2025年3月31日月曜日

今月読んだ本


2024年に発売された新装版 1,540円もする!


指先の潰瘍が治らないので今月も時間が出来るといそいそと本を読んでいた。
四十も過ぎるとフィクションはもう読めないな・・・と思っていたのに、先月から英国ミステリー物を読み始めてその面白さにハマりつつある。
読んでみようと思ったきっかけは、この1年余りTVで英国のミステリードラマを見ていて面白いものが多かったから。ドラマが見れるなら小説も読めるのでは?そう思ったのは間違いではなかった。

インパクトの大きかった作品が、ミネット・ウォルターズの「女彫刻家」↑
物語はフリーライターのロズが、6年前に母親と妹を惨殺した罪で収監されているオリーブ・マーティンに会いに行く所から始まる。刑務所内で「彫刻家」と呼ばれているオリーブは、身長180cm、体重165kgを超える大女。恐怖心と闘いながらもオリーブにインタビューしていく内にロズの心に疑問が生じる。果たしてオリーブが本当に殺したのだろうか?
オリーブが罪を認めたのであっさり片付いてしまった事件。でもロズが調べていく内に矛盾点や疑惑が浮き上がり、事件の真相が見えて来る・・・あらすじはこんな感じ。

読み始めるとまるでドラマか映画を見ているように映像が出てきて、中盤からは一気に読んでしまった。ラストまで犯人が誰なのか見当もつかなかったし、読み終えても疑問が残ってスッキリしない。でもそこがまたリアルな感じがする。著者の初期の作品だけどよく書かれていて感心した。

そんな訳で2025年は私にとって英国ミステリー元年になりそう。
ミネット・ウォルターズ以外の作家でも面白そうな作品がまだ沢山あるみたいなので、図書館で借りて読み漁りたいと思ふ。それにしても文庫本っていつからこんなに高くなったの?1,500円超えとはびっくり。


<今月読んだ本>
・石井洋介/便を見る力
・ミネット・ウォルターズ/女彫刻家
・向田和子 監修、講談社 編/向田邦子の手料理
・相場正一郎/道具と料理
・手塚真/「父」手塚治虫の素顔
・ミネット・ウォルターズ/氷の家
・田島木綿子/海獣学者、クジラを解剖する。-海の哺乳類の死体が教えてくれること
・池波正太郎/わたくしの旅(池波正太郎未刊行エッセイ集 2)
・タサン志麻/忙しい人こそ「煮込み料理」を!-作りおきに、お弁当に、アレンジ料理に
・手塚治虫/手塚治虫とっておきの話
・ジル・ペイトン・ウォルシュ/ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎
・Tarzan 2025年2月13日号 No.895 [その不調は、漢方で治せる!] (雑誌)
・大平一枝/こんなふうに、暮らしと人を書いてきた


2025年3月27日木曜日

外来日




一昨日の外出疲れが抜けない体にムチを打って早起きし、満員電車に揺られて病院へ。
病院敷地内に植えられているソメイヨシノが少し咲いていた。淡いピンクの花に癒される。

今日の病院は何故か空いていた。検査もすぐ呼ばれて膠原病科の受付まではスムースに用事が済んだ。でもそこからは2時間半、フツーに待たされたね(苦笑)。読書は進んだ。

診察室へ呼ばれると、主治医から右手の人差し指と親指の潰瘍は良くなったかと訊かれる。
良くぞ訊いてくれました、とばかりに絆創膏を剥がして患部を見せ、ずっと軟膏を塗っているけど潰瘍が小さくならず、ここ最近は痛くて夜中に目が覚める事もあると訴える。
痛みが出たのは「ここ数日の気温上昇で血流が良くなって治癒が進んでいる事も考えられる」と言われ、治りを早める為にフィブラストスプレー500を処方してもらう。去年の春にも一度使った事がある、新しいタイプの皮膚潰瘍薬だ。これで皮膚の再生が進んで完治する事を期待したい。

血液検査の結果は、抗DNA抗体もIgGも増えていたけど「まぁ横ばいだね。でも今回はプレドニンの量はこのままでいこう」と言われる。プレドニンを減らすとIgG値は増えるそうで、3,000を超えたのは8年ぶりだった。CK値も192→274 U/Lとまた増えてしまった。色々と気にはなるけど原因は分からないから、ただ様子を見ていくしかない。

