2010年12月30日木曜日

終息の兆し?


レンジでチンして使う保温パック。
これなしでは眠れない・・・
今日も寒い!
暖房の効いた病院の中に居る時ですら「寒い」を連発していた私・・・家に帰ってきたらもっと寒い。
元々寒がりな上に、病気して体温調節がうまく出来ないので厄介この上ない。
寒いと麻痺した左半身がちっとも動かない。体が重くて硬くて動かすのがやっとなのである。

例年のようにハロゲンヒーターのそばにぴったりくっついているけど、体がちっとも暖まらない。かと言ってエアコンの温風でがんがん部屋を暖めるのも風邪引きそうで怖いのでつけられず、保温パック(病院でも同じものを使っていた)、長袖の下着6枚、厚手のスウェットや靴下、もこもこのルームシューズを購入した。
今まで冬でも厚着するのがイヤで長袖シャツを持っていなかったけど、ついにババシャツデビューですわ(苦笑)。確かにキャミソールより全然あったかい。

何だか下の話ばかりして心苦しいのですが、実際それの事ばかりに悩まされた1ヶ月でした(涙)。

先週は排尿時に痛みがあり、排尿後もしばらく痛くてまともに座れない、動けないという状態が数日続いたので、近所の内科クリニックを受診した。
尿検査の結果は陽性、予想通り膀胱炎と診断され、抗生剤のクラビットを5日間分処方された。
薬を服用して排尿時の痛みは幾分マシになった気がするけど、動く度に痛みが走り、何も出来ず泣いてうずくまってばかりいた。
そんな調子だったので、再度クリニックへ行き、更に5日間分薬を処方してもらった。
ドクターに「膀胱炎ならもう薬が効いて良くなってきていいはずなんだけどなぁ・・・その痛がりは別の原因があるかもしれないね。陰部潰瘍とか性器ヘルペスの可能性もあるから、心配だったらパートナーに見てもらってもし異常があれば専門の科で診てもらうのがいいでしょう」と言われた。

陰部潰瘍?ヘルペス?・・・思いもかけない病名に、「それは無いでしょ!」と思ったのだが、よくよく痛みを探ってみると、確かに膀胱炎による排尿時の痛みは治まってきている。が、座るのも辛い鋭い痛みは尿路ではなく膣から発せられているようだ。ティッシュでそっと触ってみたら、確かに膣付近が痛い。・・・で、恥ずかしいけど仕方なく彼に見てもらいまいたよ(涙)。
そしたら、膣の入り口あたりにブツブツ(自分で書いてても鳥肌が立つ!)があったみたいで、彼にネットで調べてみてもらったところ、高熱は出なかったけど、刺すような鋭い痛みや失禁などの症状に思い当たる点が多い「性器ヘルペス」に間違いなさそうだとの事。
原因はウィルスなので、抗ウィルス剤を服用したりステロイド剤を患部に塗るというのが主な治療法のようだが、痛みのピークは越していたので薬を服用するには遅すぎた。病院へ行くのも結局止めた。

とにかく今回の痛みは膀胱炎とヘルペス、両方から来るものだったということがようやく判明した。
脳梗塞による後遺症と膠原病の影響が大きいのは間違いないけど、ステロイドも服用しているし、こう病気ばかりしているのではどうしてヘルペスになったのか、原因を突き止めるのは難しい。
ただ、膀胱炎とヘルペスが治りつつある今、尿失禁する回数がかなり減った。
尿漏れの原因が神経因性膀胱(詳しくはこちら)によるものでなくヘルペスだったとすれば、もしかしたら悩まされ続けた尿漏れ問題は解決するのかもしれない・・・そう思うと嬉しいのだが、性器ヘルペスは再発する確率が非常に高い(女性の場合、生理の度に)らしいので、まだ安心は出来ない。

まぁ何だか色々あったけど、年の最後にやっと痛みから解放されそう。
日常生活を難なく送れるようになるまでまだ時間がかかりそうだけど、春にお花見するのを目標にリハビリを頑張ります。

2010年も明日で終わり。
みなさま、良いお年をお迎え下さい!


