照って申し分ない天気になった。

駅を降りるとかすかに海の匂い。
通りへ出ると路面を走る江ノ電が見えてテンションが上がる。(トップ写真↑)
早く海へ写真を撮りに行きたい所だったけど、お腹が空いていたのでまずはお昼を食べに「漁師の店 ●●丸」へ行く。
店へ行ったらすぐご飯にありつけると思いきや、店内で20分程待った後で2Fの座敷へ通され、そこで更に20分くらい待った。食べたのは焼き魚定食(夫はカイワリ、私はマアジ)。
まずくは無かったけどサービスが良いとは言えなかったし、正直1時間もかける価値は無かった。



何だか出鼻を思い切りくじかれて気分悪かったけど、気を取り直していざ腰越漁港へ!
・・・と思いきや、腰越漁港の看板の下に「一般の方は入れません」の文字が・・・「漁港で船の写真を撮る」という本日の目的は果たせずここで終了。ちーん。

調べが甘いと夫に言われて返す言葉もなく(苦笑)、次の目的地「小動神社(こゆるぎじんじゃ)」へ向かった。

小動岬の一角に建つこの神社には人の気配はなく、境内はひっそりとしていた。
腰越駅を降りた時にも感じたけど、このエリアは鎌倉や長谷と比べると観光客が殆ど来ていない様子。
ま、人が居なくて寂しげな所は好きなんだけど(笑)、江ノ電沿線の街としてはもう少し活気が欲しい所。

ほっかむりをした狛犬がユーモラス→

神社の外れに展望台があったけど、コンクリートのイスは崩れかけてかなりボロボロだった。
柵が邪魔だったけど、ここからは江の島も見えて景色は良かった↓


良い景色を見た後は、海の近くまで足を延ばした→

腰越はしらす漁が盛んな場所なので、至る所で「しらす丼」や「しらす直売」の文字を見かけたけど、しらすを干している風景には出会えなかった。残念。


海の見える景色っていいなぁ。

心が解放される感じ!

駅へ向かう途中、海沿いに走る江ノ電を何度か目にする。
どこへ行っても江ノ電を撮ろうとカメラを構える人が居て、つくづく江ノ電は人気があるなと感じた。


住宅街をぬって走る江ノ電。
電車と家との間がすれすれ!→

地元に住んでいる人は慣れっこなんだろうけど、見慣れぬ観光客にはびっくりする光景だよね。

腰越の散策を終えて再び江ノ電に乗り、一旦「鎌倉高校前駅」で降りる。
ここのホームからは江ノ電と江の島のツーショットが撮れるスポットとして知られている。鉄道ファンじゃないけど、そのショットは是非カメラに収めたいと1本分だけ電車を待って撮ってみた。


←鎌倉方面からやってきた電車が停車。どやどやと人が降り、車掌さんが「発車しまーす」と手を挙げている図。


そして藤沢方面へ向かって去っていく電車→

一応、江の島と江ノ電のツーショットは撮れたけど、逆光で真っ暗な写真になってしまった。
後で加工してみたけど、イマイチな絵に・・・いきなり良い写真は撮れないか。


次にやって来た電車に乗り、鎌倉駅へ向かう。

30℃以上の暑さの中、強い日光にさらされてクタクタ。
鎌倉に着いたらとりあえずコーヒー飲んで休もう!なんて話していたのに、先頭車両に乗ったのでつい真ん前に立って鎌倉に着くまで景色を見てしまった。

一番前から見る江ノ電沿線の風景は表情豊かで面白かった。ファンが多いのもうなずける。


鎌倉に到着し、JRの鎌倉駅(→)へ出るとそこは人、人、人。
観光客に修学旅行で来たと思われる若者達で溢れかえっていた。
閑散としていた腰越と大違い。

小町通りでお茶するのはすぐに諦め、駅前にあった喫茶店に入ってやたら薄いアイスコーヒーでとりあえず一息入れる。

帰りは余りの混雑ぶりにお土産を買うのもやめてさっさと電車に乗ってしまった。疲れ果てて車内では眠ってしまった。

当初の目的であった漁港の写真は撮れなかったし、入った飲食店はハズレだったし、こんなんだったら無難に八幡宮にでも行けば良かったのか・・・とも思ったけど、湘南の海が見れたのと江ノ電の写真が撮れたので良しとしよう。

