東京-京都 新幹線(のぞみ)で片道2時間15分程の旅 |
1泊2日で京都へ小旅行。
ずっと行きたいと思いつつ、チャンスに恵まれず行けなかった京都・・・
昨年の秋に夫の実家へ帰省する際に京都に寄ろうか、なんてプランも浮上していたのだけど、例によって私の体調が悪くて実現せず。桜も紅葉もない冬なら空いているだろうと急遽行く事にした。
東京駅を10時半に出た新幹線は予定通り12:50に京都駅に到着。
さすが新幹線、速くて快適だった。
駅のロッカーに荷物を預け、地下鉄の一日乗車券を購入して電車に乗る。車内で京都弁を耳にすると京都に来たんだと実感する。
今出川駅で下車。地上へ出ると空気は冷たく、今にも雨が降って来そうな空模様。
駅の近くにある同志社大学→
この同志社大学の裏に、『Papa Jon's(パパジョンズ)』 の本店がある↓
←赤い外観が目を引くお店は席数も少なくこじんまりとした感じ。
お昼の時間はとっくに過ぎていたので店は空いていてすぐに座れた。外の寒さで冷えた体が暖かい店内の中でゆっくり解凍されていく。
チーズケーキが有名な店だけどランチをまだ食べていなかったので、ランチメニューから夫はカレーのプレートを、私はフリッタータのプレートを注文する→
新幹線の中で野菜ジュースを飲んだだけだったのでさすがにお腹が空いていてぺろりと完食。
デザートを食べる余裕は十分にあったけど、この後で行きたい甘味処もあったのでぐっと我慢してコーヒーだけで食事を終えた。
ネットでは売っていない焼き菓子を幾つか購入して店を出た。今度はチーズケーキを食べたいな。
敷地へ入るとまず「瑞春院」と言う小さな寺があったけどここには入れず。
←次に見えてきたのが「経蔵」と呼ばれる建物。
経蔵は、経典や仏教に関する書物を収蔵する場所らしい。
屋根をよく見ると、瓦のはじっこに鬼が2つ並んでいる→
魔除けの意味があるのかな?
凝ってますね。
そうして見えてきました、「法堂(はっとう)」が・・・どーん、と威厳のある佇まい。
人の居ない静かな空間の中で見るお寺はなかなか良かった。
これで天気が良かったら最高だったんだけどな・・・東京は晴れていたのに!
まだ殆ど何もしていないのに既に脚が痛くなってきたので、ここからはさくっと見る事にする。
知らなかったんだけど、ちょうど法堂の天井画、「蟠龍図(ばんりゅうず)」が特別公開されていたので、これだけは見たい!と拝観料600円を払って法堂へ入る。
狩野光信が描いたこの天井画は、堂内で手を打つ反響音が龍の鳴き声のように聞こえると、通称「鳴き龍」として知られている。夫が試しに手を叩くとわずかに音は反響するものの、龍の鳴き声のようには聞こえなかった(そもそも聞いた事がないから分からん・苦笑)。
←躍動感のある見事な龍の絵(撮影不可)を見た後は、法堂の裏にある「方丈」へ。
ボランティアの人による解説付きツアーをやっていたけど、脚が痛いのでここは見学せずに出た。残念!
