父上京／上野で美術展

デトロイト美術館展　10/7～1/21まで

父が日帰りで東京に来ると連絡して来たので、上野で会う事に。
平日で妹2人は会社なので、今回は私だけの参加・・・ちょっと気が重い（苦笑）。

昨日もらったメールには、出来れば上野で3つの美術展へ行きたいと言ってた父。1つの展覧会ですら全部見る体力が無い私に3つは絶対ムリ！1つだけ付き合って残りは勘弁してもらおうと思っていたのだけど・・・

待ち合わせ場所へ行くと、一足先に着いていた父は既に「デトロイト美術館展」のチケットを購入し、「よし、行くか」と張り切っている（汗）。

・・・てな訳で、上野の森美術館の中に入る。月曜と火曜のみ館内の撮影がOKだそうで（！）、皆さんスマホやデジカメで絵を撮っている。

私も一眼持っていたけど絵の写真を撮る意味は感じず、最初の展示コーナーでこの写真（↑）を撮った後はいつものように流れるようにささっと見て、惹かれた作品だけ少し止まって鑑賞した。

それにしても豪華なラインナップ！モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソ・・・有名な画家の作品がこれだけ集まっているのに、じっくりと鑑賞する体力がないのが残念。早めに切り上げて、父が鑑賞し終わるのをベンチに座って待った。

鑑賞を終えた後はお昼ごはん。
体力温存のため、上野の森美術館からすぐ近くにある「音音」に入った（上野のランチは大抵ここだな）。


父は早速ビールを頼んで美味しそうに飲み始める→
昼からビールを飲むのって幸せよね（笑）。

私はいつもの「豆腐湯葉膳」を、父は普段食べないものを、と「黒豚ロース とんかつ膳」を注文。
お互いの近況を話ながらモリモリ食べた。

食べて元気が出てきた所で次の美術展へ行くべく上野公園へ戻る。
さすがに紅葉した葉っぱは殆どが落ちていたけど、イチョウの黄色いじゅうたんがあちこちで見れた。

空がどんより曇って気温が下がり始めて来た・・・

週末よりは空いている公園だけど、それでも大道芸がやっていたりして人の行き来が絶えない。
「松本の休日より人が居るぞ」なんて父は言ってたけど、そりゃそうだろうね（苦笑）。

せっかく時間を作って東京に来たのだから、父は色々見たいだろうなぁと思いつつも、脚に筋炎の時の痛みと重さを感じ始めていたので内心焦り始めた私。

公園の散策をしたそうな父の背中を押して、美術館へ向かう。

今週末（12/18）まで、「ゴッホとゴーギャン展」が開催されている東京都美術館↓
リニューアルされてから来るのは初めて。最後にここに来たのはいつだったっけ？

この美術展はずっと行きたいと思っていたんだけど、何しろ混んでいるのは分かっていたので重い腰が上がらなかった。そこへ今回父がちょうどこれも見たいと言うので、これはチャンスだと思ったんだけど・・・先程行った上野の森美術館より人が多く、平日なのに入場制限が！
ただ突っ立っている事が何より辛い私がどれだけ行列に並んで待てるのか不安だったけど、幸い10分ほどで中へ入れた。が、中は更に人で溢れていて鑑賞なんて出来そうにない。

ゴッホとゴーギャン、2人の短い共同生活やその後のそれぞれの人生や作品について触れる作品展・・・じっくり見たいなぁと思うものはいくつもあったけど、殆ど見られず（涙）。

それでも、「これだけはこの目で見たい！」と思っていたゴーギャンの作品、「収穫」が見れたので行った甲斐があった。良い絵だったなぁ。


大して見ていないとは言え、美術展のハシゴをしてヘトヘトになった私・・・父は他にも見たい展覧会があったみたいだけど、「私はもう無理ですから！」と宣言し、公園内にあるカフェのテラスで休憩する。
（私はカフェオレ、父はホットサングリア→）

それからまだ帰りの電車の時刻までどこかへ行くという父とは上野駅で別れる。
「俺も年とって弱ってきたな」みたいな事を呟いていた父だけど、私から見たらまだまだ元気ですよ（笑）。

お父さん、今日は色々ありがとう。最後まで付き合えなくて申し訳ないね。
また東京に息抜きしに来てね。私も機会を作ってまた長野に帰ります！