2013年10月8日火曜日

無知


昨年終わりに6Dを買ってもらって以来、それまで使っていた50Dはすっかりサブ機になってしまった。(一眼レフカメラの話です)
サブと言えども毎日のように使っているし(主にCOOKPADのつくれぽ用・笑)、画質だっていいので相変わらず現役で活躍している。

その50Dが急におかしくなった!
カメラを被写体に向けてシャッターを半押しする。AF(オートフォーカス)でピントが合ったらシャッターを切る・・・通常はこの手順でピントの合った写真が撮れる。

今回の問題は、シャッターを半押ししてAFされているはずなのに、ファインダーから覗く画像がぼやけたまんま。それでもそのままシャッターを切ると、その撮った写真はきちんとピントが合っている。
つまり、AFはきちんと合っていて撮った写真も問題がないのに、撮る時にファインダーから見る画像はぼやけている・・・という変な現象が起こった。

つい昨日まで問題なく使えていたのに、急にナゼ??
別のレンズに交換しても症状は同じ。とするとレンズではなくカメラ本体に問題がありそうだ。
これは修理をお願いするしかない!と早速、新宿にあるキャノンSCへカメラを持って行った。

で、見てもらった結果・・・
←「視度調整つまみ」を調節するだけで問題解決。

ファインダーを覗きながらこのつまみを調整する事で、AFフレームが自分にとって一番鮮明に映るようにすればいいだけの事だった・・・

どうやら知らぬ間に(おそらくカメラ本体を布で拭いた時)このつまみを回していたらしい。それでファインダーから覗く画像だけがぼやけていたというワケ。

こんな基本的なことを知らずにのこのこキャノンまで行ったと思うと恥ずかし過ぎる!!
いかに基本的なこと抜きでカメラをいじっているのかバレバレ。あぁ、無知ってコワイ・・・


余りに予想外な結果にこのまま駅に向かう気がせず、せっかくだから少し写真を撮って帰る事にする。
キャノンから程近い所にある都庁はいつ見てもでっかい。


壁には東京五輪の大きなポスターがあった→
2020年のオリンピック開催に向けて都庁の人達は忙しくなるんだろうな。

10月だというのに天気が良くて気温も高い。
ギラギラとした太陽の光を受けながら歩いていたら汗が滝のように流れた。




西新宿は高層ビルが多くそびえ立っている。
今度機会を作って都庁の上にある展望台から摩天楼を撮ってみたい。
長らく行ってない中央公園の紅葉を撮るのもいいかも。


久しぶりに外で50Dを使ったけど、フルサイズの6Dに比べると被写体がファインダーに入る範囲が狭いので風景写真は物足りないものになってしまうな。(特に横の写真)

新宿駅に着いた時も汗は乾かないので気持ち悪い。
夫へのお土産にルミネ内にあるDEAN & DELUCAで焼菓子を買ってそそくさと家に帰った。

赤っ恥かいたけど、いい勉強になりました(苦笑)。
7,466歩も歩いていい運動にもなったし。(階段の上り下りも頑張った!)
それにしても、カメラの知識はちゃんと頭に入れないとね・・・


2013年10月3日木曜日

9/29 祖母の家でランチ



あっという間に帰省最終日。
いつもタイミングが合わず、何と9年ぶりに会った叔父に迎えに来てもらって祖母の家へ。
着いた時、祖母は家のすぐ隣にある小さな畑で作業をしていた。

3年ぶりに会った祖母は変わらず元気そうだった。
88歳にもなれば動きはテキパキという訳にはいかないが、父方の祖母と違って畑仕事も料理も日常的にしているし、絵手紙やコーラス、旅行と趣味多彩で生き生きしている。

まず家でもみじ饅頭と芋羊羹でお茶を頂きながら、叔父と祖母の3人で色々話をした。
結婚して今や父親になった従弟の話も聞いた。従弟とももう10年以上会ってない(苦笑)。

