2009年9月27日日曜日

「伊藤公象展」



懸賞で当たった美術展の招待券、「伊藤公象 秩序とカオス」展の会期終了が迫っていたので、昨日は妹を誘って東京都現代美術館へ行って来た。

ここへは3年ほど前に一人で行った事があり、近代的な建物や大きなオブジェが外に展示されていて面白い空間だな~と気に入っていた美術館。ただ、最寄り駅から徒歩で15分程かかるのでちょっと遠いなぁ~というのがネックになってそれ以降訪れた事が無かった。

駅の改札口で妹と待ち合わせする予定だったのに、何故か彼女は全然違う場所へ行ってしまい、方向音痴だという事もあって全然合流できず・・・何だかんだと携帯でやりとりし、お互い別々のルートから美術館の前でようやく落ち合った時には既にヘトヘト!(苦笑)お腹も空いていたので、まずはメインの美術展を見る前にランチをとることに。


B1Fにあるレストラン『CONTENT(コントン)』に入って、グリル野菜がメインの定食をオーダー。
こんがり焼き目の付いたパプリカ、さつま芋、じゃが芋、オクラなど数種類の野菜とエリンギやしめじなどのきのこ類にバルサミコ、塩、オリーブオイルがかけられたシンプルな味付けで、素材そのものの美味しさを口の中でゆっくり味わう事が出来た。
添えられていたミネストローネも大きなお豆がごろごろ入っていてあっさり味、天然酵母の雑穀パンももっちりしていて噛み応えがあって美味しかった。



ちなみに妹が食べたオムライスの中のご飯は雑穀米で、これもかなり食べ応えがあったみたい。
妹の新しい仕事の話やら、シルバーウィーク中お互いどんな風に過ごしたかなどなど、話に花が咲いてかなりゆっくりここで時間を費やした。

お腹パンパンになって苦しくなりながら、ようやくメインの美術展を見る。

伊藤公象は土を素材にした造形で知られる作家らしい(私は今回初めてこの人の名を知った)。
広い空間の中に配置されたむき出しの作品が配置され、不思議な世界が広がっていた。
使う土の種類によって色が違ったり、土を一度凍らしてひび割れを作ってから焼いたもの、土を乾燥する過程で自然にカーブが出来たもの・・・そうして時間と手間をかけたパーツ素材をいくつも並べて作り上げた作品達には、作家の土に対する執念のようなものを感じた。

それにしても、足首は痛いし、血圧が高すぎてちょっと歩くと胸が苦しくなり、しょっちゅう脇にある椅子に座って休憩して鑑賞するハメに・・・お陰で座りながらゆっくり作品と向き合えたけど(苦笑)。

帰りにミュージアムショップを覘いたり、駅近くにある清澄庭園へ寄れれば良いなぁ~なんて考えていたけど、そんな余裕は全くなし!結局タクシーを拾って駅まで行き、やっとの思いで家に着いた。
血圧を計ったら、172/123とこれまた高い値!ここ1週間は降圧剤を飲んでも下の血圧が100をなかなか切らない。参ったなぁ・・・

そんなわけで今日は昨日の疲れがたっぷり残っております。
一日家でゆっくり休む事にしよう。

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