2010年12月24日金曜日

クリスマス!


早いものでもうクリスマス!である。
私も彼もキリスト教徒ではないけど、日本のお祭り騒ぎなイベントに付き合って(?)、それなりに毎年ちょっと豪華な夕食とケーキを食べる日になっている(笑)。

今年は私の体がまだ自由に動かないので、それ程手の込んだことはせず、彼と2人でキッチンに立って手早く用意した。
チキンは前の日にバルサミコ入りのマリネ液に漬け込んでおいたもの。後は焼くだけだから、オーブン料理は楽ちんだ。

↓今年のクリスマス・ディナーのメニュー
・ハニーローストチキン*ローズマリー風味(レシピはこちら
・付け合せにポテトとブロッコリー
・パスタ(ペンネ+トマト&バジルソース)
・サラダ(トマト+アボカド+モツァレラ)

薬を服用しているので、残念ながらワインは無し。
ちなみに、塊肉の食べられない私はチキンをほんの少し味見しただけ(苦笑)。
彼はモリモリ食べてましたわ。パルシステムの骨付きもも肉はワイルドな味がするそうな。

で、食後はお楽しみのクリスマスケーキ♪


今年は奮発して千疋屋の苺のショートケーキを予約してもらった。
探してみると、クリスマスのデコレーションケーキでこういうフツーのショートケーキって意外とないものなのよね。どこのケーキもゴテゴテし過ぎ。

やっぱり果物で勝負しているお店のケーキだけあって苺が美味しい!
スポンジケーキもはちみつが入ったしっとりとした、ふわふわ過ぎない生地で味がシンプル。クリームも余計な物が入っていないので最後の一口まで飽きずに食べる事が出来た。

日々硬い左半身を動かすのに苦心し、尿漏れと戦い、大変といえば大変だけど(それに付き合う彼も重労働だ)、彼と2人でこうやって美味しいもの食べて一緒の時間が過ごせるのは幸せなことだとしみじみ思う。

・・・それにしても、しばらく体重計には乗りたくないなぁ(苦笑)。

2010年12月22日水曜日

試行錯誤


「神経因性膀胱」による尿漏れにことごとく悩まされている。

神経因性膀胱とは、排尿をコントロールする自律神経がうまく働かない事によって起こる排尿障害で、原因となる疾患は様々だが、主として脊椎損傷、脳卒中、パーキンソン病などがあげられる。
症状は大きく分けて、(1)頻尿と失禁、(2)排尿困難(尿が出にくい)か尿閉(膀胱に尿があるのに自分で出す事が出来ない)の2タイプに分かれる。

私の場合、明らかに(1)のタイプで、原因はもちろん脳梗塞による後遺症である。
とにかく、自分の意思では全くコントロールできない。「トイレにいきたいな」と感じてトイレへ向う途中で尿が勝手に流れ出てしまうのだ。

実はこの尿漏れは入院中にも度々あったのだが、3週間尿カテーテルを挿入した事による尿路感染の影響や、ベッドでの安静時間が長くて骨盤底筋が弱っているからだろう、とあくまで一時的なものであると考えていた。それでも尿パッドを買わなくちゃいけなくなったのは相当ショックを受けた。

ただし、入院中はそれ程頻繁に起こるものではなかった。尿意を感じたら車椅子を必死にこいでトイレへ駆け込めば、何とかギリギリセーフって事が殆どだった。
それが、立ったり歩いたりする練習が増えるようになり、今月の初めに外泊で家に帰って運動量が増えたりした頃から尿漏れしてしまう回数が増えてきた。

この傾向は退院してからさらに強くなり、この1週間はとにかく尿漏れとの戦いであった。
尿意を感じてからトイレへ行っても手遅れになるので、時計を見て2時間置きくらいに早め早めにトイレに行ったり、利尿効果のあるカフェインを含む飲み物を控えたり(コーヒーと紅茶大好きなのに!)、夜は飲む水分量を少なくしたり・・・考え付いた事はあれこれやってみた。
が、もはや毎回と言っていい程尿漏れした。尿パッドで対応できない時もしばしば・・・ 突然尿意を感じても不自由な体ではすぐさまトイレへ駆け込むことも出来ないのも追い討ちをかけている。