その後、一人でカメラを持って祖母の家周辺を少し歩いた。

都会暮らしが長くなって田舎の何てことない風景が妙に新鮮に感じる。


この辺りの稲刈りも既に終わっていて、穂の垂れた稲を見る事は出来なかった。

←ワラで作ったとんがり山(?)が可愛らしい。

夏から秋にかけて咲く花々(朝顔やムクゲ、コスモスや百日草、ケイトウなど)があちこちに咲いていたのも撮ったけど、祖母の畑の野菜もあれこれ撮った。


夏野菜はもう終わりだろうけど、ミニトマトにしし唐、ピーマン、なすがまだ少しなっていた。

祖母はこの小さな畑の他に、もう少し離れた所に大きめの畑を持っている。
両方の畑の管理をするのはかなり大変な作業だと思うが、畑仕事をし続けているのが祖母の元気の秘訣なんだろう。


←畑で写真を撮っていたら、前方遠くに一匹のにゃんこを発見!

野良だった猫を飼い猫にしたという「みぃちゃん」だと思われるが、あっという間に逃げられてしまった(苦笑)。

次回はちゃんと撮らせてね~


お腹は減っていなかったけど、お昼に呼ばれたので家に入って再びテーブルにつく。
五目ごはんに味噌汁、里芋が入った煮物、卵焼き、漬物にトマト・・・祖母が作った素朴な料理が次々にが並んだ。こういうご飯が一番嬉しい!


残念ながら私はアルコールが飲めないので、信州のりんごジュースで乾杯して「いただきます」。
どれも薄味でとても美味しかった。祖母の卵焼き、ずっと食べたかったので食べれて幸せ♪


食後の一息を入れる時間の余裕もなく、祖母と別れて叔父の車で松本駅まで送ってもらった。
慌ただしい訪問だったので、次は今回仕事で会えなかった叔母とも会ってもっとゆっくりしたい。

駅のアルプス口(西口)で降ろしてもらった→
こちらの口へ来たのは初めて。ピカピカですな。


←帰りは普通のあずさに乗った。(スーパーあずさは停車駅が少ない、普通のあずさは多い)

新宿駅で夫と待ち合わせて買い物して家に帰ったけど、田舎から都会へ戻ると何と言ってもその人の多さに圧倒される。皆早歩きだしね。
しかし、今ではここが私のホームタウン。やはり自分の家に戻ると落ち着く。

2泊3日の短い滞在だったけど、久しぶりに秋の信州に行けて良かった。(紅葉はもう少し先だけど)
祖母に元気な姿も見せれたし、新蕎麦じゃないけど美味しい蕎麦と祖母の卵焼きも食べれたし満足満足。

今年は4月と9月の2回も帰省出来た。
それだけ動けるようになってきたって事よね。

寒い冬に帰るのは身体的に無理だけど、また暖かくなったら気軽に帰省しようと思う。

2013年10月2日水曜日

9/28 蔵久で蕎麦ランチ



帰省2日目は友人の運転する車で安曇野にある「蔵久」へ行って来た。
以前、祖母と叔母と一緒に行った時に、今度行く時は是非ここでお昼を食べようと思っていたのでその願いが叶って嬉しい。


週末だから混んでいるかな?と思ったけどそれ程ではなく、すぐ日本庭園が見える窓側の席につけた。

食事のメニューは蕎麦のみ(盛蕎麦、とろろ蕎麦、ご飯やおかずも付いた蕎麦ご膳)。
私も友人もとろろ蕎麦を頼んだ。

友人とあれこれ話に花が咲く。


↑くせのない蕎麦に粘りのあるとろろが絡んで美味しかった。量もちょうどいい。
後から来た蕎麦湯の横に、新商品だという米粉で作られたかりんとうが少し添えられていた(かりんとうの店ですからね)。軽くてさくさくとした食感がおかきみたいで変わっていた。


