2年ぶりの帰省／雨の松本

7/13～7/20の期間、故郷の長野へ帰省。
滞在中の前半は1人で、後半は仕事を何とか終わらせてやってきた彼と一緒に過ごし、久しぶりの信州を満喫。 出発するまでは色々心配な事もあったけれど、何とか予定していたスケジュールをこなし、無事東京に帰って来てほっとしている。

しばらく自分の記録用に帰省日記が続きます。
興味のある方はお付き合い下さい。

帰省初日は雨がポツポツ降る中、気合を入れて朝の通勤ラッシュの電車を乗り継いで新宿駅へ。
予定より早く新宿に着いたので、乗ろうと思っていた特急より1本早いあずさに飛び乗った。
平日だったので難なく自由席に座れたのは良かったんだけど、このあずさは停車駅数がかなり多くて松本に着くまで3時間くらいかかった。

ようやく松本駅のホームに降り立つと、寒くて身震いしてしまった。
後でこの日の最高気温が22℃程だったと知り、東京と比べると10℃も低いのだから「涼しい」というより「寒い」と感じてもおかしくはない。

何はともあれ、松本駅で父と合流し、タクシーに乗って父が行きつけにしている蕎麦屋『佐々木』へ向う。 雨の平日だからなのか、人の姿が殆ど見えない松本の街並みが何だか寂しく見えた･･･というより、東京が常に人多過ぎなんだろうけど。



店に入り、父はざるそば（トップ写真）、私は寒かったので掛そば（写真・右→）を注文。

山形出身のご夫婦が営んでいるこの蕎麦屋は、長野県産のそば粉のみ使用した蕎麦を出す事にこだわっているそう。店の外と中にある黒板には、その日の蕎麦が長野のどこから仕入れたものなのか、産地名が記されている。

温かい蕎麦を食べて体が暖まった所で店を出るが、外は相変わらずの雨で止む気配なし。
傘を持って来なかったので父の大きな傘に一緒に入れてもらい、頑張って駅まで歩く事にする。

東京ではとっくに見頃を過ぎた紫陽花がここではちょうど綺麗に咲いていた。

人気のないナワテ通り（写真･右→）をちらっと通り、連日の雨降りで増水した女鳥羽川にかかる橋を渡り、蔵の街並みが続く「中町通り」へ入る。



おそらく6年ぶりくらいに歩いた中町。
昔より綺麗に整備され、通りに統一感が出ていた。知らないお店もちらほら。
本当は個性的なお店を1つ1つ見たかったのだけれど、雨は降っているし、父と一緒だと落ち着いて見れそうにない（苦笑）。



手早く写真を撮って帰り道を急ぐ事にする。
が、その前に『中町・蔵シック館』の隣にあった喫茶店へ入ってお茶をする事に。



古い民芸調のインテリアと蔵の建物が落ち着いた雰囲気で居心地が良い。
中庭を眺めながら、チーズケーキとコーヒーを頂く。
他のお客さんが居なかったので、すごーくゆっくり過ごせた。

店を出ると、雨は少し小降りになっていた。
伊勢町通りへ出て、パルコをつき抜け、ようやく松本駅に到着。
昔はこのルートをよく行き来していたけど、結構な距離があって体力が無い今の私にはしんどい。

やっとこさ実家に到着した時は既にヘトヘトに疲れていた。
夜は父が作ってくれた食事でごはん。
NHKの「きょうの料理」のテキストに載っていたあさりとベーコンのカレースープがメイン。
あさりの出汁とカレー味が意外にも好相性で美味しかった。
独り暮らしがすっかり板に付いた父は、料理の手際もよくなっていて内心びっくり（笑）

40インチの巨大テレビで映画を見て、脚が全部伸ばせる大きなお風呂に浸かり、畳に敷いた布団で寝ると「実家に帰って来たな～」という気分になったのでした。