2013年4月14日日曜日

4/9 家でのんびり



なかなか寝付けない上に夜中に何度か起きて寝た気がしなかったけど、8時過ぎにようやくのそのそと布団から出た。
最高気温が東京並みに上がっても、朝晩はまだまだ寒い。
信州の春はそう簡単にはやって来ないのだ。

台所へ行くと父は既に朝食を食べ終わって、ラジオをつけながら新聞を読んでいる所だった。

私は父のように朝からもりもり食べられないので、トーストとコーヒーで軽く朝食を済ませた。
と、そこへ昨日「かりんとう屋敷」で買ってきたかりんとう饅頭とお茶が出てきた。 もちっとしたかりとう生地の中にあんがみっちり入ってる。 うーん、不思議な食べ物だ(笑)。



この日は体中痛くて外出せず家で休む事にした。父が食糧の買い出しに出掛けた後、退屈だったのでカメラを持って家の外と中を歩き回って色々撮った。

←春の花がかわいらしく咲く我が家の庭にて。




玄関にあるタヌキの置物→

父は親近感があるのか、タヌキが好きだ(笑)。
生前、母はフクロウグッズを集めていたっけ。






実家には食器が沢山ある。
これでもかなり処分したらしいんだけど。

父は酒好きだから酒器は種類が豊富。
一緒に飲めないのはちと寂しいかな。






トイレの脇にずっと前から飾ってあった絵(?)→

カラフルなピンで出来ているんだけど、アップで見ると何だか面白い。





書斎の入口に飾ってある絵は妹の一人が保育園生の
時に書いた「お父さん」。
ちなみに全然似てません(笑)。

本棚には幅広いジャンルの本がぎっしり。
脳関係の本も多くて興味を引いたものがいくつもあったのでメモ代わりにぱちり。また中古で探してみよう。


そうこうしている内に買い物から父が帰ってきた。
そして息つく暇もなくおかず作りを開始する。
あれこれ日課がある上に趣味も人付き合いも多い父は、自由になる時間を作る為に2、3日分の食事を1度に作ってしまうらしい。






この日は4時間かけて筑前煮、サバの煮つけ、焼き魚(ニシン)、黒鯛の刺身、ニラの卵とじを作ってた。

魚は全部自分でさばくし、結構な手間だけど割と楽しそうに料理をしている父の後ろ姿を眺めながら、私は父が買ってきてくれた桜餅を食べた。

地元の和菓子屋さんのこの桜餅が私にとってのTHE・桜餅!
久しぶりに食べたけど昔と変わらない味で美味しかった~。

ちょっぴり体力が回復したので、まだ料理してる父を置いて一人近所を散歩してみた。
近くの小学校の校舎が建て替わっていたり、以前は川があった場所が埋め立てられて公園になっていたり、故郷の風景は少し変化していた。


そして夜は楽しみにしていた友人とのごはん。
塩尻の辺鄙な所にある(車でないと行けない)イタリアンレストラン、「アルセーバ」へ。
この日は月に一度の『キャンドル・ナイト』とかで店の明かりはキャンドルの光だけ。


←この写真は店に着いたばかりでまだ外がわずかに明るかったのでこんなんだけど、実際は殆ど何も見えないくらい真っ暗。

予約していた私達は個室の上がりへ案内された。
ウェルカムドリンクの信州産アップルジュースでまずは乾杯。



理学療法士として病院に勤務する友人は、片麻痺の人を大勢見ているのでリハビリの難しさをよく知っている。

「てっきり杖をついてるかと思ったけど・・・元気そうで良かった。よくそこまで動けるようになったね」と言ってもらえた。

脳梗塞を発症した直後から彼女とは何度となくメールのやりとりをして大いに励まされた。
こうしてまた再会し、美味しいごはんを食べながらおしゃべり出来て本当に良かった。

食事はパスタコースをチョイス。
前菜2品、山盛りのミモザサラダ、パスタ、デザートとコーヒーがついて2,200円とリーズナブル。
ただ、キャンドルの明かりは良いけど、料理の彩りが分からなかったのはちと残念だった(後日、撮った写真を見てようやくどんな感じか分かったくらい・苦笑)。
今度は明るい時に、ランチを食べに来たい。




楽しい会話であっという間に3時間近く経過。 店を出ると外は真っ暗、ポツポツ雨が降って寒い。

地元の新聞に塩尻市役所の枝垂れ桜が満開でライトアップしてると載ってたよ・・・と友人が帰りに市役所に寄ってくれた。

見事な満開、ライトアップされて濃いピンク色の桜を見て大興奮!

そこへ市の職員らしきおじさんがやって来て、「あの~、もうライトアップの終わりの時間なんで電気切りますよ」と一言。
えぇ~、今来たばかりなのに!
「すみません、遠方から来たんです。ほんの数分だけ見せてもらえませんか??」と友人がとっさにお願いしたら親切に待ってくれたので、慌ててシャッターを切った。


結局撮った写真は殆どピンボケだったけど、予定外の夜桜を見れて感激。
おじさんと友人に感謝です。

家まで来るまで送ってもらい、また再会しましょうと約束して友人と別れた。
本音で話し合える友達がいるって幸せだなぁ・・・としみじみ思った夜だった。

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