食べ終わった後で店内にある売店にて夫へのお土産にかりんとうを幾つか買った。

カフェのある中庭では、地元の小学生が昼過ぎから始まるコンサートの前練習をしていて大きな音がしていたので、カフェに入るのは諦めた。

次回こそはここで揚げたてかりんとうを食べよう・・・


蔵久の外には広大な田んぼが広がっていて、そば畑もあった。
そばの花を見るのは久しぶり!昔は通学路の横にあったりしてよく見たのにな。


黄金の稲穂をカメラに収めたいと思っていたけど、こちらの予想に反して稲刈りは殆どの田んぼで終わっていた。
今年は夏が暑かった分、例年より早く刈ったらしい。

山になったもみ殻を燃やす風景を何度か目にした。煙が何ともいい匂い(笑)。

蔵久のカフェに入らなかったので、そこから程近い所にあるスワンガーデンへ行き、あづみ堂(おやきやお土産を売る店)へ入っておやきでお茶にする事にする。



ここには生地のタイプや中身が違う手作りおやきが何十種類も置いてあって、買ったおやきを店内の炭火で焼いて食べる事も出来る。

友人お勧めの長なすのおやきを買って早速焼いて食べた→

甘辛い味噌となすは相性抜群で美味しかったけど、炭火から発せられる熱気で汗ばんでしまった。
冬はあったまって良さそうね。

蕎麦とおやきを食べてお腹いっぱい。
帰りはちょっと寄り道してもらって友人が知っている眺めの良い所までドライブしてもらった。



彼女の母校である小学校(今は彼女の息子たちが通っている)の敷地から見下ろす風景や、木に囲まれた小さなほこらのある風景(↑)を見たり、昔の豪農の邸宅の近くにも行った(→)。


そんなこんなで友人とおしゃべりしながらのドライブを終えて、実家まで送ってもらった。

秋晴れの青空、連なる山々、広大な田んぼ、美味しい食事、気の置けない友人との楽しい時間・・・ふるさとに帰って来て良かったなぁと思った一時だった。

ちなみに夜はまた父が知人らに誘われて外に飲みに行ったので、私は父が作ったせんべい汁(青森の郷土料理)とチヂミ(父行きつけの韓国料理店で作ってもらったもの)で一人ごはんだった(苦笑)。

日頃、家では痴呆の進んだ母親とまともな会話が出来ないので大いにストレスがあるようだが、父はうまくそれを発散しているような気がする。親が元気なのは子供にとってありがたいことだ。
祖母の事も含めて私は父に何もしてあげられないけど、せめてこうして時々帰省する事が私に出来る唯一の親孝行かなぁ・・・

9/27 松本で蕎麦ランチ



今回の帰省の目的は、脳梗塞後一度も会っていない祖母(母方)に会いに行くこと。
祖母とは年に何回か手紙でやりとりしていて、先日もらった手紙で先月で88歳になった事を知った。
米寿祝いに何か物を贈るより、直接会いに行って元気な姿を見せたいな・・・ついでに新蕎麦も食べちゃおう♪ってな計画を立てたわけ(笑)。

行きは今年4月に帰省した時と同じスーパーあずさに乗って行った。(新宿に早く着き過ぎてホームでかなり待ったので写真を撮った↑)


車窓から次々に目に飛び込んでくる秋の風景を楽しみながら、予定通り2時間半で松本駅に到着。

来る時東京も晴れていたけど、松本も真っ青な空が綺麗な快晴!東京より空気は乾いていて日差しが強い。

駅の改札で父と合流し、タクシーに乗って以前も入った事のある父の行きつけの蕎麦屋、「佐々木」へ。

松本のそば祭りが10月初旬にあるので、てっきりもう新蕎麦が食べられるかと思っていたら、佐々木で新蕎麦が食べられるのは10月中旬からだそう。がーん。

しかし、店主によると新蕎麦はボジョレーヌーボーのように香りを楽しむもので、本当に旨い蕎麦はよく寝かせた蕎麦だそうで・・・その一番旨い蕎麦を頂きました。

前回ここに来た時は寒くて温かいかけ蕎麦を食べたので、正直、蕎麦の香りや味を堪能する事は出来なかった。今回食べたシンプルな盛蕎麦は、味、香り、歯応えの全ての点で満足出来た。
つゆ(これが又旨い)で食べるのも勿論美味しかったし、添えられていた塩をほんの少しかけて頂くのも蕎麦をダイレクトに味わえて新鮮だった。キンキンに冷えすぎてない、ちょうど良い冷たさも◎。