そんな訳で今回はプレドニンの減量なし、フィブラストスプレーと追加のプロスタンディン軟膏、プチぎっくり腰をやってしまったのでモーラステープを処方して貰った。次の外来予約を入れてもらい、診察終了。 会計を済ませて病院へ出ると風が生暖かい。ちょっと歩くと汗ばむ陽気だから、近い内に桜が満開になりそう。


最初に薬剤を溶液に溶かして作る(冷蔵保管)

新薬の潰瘍薬も出してもらった事だし、早く指の潰瘍が治って指先を使う作業が出来るようになりたい。 利き手のよく使う指がまともに使えないというのはとても不便・・・財布から診察券やらクレジットカードを出すのも一苦労だよ。

2025年3月25日火曜日

春の浜離宮


お伝い橋と中島の御茶屋


先週末から気温が急上昇して東京は昨日、桜が開花したと報じられた。
この暖かい陽気に誘われて浜離宮恩賜庭園へ出掛ける。先日の新宿御苑みたく混んでなければいいな~と思ったけど、チケット売り場には団体客や海外からの旅行客で込み合っていた。

春休みシーズンだし混むのは仕方ないかと諦めつつも、出来るだけ人の集まりを避けて潮入りの池へ向かって進む。お伝い橋の辺りまで来ると池が何かで覆われて汚く見える。




何やら藻?のような物が水面にあちこち浮いている→

もう何度となく浜離宮に来ているけど、こんな池を見るのは初めて。気温が急に上がった事が関係しているのだろうか。

遠くに東京タワーが見える↑

何とかこの藻を取り除きたい所だけど、それをやるとなると大変な作業だよね。野鳥の姿が少ないのは水が汚いせいなのか?・・・鵜、シラサギ、カモ、カラスの姿が少し見えた。




←余り見掛けない色合いのカモが日向ぼっこしていた。

ネットで調べてみたら「スズガモ」という海ガモの一種らしい。名前の由来は飛ぶ時の羽音が金属質で鈴の音に似ていることからだと。聞いてみたい。


いつものように東京湾が見える歩道を歩いてから梅林へ行く。さすがに梅の花は終わっていたけど、近くにユキヤナギが綺麗に咲いていた↓ 実家の庭にもあったから親しみのある花。



それから先へ進むと見えて来ましたよ、一面黄色の菜の花畑が♪
菜の花が見頃の時に来たのは10年ぶりくらいかな。春らしい眺めですな~。

種を蒔く時期をずらしているので2月頃から見頃らしい




意外にも菜の花畑はそれほど混んでいなかったので写真をゆっくり撮れた。

辺りにはミツバチが忙しそうに花から花へと飛び回り、蝶も飛んでいてのどかな景色。


気温も上がって暑く、既に足が痛くて疲れたのでそろそろ庭園を出てランチを食べに行こうって事になり・・・

ウェンディーズの近くに咲いていた桜(ソメイヨシノではない)

新橋駅から電車で1駅となりの有楽町へ移動する。
日比谷シャンテ前のウェンディーズへ行ったら過去最高の混みっぷりで2Fに座れる場所がなく、出入り口近くの席を何とか確保。絶えず人が行き来して落ち着かない中、バーガーを食べる。


新緑が芽吹いて来た丸の内仲通り

慌ただしくランチを済ませた後は、丸の内仲通りへ入って買い物がてら歩く。
国際ビルと帝劇ビルの建て替え工事が4月から始まるらしく、店じまいをしている店員の姿を見かけた。一保堂のように既に別の場所へ移転してしまった店も多いみたい。歴史あるビルがまた壊されてしまうのは寂しい。



ピエール・エルメエシレで定番のおやつを買い、くたびれた~足が痛い~と喚きながらも東京駅まで何とか辿り着く↑ 駅周辺は人が溢れ、スーツケースを転がして歩く人の姿も多い。