退院したからには、積極的に歩く練習をしようと思っていたのに、立ち上がったり歩いたりする度に尿漏れするので、つい座りっぱなし、寝っぱなしになってしまい、これではリハビリも進まない。ましてや外出なんてとても出来ない。

毎日イヤな顔せずに多量の洗濯物を洗濯し、床掃除をし、ドラッグストアへ尿パッドを買いに行ってくれる彼にはただただ申し訳なく、かと言って自分ではどうしようも出来ず、情けないやら悔しいやらで涙して「もう生きたくない」と思ったりもしたけど、意地悪な神様はそう簡単には死なせてくれない。

何とかならないものかと彼がネットで色々調べてくれた(海外のサイトも含む)結果、この神経因性膀胱を根本的に治す薬や治療法はないので、対処療法を受けながら上手に付き合っていくしかないという事が分かった。
タイプ(1)の私は、薬で膀胱の不随意な収縮(過活動膀胱)を抑え、尿失禁をコントロールすることが出来るらしいと知り、早速膠原病の主治医に電話をし、入院中に泌尿器科より処方してもらった『ベシケア』という抗コリン剤を再び処方してもらう事にした。

今晩からこの薬を飲み、様子を見ながら2~3時間おきにトイレへ行くようにして定時排尿の習慣をつけていきたい。そして、尿漏れを恐れずに立ったり歩いたりするつもりだ。今の私には左半身の動きを回復させることが一番重要だから。まだまだ手探りの状態だけど、出来るだけうまく排尿コントロールをして生活の質を上げていきたいと考えている。

生死に関わる問題じゃないけれど、自分の意思で排尿をコントロールできない事がこんなにも大変だとは・・・当事者でなければ分からない辛さだ。
1度完全に麻痺して動かなかった左半身が徐々に動くようになったみたいに、この排尿障害も少しずつでも改善されるといいのに、と願わずにいられない。

2010年12月18日土曜日

初・外歩き

スーパーのベンチで杖と共に休憩

待っていた杖が昨晩ようやく届いたので、彼と一緒に思い切って外を歩いてみた。
目標はアパートからすぐ近くにあるスーパー(笑)。
普通の人の足なら徒歩1分もかからないところを10分程かけてゆっくりゆっくり歩いた。

家の中と違って段差や凹凸のある道を歩くのにはいつも以上に神経が要る。
おまけにスニーカーが重いこと!油断するとすぐ左足を引きずってしまう。

最初は、「お、結構歩けるじゃん」と思っていたのに、スーパーへ着く前に左脚が重くなり、動きが鈍くなってしまった。
ショッピングカートを押して久しぶりの買い物を楽しみたかったのに、結局は店に置いてあるベンチに座って、彼が買い物を済ませるのを待っていた(涙)。

やっとの思いで家に帰ったけど、病院ではリハビリの時間以外は車椅子で過ごしていたし、退院後も家ではトイレの往復ぐらいしか歩いていなかったから、往復たった100M程の短距離コースでも今の私にはきつかったみたい。

左半身が麻痺して全く動かなかった頃に比べれば、今の体は大分動くようになったのに、どうも私が比較対象としているのは「脳梗塞になる前の私」なので、やってもやっても「動かん。まだダメだ・・・」と思ってしまう(苦笑)。
もうちっと頑張ってる左半身の事を褒めてやらなくちゃね。

外で歩くのは大変だけど、良い刺激もいっぱい受けるのでこれからは少しずつ距離を伸ばすことを目標に出来るだけ家から出て歩いてみようと思う。

それにしても、綺麗な歩き方(不自然に見えない歩き方)をするのってホント難しい!!
今日もスーパーの中で歩いている人をじっと観察してしまった。
人の体の動きを観察する、という行為は入院してる頃からの癖になってしまった(笑)。


