2025年12月6日土曜日

「柚木沙弥郎 永遠のいま」展


↑サンクンガーデンに立っている“Singing Man”


ネットで紹介されていた美術展の記事をたまたま読み、これは是非行ってみたい!と思って町田に住む妹を誘ったのがちょうど1ヶ月前のこと。ようやく約束の日が来て初台にあるオペラシティ アートギャラリーへ出掛ける(ここに来るのは2014年3月以来)。


アートギャラリーの入口(これは帰りに撮った写真)


初台駅から東口へ出てすぐ見えて来るのがサンクンガーデンに立つ巨大な像「Singing Man」だ。その像を横目にエスカレーターで3Fのギャラリーまで上がると、入口には行列が出来ていた。
10分ほど待って受付で予め買ったオンラインチケットを紙のチケットに換えてもらう。ロッカーに荷物を預けていざ、「柚木沙弥郎 永遠のいま」展の会場へ。


↑会場内で唯一撮影OKだった鯉のぼり


柚木沙弥郎(1922-2024)は東京出身の染色家。柳宗悦らの民藝の思想に出会い、芹沢銈介に師事して型染の基礎を学んだ。この展覧会では、染色作品をメインに、版画や絵本、立体作品、そして最晩年のコラージュ作品を含む約300点の作品と資料が展示されている。

まず天井から吊るされた幅広の長い布の数々に目が行く。様々な色や模様に染められた布はどれも素直に良いなぁ!と思う作品ばかり。着物が好きでこの日も着物で来た妹は「この布で着物や帯が欲しい」としきりに言ってた。実際、柚木氏が染めた布で作られた着物や洋服も展示されていた。


展示会場の外の壁にあった柚木氏の言葉


柚木氏の晩年の作品は自由で楽し気なものが多く、晩年のマティスが作った切り紙絵のような作品もあった。101歳で亡くなる数か月前まで制作活動をしていたなんて凄いなぁ。
大規模な回顧展だけあって柚木氏の作品をまるごと見れて、その世界を堪能した。見終わってからミュージアムショップで柚木さんデザインのレターセットと絵葉書を購入。



私が食べたのはブリュッセルランチ 1,480円


それから11年前と同じく、1Fのベーカリーカフェ「Le Pain Quotidien」にてランチ。
満席の店内は客それぞれが話す声が反響してうるさいこと・・・私達もつい大きな声になって喋ったけど、こういう食事は疲れるね。


JR新宿駅 南口を出た所


場所を移してコーヒーでも飲もう、って事になり電車で一つ先の新宿へ。
以前どこかで見た新宿にある古い喫茶店へ行ってみたい、と思い立って妹にスマホで検索してもらう。多分この店だろう、と当たりを付けた店に少し迷いつつ向かう。


昭和25年創業の老舗「らんぶる」


着物と草履の妹は難なくスタスタ先へ歩き、やっと店を発見。やや遅れて私も店に着き、満席だというので地下へ進む階段で順番を待つ事にする。「地下に200席」って書いてあったけど満席とはね。15分くらい突っ立って腿がプルプル痛くなって来た(CK値が高いせい?最近よくある)。




やっと席に案内されたそのフロアは天井が高くて思ったよりずっと広い。大きなシャンデリアやレンガ壁に灯る照明、赤いベロア調のボックス席がかなり昭和な感じ。しかし客層は意外にも若者が多くガヤガヤと騒がしい。

妹は暑いからとアイスコーヒー、私はカフェオレを注文。味は至って普通、というかコーヒーが薄い。これで950円は高いな。

雰囲気も思ったほど良くない、店員のサービスも頂けない・・・何だか残念であった。
もしかしたら私が良いと思った喫茶店はここじゃなかったのかも。名前が思い出せないのが悔しい。

ホレンディッシェ・カカオシュトゥーべのディスプレイ


気を取り直して伊勢丹新宿店のデパ地下へ行き、妹が旦那さんにお土産を買うのに付き合う。
私のお勧めでホレンディッシェ・カカオシュトゥーべのチョコバウムクーヘンと、RITUELのアップルパイを買っておりました。きっと喜ぶと思うよ。

週末の新宿はどこへ行っても混雑していて疲れてしまい、予定より早めに妹と別れて帰宅。
妹よ、ランチとコーヒーはイマイチであったが・・・今日は美術展一緒に行けて楽しかったよ。また来年も機会を作って美術館へ行きましょう!
(迷って歩きまくったせいなのか、万歩計は7,817歩だった。割に歩いてたね)

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