久々に撮った丸の内駅舎のドーム天井

最後に東京ステーションホテル2FにあるTORAYA TOKYOで生菓子を買って帰りの電車に乗る。
暑かったせいもあるのか何だか夫婦揃ってぐったり疲れた。万歩計は12,739歩をカウント。こんだけ歩いたのはいつぶりか。ともかく夕方ベッドに倒れ込んで1時間ほど起きれなかった。

夫が年だからもう外出に幾つものプランを詰め込むのは止めようと。確かにその通りだと思う・・・あれこれ欲張る年じゃない事を自覚しよう(笑)。
浜離宮の桜はまだ咲いてなかったけど、今週末ぐらいには近所の桜が満開になるかな?人の少ない所でひっそり花見が出来ればそれで満足できそう。

2025年3月15日土曜日

三寒四温


先日食べた虎屋の桜餅


昨日は20度近くまで気温が上がって暖かったのに、今日は11度と肌寒い一日だった。
今月は気温が急に上がったり下がったりする事が多い気がする。三寒四温とは言うものの、こう気温差が激しいのは体に堪える。年を取ると余計にそうなるのかも。

寒くなると困るのが手や足先に出るレイノー現象がなかなか消えないこと。
特に指先に潰瘍がある時にレイノーを放置すると潰瘍が進行するリスクが高い。レイノーが出たらヒーターでも入浴でも、とにかく温めて血流を促す。
今年初めに右手人差し指と親指の先に出来た潰瘍は、一時良くなりかけたけどまだ治りそうにない。この間に擦り切れたり穴の開いた靴下が溜まっているけど、潰瘍が治らない限りダーニングはムリ。そんな訳で履ける靴下が足りなくなって新しく何足か買った。早く繕いたいよ。

予報によると明日は雨で日中の気温が5度前後になるとか、真冬に逆戻りですな。
そろそろ桜の開花予想でメディアが騒ぎ出しそうな時期だけど、早ければ来週末ぐらいには開花するんだろうか。去年の花見は近所の桜を見て終わりだったけど、今年はどうしようか。人でごった返す所での花見はごめんだから、また近場の桜でいいかな・・・という気がしている。

2025年3月11日火曜日

新宿御苑


巨大なヒマラヤシーダー(ヒマラヤ杉)


朝起きた時は小雨が降っていたものの、すぐに止んだので予定通り新宿御苑へ。
新宿駅から新宿門まで徒歩15分、チケット売り場の前に人だかりが見えて来た。近付くとその殆どが外国人観光客!本当に最近はどこへ行っても多いね。



しかし御苑は広いのだから入ってしまえば混雑はそれ程気にならないだろう・・・と思ったが甘かった。日本庭園へ向かって人の波が途切れず。何度も来た事がある御苑でこれは初めてだわ。


新宿門のすぐ近くに咲いていたハクモクレンの花が満開で人が集まっていたので、その横を通り過ぎて大きなヒマラヤ杉やモミジバスズカケノキ(→)にしばし見入った。
こんな大きな木が沢山植えられている御苑は都会の空気清浄機みたいものかもね。


日本庭園のエリアは更に人が多く、遠くから写真を撮るだけにした↑
梅はもう終わっているだろうし、桜はまだ先だろうから空いていると思って来たのに・・・そんなのは関係なかった。色々な鳥の鳴き声に交じって様々な言語も耳に入って来る。



意外な事に梅の花がまだ少し咲いていた↑
その近くに満開を少し過ぎたカンザクラも何本か咲いていて、その花の中を何十羽ものメジロが元気に飛び回っていた(動きが速過ぎて綺麗な写真は撮れず)。ここは記念撮影する人が多くて道が通れないほどだった。こうなると花をじっくり見る気はしないなぁ。


日本で数少ない本格的な中国式建築らしい

2年前に来た時も見た「旧御涼亭」↑ 未だ一度も建物の中には入った事がない。
大きな松の木の雪吊りが見事ですな。そろそろ外す頃なんだろうか。


2,750平方メートルもある大きな温室

日が差さない外を歩いていたら体が冷えてしまったので、無料の休憩所に入って一休み。
それから枯れた芝生広場を突っ切って久々に温室を覗いてみる事にする↑



温室に入ると途端にカメラのレンズが曇るのはお約束・・・中は湿度が高く暖かいので上着を脱ぐ人もちらほら。ここも人が多かったので余り立ち止まらずにさくっと見ていく。



パンフレットによると熱帯・亜熱帯の植物を中心に、約2,700種が栽培されているそう。
バナナやカカオ、バニラやレモンなど食べられる実がなる物につい目が行ってしまう(笑)。小笠原や沖縄にしかない固有種も面白い(タコノキ、デイゴ、ガジュマルとか)。