2010年12月17日金曜日

組み紐完成


入院中、手のリハビリ(OT:作業療法)で作っていた組み紐。
予定より早く退院する事になったので、作りかけのものを持って帰り、家でちょこちょこ続きをやっていたのがようやく本日完成した(↑写真左側のフレンチカラーの紐)。
ちなみに右側の紫と白の組み紐は、初めて作った紐。

もう少しで完成!の図
どちらも2本の紐をただひたすら結んでいくという作業を繰り返して作るのだけど、不自由な手先で紐を結んだり引っ張ったりするという細かい作業が難しく、良いリハビリになった。

いびつな仕上がりだけど、最初の作品より今日完成した作品の方がうまく出来たと思う。

手先を使って何かを作るってやっぱり楽しい。

またかぎ針編みをやりたいけど、あれは左手の指先を高度に動かさなくちゃいけないから今はまだ難しそう。
太い糸で作る簡単な作品なら出来るかな?

実は脳梗塞を起こした日の午前中まで編んでいたレース編みのマットが未完成のまま置いてあるんだけど、あれを完成させられるのはいつなんだろう??(苦笑)

2010年12月16日木曜日

3ヵ月/脳梗塞後のリハビリについて

退院日までお世話になった車椅子

脳梗塞を発症してから今日でちょうど3ヶ月経った。
ようやくって気もするし、もう3ヶ月、という気もして複雑な思いがする。
退院してまだ1週間弱だけど、つい目の前にあるやりたいことばかりやって肝心のストレッチやリハビリはサボり気味・・・私の悪い癖です。
彼にも「やる事の優先順位があべこべになってるんじゃないの?」って叱られたし(その通りです)、気持ちを入れ替えなくて真剣に体のメンテしなくちゃ。

さて、ここからはリハビリの話。

脳卒中(脳梗塞や脳出血に代表される脳の血管障害のこと)を発症した後の回復期は、発症後約3ヶ月がピークで、その後はゆるやかに減退していくとされている。それ故、リハビリは急性期を過ぎたらすぐに始める事が後遺症を極力残さないために重要だとされている。ちなみに、脳卒中後のリハビリは所謂、怪我をした後に行うリハビリとはアプローチの仕方が全く違う。

例えば、脚を骨折した人が行う治療とリハビリは、折れた骨がくっつくのを待ってから、衰えた脚の筋肉に徐々に負荷をかけながら筋肉を強くし、平行棒や松生杖を使って少しずつ歩いて慣らす、というのが主なリハビリ。
では、脳卒中を発症した人のリハビリとはどんなものか。
それは、脳のどの場所に梗塞(こうそく:血管が詰まる事)や出血が起こったかによって、障害の種類が異なるのでリハビリの仕方も患者ごとに異なるのだが・・・
私の場合、脳幹部に梗塞が起こり左半身が麻痺した(触られているのは分かるし、痛みや温度は感じるが、自分の意思で体が動かせない)のだが、これは梗塞によって脳からの指令を左半身に伝える回路が死んでしまった事に起因する。
だから私のリハビリは失われた回路に代わる新しい回路を作る事、パソコンに例えるなら壊れたソフトの代わりに新しいソフトを入れてやる、という作業がリハビリになるのだ。

つまり回復期に入って体が少しずつ動くようになっても、その動きにまかせて動いていれば自然に以前のような動きが戻ってくるわけではない(何しろ体を動かす為の回路は死んでいる)ので、リハビリはこの点を踏まえて行わなければならない。
正しい(ここでは普通の人が見て違和感のない自然な、という意味)動きをきちんと体に入力しながらリハビリしないと、麻痺特有の癖のある動きが残ったままになるので、脳卒中後のリハビリは「正しい動き」を常に意識しながら行う。例え上手く動かすことが出来なくても、そう動いているとイメージしながら体を動かす事が非常に大切なのだ。

私が脳梗塞を発症してからの数日は、溶血剤を点滴で流し、飲食も禁止、出来るだけ頭を動かさずに寝たきりで血栓が流れるのを待った。そしてMRI検査で梗塞がなくなったのを確認した後、すぐにリハビリが開始される。

