いやはや、昨晩は久しぶりに号泣した。
この数日、夜中に一人めそめそ泣く事はあったけど、昨日は彼にみつかって・・・「どうしたの?」って優しく言われたら、言葉と涙と鼻水がどーーっと溢れて来てしまった。
体のそこらじゅうが痛い、胸に漬物石が乗っかったみたいに圧迫感があって苦しい。手の関節も腫れて痛くてあまり使えない。そして夜眠れない・・・体が自由にならない時は、どうしようもないことばかり頭に浮かんでしまう。
年々衰えている自分の体力。脳梗塞で麻痺して未だにうまく扱いきれない左半身。痛みに支配されて行動が制限される日々。「ゆっくり時間をかけて治していこう」と思う前向きな気持ちと、「時間が経てば経つほど衰えて何もできない。もう死は遠くなさそうだ。そうなる前に色々やりたいのに!」と焦る気持ちの間を行き来している。
病気になる前は、自分ひとりが頑張れば何だって出来る気がした。結婚願望もなかったし、バリバリ働いて独立した生活を送るつもりでいた。でも、SLEや筋炎なんて厄介な難病にかかってしまったら、もはや働けない、人の世話にばかりなる。頼りにしたことがなかった妹達にまで色々迷惑かけた。
人生思い通りになんかいかない。
・・・それは分かってるんだけど。
周りの人間は社会の中でフツーに動く体と体力で日々生きている。それを見ると私は何と弱々しいイキモノなのかと情けなくなる。人それぞれに抱えている悩みや大変さは様々で、それを自分と比較する事に意味はないというのも頭では分かってるんだけど。
なんだかね、頑張っていても時々ふっと虚しさがやってきて、それに押しつぶされそうになるのだ。
それでも、昨晩は彼に話を聞いてもらって、いっぱい泣いて少しすっきりした気がする。
「話せば楽になる」ってまんざらウソでもないんだな(苦笑)。
彼には「俺だって先のこと考えると不安なことばかりだよ。将来何をしたいというのもなく、これからただ老いていくだけだもんな。これで子供が居れば、目の前の子供の世話や家のローンだのでじっくりそんな事を考える暇もないんだろうけど、俺たちはそういうのがない分、将来の不安を早く感じているのかも。中年ってそういう世代なんだよ、きっと」って言われた。
そして「君のように体が重い病に冒されている人に言える言葉なんてないよ。落ち込んだりするのは自然だと思う。何もできなくてすまんの」とも言われた。
そう、ホントにそう、病に冒されて弱っている人間にかける言葉なんて見つからない。痛みも苦しみも本人にしか分からないし。母のガンがあちこち転移して彼女が苦しんでいた時を思い出す。
「治そうって思う気持ちががん細胞をやっつけるんだよ!」なんてバカな事言ってた私。
お母さん、孤独だったよね。分かってあげれなくてごめんねって今更ながら思ったりする。
彼がヘルパーさん並みに24時間私を助けてくれること、彼が稼いでくれるお陰で私は衣食住が満たされていること。これは本当にありがたいことだ。私一人だったらとても生きていけないもの。
これ以上彼に何を望むのだ?
命ある限り、彼に少しでも恩返しをする。これが一番大事な使命かな。
あーー、泣きすぎて目が腫れて見事な土偶アイズ。これにムーンフェイスが加わるから久々の「土偶アンパンマン」の登場(苦笑)。醜い~~
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