写真じゃその大きさが分からない・・・

そして乾燥地帯の植物コーナーでは、「キンシャチ」というサボテンと再会↑
11年前にこのサボテンを初めて見た時にもその大きさに驚いたっけ。更に生長していたよ。


オオベニゴウカン(大紅合歓)の花

暖かい温室の中で熱帯の大きな植物やカラフルな花々を堪能して外へ出ると、当たり前だけど寒い!汗ばんでいた体が一気に冷やされてしまった。でも温室へ行くなら秋から冬だよね。


「オカメ」という名の桜

疲れてお腹も空いたので出口へ向かって歩いたら、また満開のカンザクラが咲いていてグレーの空をバックにピンクが映えていた。ソメイヨシノが咲く前にもう花見した気分になった。
(ちなみに花見シーズンの土日は事前予約が必要らしい)



いつものJr.チーズデラックスバーガー

御苑を出て三丁目まで歩き、京王フレンテ下にあるウェンディーズでバーガーランチ。
3か月ぶりのジャンクフード、悪くなかったよ。ここ最近、外食にお金使い過ぎていたので出費が少ないのも嬉しい(笑)。普段の食事にお金かけている分、外食はこんなんで十分だね。



ランチの後は伊勢丹の地下で買い物して14時過ぎに帰宅。
リチュエルで買ってきたばかりのピスタチオレモンケーキとカフェオレで一息つく。
万歩計は9,365歩をカウント。時々冷たい風が吹く中を歩いたせいか、夫も私もやたら疲れた。御苑での混雑ぶりにストレス感じたせいもあるかも?
次は晴れた日に人が少ない場所に行きたいね(東京だとそれが難しい・・・)

2025年3月6日木曜日

定期歯科検診




夕方北風が強く吹く中、約4か月ぶりの定期検診を受けに歯科医院へ出掛ける。
担当医にはこの正月はプラスチックの詰め物をした奥歯の事を気にせず餅を食べてしまったので、歯に欠けがないか見て欲しいと伝える。よーく見てもらった結果、「どこも欠けてないですよ」と言われて一安心。餅で詰め物が取れなかった正月は久しぶりだったわ、スバラシイ。


次にいつものように歯周病ポケットの深さを測ってもらう。結果はこちら↓



昨年10月末の結果と比べると、左上奥歯で4mmの深さだった所が3mmになっていたのは良かった。しかし、また出血箇所が増えてしまった(3か所→15カ所)のは軽くショック。
ドクターには「出血は丁寧なブラッシングで改善する事が多いから心配しないで」と言われ、確かに最近は雑に磨いていたなぁと反省。

チェックが終わった後は全体をクリーニングをしてもらう(超音波洗浄、フロス、歯間ブラシ、研磨)。最後に拡大鏡で虫歯がないか念入りに見てもらう。毎回これが緊張する。
前歯の少し茶色くなった箇所は相変わらず虫歯一歩手前の状態で、また様子を見ましょうって事になった。右奥歯の殆ど歯が欠けてなくなった所もプラスチックを入れてもすぐ欠けてしまうし、銀歯を入れるとなると下の歯を削らないといけなくなるというので今回もそのまま放置。いつかは何かしなきゃいけないんだろうけど、ともかく今日はこれで終わり。

歯の噛み込み具合が強すぎて歯全体が削れているし、細かなヒビも入っているし、年を取れば取るほど困った事になりそう。現状維持をどれだけ長引かせられるか、そこが重要だな。
20代後半で入院した時に口腔外科の医師に「早くマウスピースを入れないと歯がどんどん削れちゃうよ」と言われた時に真剣に聞かなかったバカな私! あの時に忠告を聞いていたら今はもう少しマシな状態だっただろうに・・・、と無駄な事を考えながら家に帰ったのだった(苦笑)。