上野でシャガール展

昨日は妹達と上野へ。
前の晩に激しく降った雨は止み、この日は見事な快晴。
強い日差しと青い空はまさに夏のもの！

上野を歩くのはすごく久しぶり。
末っ子の妹は西郷隆盛像を見たことがないというので、これまた久々にせごどんと再会（笑）
相変わらず日本人離れしたお顔ですね～。

いつものようにメインの美術展を見に行く前にランチを食べようと事前に調べておいたお店へ向ったのだけど･･･これがちょっと期待外れで入るのを止めて、結局行きつけにしている『音音』でランチ。
ここ以外のお店を上野で開拓したいんだけどね･･･まぁまたの機会に。

食べながらあれこれ話に花が咲き、何だかんだ長居した後でようやく店を出る。

←エレベーター乗り場から見えたスカイツリー。
現在、着々と建設が進められているこのタワー、初めて肉眼で見た。

まだ全然馴染みがないけれど、これが東京の新名所になるのね。個人的には赤い鉄塔の東京タワーの方が好きかな。

さて、お目当てのシャガール展が開催されている美術館目指すものの、緑溢れる広い上野公園のあっちこっちへ寄り道する（笑）。



神社でそれぞれおみくじを引き（私は「大吉」だった♪）、妹はソフトクリームを食べたり。
心地よい風の吹く中、セミの鳴き声を聞きながら木陰を散歩。
やっぱり木がある空間はいいなぁ。


公園中央にある噴水の脇を通り、大改修中の東京都美術館を通り過ぎる。
芸大が近いせいか、所々にアート作品が点在する。

『アメダマ傘』と名付けられたオブジェはその名の通り、まん丸のあめ玉のような雨粒が付いた傘をさす女の子の像。
緑の草地に白い大理石の白がよく映える。顔が見えそうで見えない所もなんかいいね。

木の枝に刺さったスニーカーは何の説明も付いていなかったので、おそらく誰かのイタズラでしょう（笑）



旧奏楽堂（↑）は、東京芸術大学音楽学部の前身である東京音楽学校の施設だった建物で、日本最古の木造の洋式音楽ホールだそう。
軽井沢にある別荘のような佇まいの洋館が素敵。



そんなこんなでようやく東京藝術大学大学美術館へ到着～。
この美術館を訪れるのは今回が初めて。

･･･が、この時点で私は美術展どころじゃない位に疲れきってヘロヘロ状態。

このカフェスペース（→）で、妹に奢ってもらったアイスカフェモカを飲んでまた休憩～（苦笑）

両脚がぷるぷると痙攣していたけど、最後の力を振り絞って（？）何とかシャガール展を観覧。
駅から割と離れた会場で時刻も夕方に近かったけど、多くの人が見に来ていた。

シャガールと言えばこんな絵よね～と思わず頷いてしまう作品の他にも、ちょっと意外な作風の彼の初期や晩年の作品も展示されていた。
夢の中ではっきりと見えないもどかしさを感じながら見るような風景、とでも言えばいいのだろうか、不思議な世界に引き込まれる。ダークな色合いが重なる中にも何故かユーモラスに見える動物や人物が印象的だった。

疲れきっていて全ての作品をしっかり見れなかったのが残念といえば残念だけど、見たかった絵が見れて妹達と満足したのでした。

最後にミュージアムショップで妹達がお土産を買い、カフェでまた休憩し、再び公園の噴水の横を通って上野駅へ戻る。

寄り道プランはいくつかあったものの、そんな事をする余力は微塵もなく、素直に家へ帰った。


今日はかなり歩いた～！！と思ったけど、万歩計は1万歩行ってなかった。何か騙されている気がする（苦笑）。

妹達よ、いつもながら私の重い荷物を持ってくれてありがとう。今度は美術展プラス、美味しいスイーツを食べに行きましょう！