全く動かない体でどういうリハビリをするのか??
まずはベッドの上でリハビリの先生が私の手足を動かす他動運動に合わせて、まるでその動作を自分で行っているかのようなイメージを膨らますのが最初のリハビリだった。
そんな雲を掴むようなトレーニングで本当に体が動くのか半信半疑だったけど、ともかく動く事を信じてイメージトレーニングをし続けた。
そうこうする内に体に動きが少しずつ出てきたのだ!
体が再び動くようになったこの嬉しさは半端ない!人間の体ってすごいなぁと自分自身の体に感動した(笑)。リハビリの先生が言った通り、最初は下半身が動くようになり、その1週間半後くらいに手が動くようになってきた。

10/13 リハビリセンターでのリハビリ開始
だいたいの動きが出てくると、病室からリハビリセンター(同じ病院内にある)へ移動してより専門的なリハビリを受ける事に。

手のリハビリはOT(作業療法)の先生の指導で行う。
物を掴むとそれを離すことが出来ない、つまり力を入れたり抜いたりする脳のスイッチがうまく働かない為に起こる現象を解決するべく、様々な道具を使って力の入れ方の加減などを習得するリハビリを行った。

脚や体全体のリハビリはPT(理学療法)の先生の指導によって進められた。
半身麻痺によって生じる「体の左右差」を矯正しながら、バランス感覚を養うトレーニングや、弱くなった体幹部の筋肉を強くする筋トレをしつつ、平行棒を使って少しずつ歩く訓練をしていく。

リハビリセンター(PT)の様子
私は多発性筋炎という筋肉に炎症を起こしやすい持病があるため、動き過ぎに注意しながら慎重に、ゆっくりペースでのリハビリになった。

そんなこんなで3ヶ月経たない内に退院させてもらったのだけど、現在は手の動きは大分いい感じで、ゆっくりだけどPCのキーボードは打てるし、軽い物なら掴んだり持ったりする事は可能になった(但し、持久力はないのですぐに疲れて動かなくなる)。
でも、洗髪や洗顔を両手で行うのはスムーズに出来ないし、爪も切れないし、不便さはまだ感じる。

問題は脚、「歩行」である。
何とか動いているものの、自分が求める「不自然じゃない、フツーの歩き方」にはまだ程遠い動きなのだ(涙)。左足の膝裏をまっすぐに伸ばして歩きたいのだけど、伸ばそうとすると力が抜けてがっくんと膝が曲がってしまう。これも膝の表と裏の筋肉の伸び縮みの調節の仕方を脳がきちんと認識できないから起こる現象だと思われる。
注文した杖が届いたら綺麗な歩き方の練習をしたいと考えている。

早めに退院させてもらって自宅でリハビリできるのも彼が常に在宅しているからこそ。
私のワガママをいつも聞いてくれて、最大限のサポートをしてくれる彼に感謝!!

2010年12月14日火曜日

マイ・デスク♪




我が家のリビングには今まで小さなローテーブルと座布団しかなかったのだけど、筋炎患者にとって、床に座った状態から立ち上がるのは大変だった。
それが今回の脳梗塞で左半身が不自由になったこの体ではますます立ち上がりの動作が辛くなり、急遽机を購入。念願のマイ・デスクがこんな形で手に入るとは・・・ぐふふ♪(笑)

リビングの端に強引に置いたので、ちょっと圧迫感があるけど仕方あるまい。
これでご飯の度にノートPCを閉じてテーブルからどかす必要もなくなったわけで、常時パソコンが見られる環境はとっても嬉しい。
あ、ちなみに椅子は彼からのおさがりです。
やっぱり椅子の方が座ったり、立ったりするのがかなり楽!