痛い脚をなだめすかし再び駅へ戻って電車に乗り、今度は烏丸御池駅で下車する。
烏丸通を南下し、三条通で左折する。京都は通りに名前が付いているのが便利だよね。
←みずほ銀行の京都中央支店。
市内のあちこちにこういう赤レンガの壁の洋館が建っていた。郵便局とか博物館とか。
それから事前に印刷して来た地図を頼りに細い道をいくつか通って、『栖園(せいえん)』に到着↓
栖園は、老舗和菓子店・大極殿本舗直営の甘味処。
←明治時代の町家を改装したという店の外観は京都らしい風情がある。
店へ入ると坪庭が眺められる窓側の席がちょうど空いていてすんなり着席できた。ラッキー。
「琥珀流し」と名付けられた寒天のお菓子が有名な店だけど、寒いので私はぜんざいを、夫は抹茶と生菓子を注文する。
庭に置いてある金属製の鉢に一匹だけ居た金魚がゆっくり泳ぐ姿を眺めつつ、しばし脚を休める。
小さくても眺める庭があると何だか和むね。
←運ばれてきたぜんざいは焦げ目の付いたお餅が2つ入っていてかわいらしい。
「大粒丹波大納言」とメニューに書いてあった通り、大きな粒の小豆がほくほくとして食べ応え有り。
寒さと痛さで弱った体にしみる甘さでありました。
お土産に包み紙がお洒落だった「カステイラ」と「花背」というお菓子を購入し店を出る。(後で知ったけどここは京都で最初にカステラを販売した店だったらしい。)
ちょっと元気になった所で、次は堺町通を南下して京の台所と呼ばれる「錦市場」へ。
錦小路通り沿いに色々な店が軒を連ねる商店街の長さは390mもあるそう。
私は実に16年ぶりの再訪だけど、相変わらず狭い通りは沢山の人で賑わっている。
でも前回と違うのは海外からの観光客が多いこと!日本人より中国人や韓国人の方が多いんじゃないかな?と思えるほど。
食べ歩き天国なのか?皆さんあれこれ食べております。
←お惣菜屋さんのショーケースには様々な種類のおばんざいがずらり。
京野菜や漬物、豆腐やお茶など京都らしい食材を扱うお店が多いけど、お土産や焼き物を扱う店もちらほら。
ただ見るだけでも楽しい市場だけど、脚が痛くてそんな余裕なし。
せっかく時間とお金をかけて来たのに何てザマ・・・2009年の北海道旅行と同じだわ。
そんなわけでささっと写真を撮って錦市場を後にし、再び電車に乗って京都駅へ戻る。
夫にコインロッカーの荷物を取りに行ってもらい、エレベータで地上へ出ると京都タワーの姿が飛び込んできた。これを見るとどうしても「ローソク」って思っちゃう(笑)。
駅近くのホテルでチェックインを済ませ、部屋で少しだけ休憩・・・正直このままベッドへ直行したいくらい疲れ切っていたけど、頑張って再び外へ出る。
夕食を食べに行く前に、日が落ちる前の京都の街を見ようと京都タワーの展望台へ上った。
下のチケット売り場には人が殆ど居なかったのに、展望台には思ったより人が居た。
←大きな京都駅もここから見ると小さく見える。
今回は行けなかった東本願寺も敷地ごと上からしっかり見えた→
高さ131mの京都タワーは建物の高さに規制がある京都市街では最も高い建造物らしい。
だから360°ぐるっと景色が見渡せるのね。・・・って私は座ってばかりで大して見れなかったけど。
家に戻ってから撮って来た写真を拡大して今頃楽しんだりして(苦笑)。
←タワーを降りた後は京都駅へ。
極力歩きたくなかったので、駅ビルの10Fへエレベータで行く。
このフロアにある、「京都 拉麺小路」には全国の有名ラーメン店が8店舗集まっている。
事前にネットで調べた、「宝屋」というラーメン店に入ろうと思っていたのに無かった・・・期間限定だったのかな??
他の店を探す気力は無かったので、別の京都ラーメンの店に入って中華そば(並)を食べた→
京都のラーメンはあっさりしているんだろうと勝手に想像していたのだが、しょっぱくて脂っこかった。チャーシュー麺の大盛りなんて頼んでしまった夫は完食するのにかなり苦戦していた(苦笑)。
胸やけする重い体で外へ出るとすっかり暗くなって京都タワーがライトアップされていた。
コンビニで牛乳や野菜ジュースなんかを買ってホテルへ戻り、口直しにパパジョンズで買ったお菓子と一緒に頂いた。もう外でラーメンは食べるまい、と決意した中年夫婦なのでした(笑)。
この日の万歩計は14,775歩をカウント。
自宅から東京駅に行くまで結構歩いたとはいえ、痛い脚でよく歩いたな。
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