とても感じのいいご夫婦で切り盛りしている蕎麦のお店、「蕎麦倶楽部 佐々木」お勧めです。
日本酒も種類豊富に取り揃えているようで、父はよく飲んでいるらしい。


美味しい蕎麦を食べて満足した後は、食後の運動も兼ねて駅まで歩く事に。
ここ近年の帰省ではいつも松本城と中町へ行ってたけど、今回は上土町(あげつちまち)を通ってみた。

上土町は大正ロマン香る町並みをうたっていて、古い建物が多く洋館風の建物も点在している。

寂れた感じが写真の被写体としては良いのだけど、父がずんずん先へ歩いて行ってしまうので、ゆっくりシャッター切れず、今回はいい写真が撮れなかった(涙)。
またの機会に落ち着いて撮ってみたい。


立ち飲みBARの外に置いてあった沢山の酒瓶→


ベンチに座って少し休み、女鳥羽川にかかる橋を渡って中町通りへ。
天気がいいので蔵造の白壁が眩しい。
あっちもこっちも写真撮りたい!と思っても、父は立ち止まる事なく先へ先へと行ってしまう↓



中町に来たら竹風堂であんみつでしょう♪って事で、いつものクリーム栗あんみつを頂く→

器と中身が少し変わっていたけど、甘い栗あんは疲れが和らぐ美味しさ。
父は味わってるんだか何なんだか、あっという間に平らげていた。


←蔵シック館の前にあったベンチに座って一休憩し、


源智の井戸」で冷たい水を飲んで一息つく→

座って休む間もなく、その後父が気に入っているという神楽坂のような細い路地を抜けて「あがたの森通り」へ出て・・・

以前あった松本市民会館の後に出来た「まつもと市民芸術館」なる立派な建物に入ってみた↓
9年前に出来たらしいんだけど、この辺りには全然来なかったので存在を知らないでいた。


オペラも見れる大きなホールや小ホール、実験劇場とやらもあり、なかなかお洒落な建物であります。

父はここで時々オペラやコンサートを楽しんだり、スペースを借りてダンスパーティーもしてるそう(父はもう十何年も社交ダンスをしている)。

こういう文化施設が街に出来るのは大いに結構。

娘が病気持ちの片麻痺持ちだという事を忘れているのか、父は相変わらず自分のペースで駅に向かって歩いていく。
「疲れたー休憩したいーー」とわめいたら、ようやく「じゃあ、喫茶店にでも入るか」と言ってさっさと近くの店に入ったんだけど・・・そこは正統派の喫茶店(?)でタバコの煙がもくもく立ち込めていた。

こんな煙い所、とてもじゃないけど長居できない。
さっさとコーヒーを飲んで出ようと思ったのに、父は「歩いたら腹が減ったな」とかってサンドイッチとウィンナーコーヒーを注文した。

昼に大盛りの蕎麦と地ビールを飲み、おやつにあんみつ食べて、今度はサンドイッチですか!
私はアイスコーヒーを飲み(意外と味は良かった)、15分程過ごして店を出た。


これでようやく駅に行ける!と思いきや、父は「ダンスの本が見たいから」と喫茶店の隣の丸善書店へ入った。ここ、昔は井上(デパート)の別館だったのに、いつの間にか丸善になっていた。
故郷を離れて十何年、街も色々変わるのは自然なんだろうけど、たまに来ると浦島太郎ですわ(苦笑)。


父の用事が終わってやっとこさ松本駅に到着した時、電光掲示板の気温は25℃になっていた。
日差しも強いし汗ばむくらいの暑さだったけど、夕方にもなると急に気温が下がって来る。

最寄駅からタクシーで実家に着いた時はもう寒いくらいで、家の中はもっと寒い!早速長袖に着替えてしまった。

事前に送った荷物の中に入れておいた父へのお土産(酒の肴数点)を父に渡したら、「こんな旨そうなもの一人で食べるのは勿体ない!」とか言って、夜になってそれを持って知り合いの集まる行きつけの飲み屋へ行ってしまった。

そんな訳で夜は父が作り置きしてあったおかずとご飯で一人夕食を済ませ、パソコンゲームして過ごしたのでした。この4月にも会った祖母(父方)だけど、今回は私の事を思い出せなかった・・・痴呆がかなり進んでしまっているようで悲しかった。