ところで、ウチは私が入院する度にあれこれ物を買う傾向にあり、ここの所毎日のように何かが宅急便で届いております(汗)。


今日はデスクの他にこれも届いた。↓


オーブントースターであります。

今まで使っていたのは、東京へ引っ越して来た時に彼が実家から持ってきたもの。
我が家は朝食はいつもパンなので、毎日使っていたのだけど、昨年末だったか、彼が水洗い(!)して掃除してから調子が悪くなってしまった(当然か・・・)。

それでも全く使えないわけではなかったので、だましだまし使っていたのだけど、トーストにしろ、冷凍ピザにしろ、しょっちゅう加熱が止まるので食べたい時にすぐ食べられなくてイライラしたのよね(苦笑)。
で、前々から私がぶーぶー文句を言ってたので、ついに彼が買ってくれたというわけ(笑)。
早速ランチにピザを食べたけど、外側がかりっと香ばしく焼け、中はふっくら適度に水分があって美味しかった!

電化製品は日々進歩してるのですな。スバラシイ。
今度は長生き(?)してね、新人くん。

2010年12月12日日曜日

筋トレ&料理




アイタタタ・・・と痛みにうめいて起きた今朝。
昨日調子に乗って長時間パソコンに向っていたせいで、左の肩甲骨の辺り一面が凝って痛い。
どうも同じ姿勢をしていたり、体が冷えたりするとマヒした左半身はしびれとこわばりが増すようだ。寝起きはマヒ特有の変な力が入って左がご機嫌ナナメである。

そんなわけで、今日はパソコンは開かず、入院していた時と同じように、ストレッチと筋トレを実行。退院する数週間前から始めたボールを使っての筋トレを自宅でもするべく、アマゾンでピンクのヨガボールを買ってもらった。


← リハビリの先生が手書きしてくれた指南書を眺めながら、ボールを使って筋トレ。

その後、Wii Fitのバランスボードに乗って、バランスゲームを少々。(転倒する危険があるので彼に後ろで見ててもらいながら)
長い間箱の中で眠らせていたけど、これは結構使えそう♪

今の所、家の中では壁や家具に手を伸ばしてひょこひょこ歩いているけど、注文した杖が届いたら、杖を使った歩行練習もしてみるつもり。まずは家の中をフツーに歩けるようにならないと外に出られないからね。


そして、夜は手のリハビリにと約3ヶ月ぶりに料理にトライ。

思ったより左手が動いてそれ程不自由さを感じる事なく料理できたけどど、ピーラーを使って人参の皮を剥くのは難しかった!左手で人参を固定しながら右手を動かすという動作は自分が思っている以上に複雑な動きをしてるみたい。



で、何を作ったかというと、酢豚ならぬ酢鶏と豆腐と野菜がたっぷり入った酸辣湯(サンラータン:酸っぱ辛いスープ)であります。

久しぶりの料理で手間のかかる揚げ物をやるとは・・・いやはや、彼に手伝ってもらったものの、大変な重労働でした(苦笑)。でも、酢鶏をリクエストした彼も美味しいとモリモリ食べてくれたし、良かった良かった。
病院食に比べるとめっちゃカロリー高いけど・・・減った体重があっという間に元に戻りそう(笑)。

昨日退院したばかりなのに、どうも一日に動く量が多すぎな気がする。
いけないと分かっていても、パソコンの前でじーっと同じ姿勢で作業(溜まっていたレシートを家計簿に打ち込んだり、青色申告の為の帳簿をつけないといけないのだ)をしてしまって、これがイカンようです。

明日はもう少しのんびりやろう。


2010年12月11日土曜日

退院しました

◇本日の夕食◇
・ちらし寿司
・焼き厚揚げ+生姜+鰹節
・味噌汁(えのき、青梗菜、油揚げ)

なんと(?)予定よりも早く退院しました!

先週末に外泊して家で動いてみて、いかに病院での運動量が少ないかを思い知った私。
私が持っている膠原病のSLEと多発性筋炎を悪化させないようにリハビリを進めよう、という方針でメニューが組まれていた為、私は他の多くの患者さんがやっているように積極的に運動量を増やす事が出来なかったのですが・・・

それにしたって、病院でこのペースでリハビリするより、家に帰って1日の中でこまめに少しずつ動く方が運動量も自然と増えるし、体の動きも良くなるのではないか??と勝手に判断し(笑)、ドクターに半ば強引にお願いして退院の許可をもらったのです。わはは。

ま、単純に病院生活がイヤになったってのはありますな(苦笑)。

何はともあれ、遂に我が家に帰って来ました!!
やっぱり外泊よか断然嬉しい。

・・・しかし、やりたい事とやるべき事が多過ぎて、ついつい体を休める事を忘れて、動かない体なりに動かし続けちゃうんだよな。
リハビリの先生が忠告してくれた通り、キッチンタイマーを使って時間制限でもしないと自分の欲望のままに動き過ぎちゃいそ(汗)。

今日の夕食はだーりん作です。
私もリハビリを兼ねて徐々に料理したいけど、当分の間は彼と二人三脚で作ることになりそう。
それはそれで楽しみであります。

話変わって。

右の写真(→)は、マヒで左手が思うように動かなかった入院中に買ってもらったコンパクトデジタルカメラです。

IXYはこれで3台め。

病院に居る間はこれで何とか写真を撮っていたけど、帰宅してパソコンに取り込んだ画像はやはり一眼で撮ったものより画像の質が劣っていました。がっくり。

退院の前日、両手の握力を測定したら、右が18kg、左が8kgでした。

マヒした左手に意外と力がついていたのは嬉しかったけど、お気に入りの一眼レフは1kg以上あるので、これではまだまだ使いこなせそうにないなぁ(涙)。
・・・というわけで、これからのブログはコンデジで撮った写真を載せる事もあるかも、です。

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前回のブログに対して温かいコメントを寄せて下さった方、とっても嬉しく読みました。
ありがとうございます!
今の所ブログの文章を書くのが精一杯で、しばらく1つ1つのコメントに返信出来ません。
ごめんなさい。

外へ出られるようになるまでまだ時間がかかりそうなので、お散歩日記は当分書けませんが、手のリハビリにブログをちょこちょこ書いていくつもりですので、良かったらまた遊びに来て下さいね♪


2010年12月4日土曜日

外泊


めちゃくちゃ久しぶりの更新です!

去る9月17日に脳梗塞を発症して緊急入院し、現在も入院生活が続いています。
昨日から初の外泊で我が家へ一時帰宅してます。

病院では平日の午前と午後に各1回ずつ、1時間ほどのリハビリがありますが、それ以外は特にすることもなく、1日がやたらと長く感じるけど、下界で過ごす1日は短いこと!!

パソコンをしばらくぶりに開いたら、溜まったジャンクメールの削除とネットサーフィンだけであっという間に数時間が経過。
家に帰ると片付けに始まり、やりたいことだらけだけ。
が、如何せん、体が自由に動かないので何も出来ずにいつも以上にはがゆい思いです(涙)。

でも、一番楽しみにしていた彼お手製のお好み焼きを食べて(↑トップ写真ね)、時間を気にすることなく彼と一緒に過ごせる事が何より嬉しい♪

いやはや、左半身が麻痺して全く動かなくなった時は、この先どの程度まで回復するのか全く予想もつかなかったけれど、リハビリを通して少しずつ手や脚が動いて来たことは嬉しい限り。

それでも脚はまだ「歩ける」とは言えないレベルの動きしか出来ないし、手も日常の動作をこなすにはぎこちない動きで、キーボードを打つのも一苦労。
今回の外泊では自分が思っていた以上に体が動かないという事が分かり、まだまだリハビリが必要だと痛感!

病院へ戻りたくはないけれど、明日またタクシーに乗って帰ります。
もう数週間、リハビリして年内には退院したいなぁ・・・もちろん、帰ってからも日々生活する事がリハビリになるでしょう。
どんなに時間がかかっても以前の動きに限りなく近くまで戻したい!

入院して以来、毎日交代で病院へ来てくれる彼と妹、メールで励ましてくれる遠くに住む家族や友人にいつも感謝しています。ありがとうね!!

もう少し病院で頑張って来まーす。