2024年11月30日土曜日

今月読んだ本


装丁もシンプル


今月読んだ本の中で一番心に残った本は、ウー・ウェンさんの「料理の意味とその手立て」↑
以前どこかで紹介されていて読んでみたいと思っていた本。図書館の書籍検索をしたらあったので予約して借りた(既に誰かに借りられていたので少し待った)。

料理をする上で知っておくと役に立つポイント、調理方法それぞれの仕組み、調味料の役割と使い方が丁寧に解説られている。用例としてレシピも載っている。
時間がない時は炒め物はしない(準備に時間がかかるし、火を入れている間ずっと見ていないといけないから)、塩を上手に使って素材の味を最大に引き出す、油を調味料として使うなどなど、今後ずっと使えそうなTipが載っていて勉強になった。

体は食べたもので出来ているからこそ、一食一食を大切に。その為の手間を惜しんではいけない、でも毎日作る料理はシンプルで自由で良い。言っている事が明確、分かりやすくてウーさんにすっかり好感を持った。彼女の他の著書も読んでみたいし、ウーさんお勧めの太白ごま油を近い内に買って使ってみようと思う。


この他に今月読んだ本はこちら↓(著者/本のタイトル)
・松井直/私のことば体験
・イザベル・ボノワ/パリジェンヌの田舎暮らし
・大森一彗/からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て(令和版)
・伊丹十三、つるとはな編集部/伊丹十三の台所
・伊丹十三/ヨーロッパ退屈日記

2024年11月27日水曜日

虎ノ門ヒルズ、六本木


開放的なステーションアトリウム(3層吹き抜け)


気付けば11月もほぼ終わり、毎日があっという間に過ぎていくなぁ。
見たい写真展があって虎ノ門へ。初めて降りた虎ノ門ヒルズ駅はまだ新しくてピカピカ、改札を出た所にすぐあるステーションアトリウムが印象的。


ソール・ライター財団監修のもと、新たにプリントされた44点が並ぶ


お目当ての「Saul Leiter(ソール・ライター)展」は、虎ノ門ステーションタワーの3Fにあるart cruise gallery by Baycrew'sで開催中。入場無料、展示期間は来年1月13日まで。

ソール・ライター(1923-2013)はニューヨークを拠点に活動した写真家。
ファッション・フォトグラファーとしてのキャリアを終えると50代で表舞台から完全に姿を消し、マンハッタン東10丁目の自宅アパートの数ブロック内で写真を撮り続けた。2006年にドイツの出版社が埋もれていたフィルムを初の写真集として発表。以降、彼の作品は注目を集め、今なお多くの人を魅了し続けている。

以前どこかの美術館で開催されていたソール・ライター展の記事を読んで以来、ずっと彼の作品を見てみたいと思っていて願いが叶った。 写真はいかにも狙って撮ったという感じではなく、さりげなく日常のワンシーンが収められている感じ。ガラスや塀越しに見える風景、雨や雪の中の人々、何だかその奥に物語が見えて来るような作品に惹かれる。やはり写真集も見てみたいな。



駅直結、ステーションアトリウムの奥にある

写真展を見た後は2Fへ降りて外の景色をちょっと撮り、リチュエルがあったのでパンを買ってからB2Fにあるフードコート(T-MARKET)へ。

ランチを食べたのは、イスラエル料理の店「Ta-im(タイーム)」。
正午前で殆ど満席、でも運よくカウンター席に座れた。私はファラフェルプレート、夫はシュニッツェル(チキンカツ)プレートを注文。共にココナッツミルクと野菜のスープが付く。


ファラフェルプレート 1,580円

ファラフェルはひよこ豆をベースにスパイスやハーブを練り込んで作ったコロッケ。
添えられているピタパンにフムスやサラダ、ファラフェルを挟んでいたただく。焦げ茶色に揚げられたファラフェルはザクザク食感で香ばしく、スパイスの良い香りがする。最初の1、2個は美味しく食べたけど、すぐにお腹いっぱいになってしまった。



外を歩いてても寒くない(20度もあった)

いや~、ヘルシーなプレートのようで油が結構使われているせいなのか、夫も私も食べてすぐに胃がもたれてしまう。 お洒落なスーパーを見てから電車で六本木へ移動、ミッドタウンへ向かう↑




とりあえずコーヒーでも飲んですっきりさせよう、といつも利用しているカフェへ行く。

年寄りは食べ慣れない物を食べない方がいいのかな。でも異国の料理に興味があるのです(特に私が)。


コーヒーで何となくマシになった所で、1Fに飾ってあるサンタツリーを見に行った↑
約1,600体のサンタクロースのオーナメントで飾られた、高さ4Mのツリー。かなり昔に同じものを見た事があったような・・・そう思ってブログを見返したら、2012年12月にも見てたよ。




ツリーのふもとにも小さなサンタクロースが沢山飾ってあって可愛らしかった。ここで撮った写真でポストカードが出来そうよ。



ちなみにサンタツリーだけでなく、館内の天井には巨大な白いツリー(布製?)が吊るされ、その下ではクリスマス・マルシェも開いていた。ちらっと覗くとツリーやリース、スノードームなどクリスマスならではの商品が並んでいた。あと1ヶ月弱でクリスマスですか。


今年は暖かくて色付きが遅い気がする

予定では檜町公園をさくっと歩いて紅葉を撮るつもりが、もうヘロヘロに疲れていたので芝生広場(今はスケートリンクがある)の辺りまで歩いて終了。体力ないね。

万歩計は7,248歩をカウント、大して歩いていないのにしんどかった。胃が重かったせいか?
夕飯にいつもの食事(玄米と味噌汁、煮物、ぬか漬け)を食べたら大分落ち着いた。初めて食べたイスラエル料理、悪くなかったけどね。いつか自分でファラフェル作ってみたい!

2024年11月14日木曜日

清澄庭園


大正記念館 集会場として使われているらしい


昨夜、急遽出かけるプランを立てて清澄庭園へ(2016年の正月に行った時以来)。
清澄白河駅から庭園の正門まで徒歩5分ほど。入園料は8年前と変わらず大人150円、もう少し値上げしても良いのにね。ともかく園内へ入るとすぐ左手に大正記念館の大きな建物が目に入る↑


写真の奥に見える建物が「涼亭」

そして右手には大泉水(だいせんすい)と呼ばれる大きな池が広がっている↑
池には3つの中島が配され、数寄屋造りの建物(涼亭)が池に突き出るようにして建っている。





あいにく曇り空で紅葉している木々も少なかったけど、池の周りを歩きながら緑や野鳥の姿に和む。

ふと一羽のカモが池の端まで泳いできて、池から上がってこちらを暫く見ていた。餌をくれると思ったのかな?妙に人慣れしていてびっくり。
後はお馴染み、石の上で亀が甲羅干ししている姿も見えた。太陽は出ていないけど(笑)。


昔は池の水は隅田川から引いていたので潮の満ち引きによって池の景観が微妙に変化していたらしい。今は雨水で池の水をまかなっているそう。


大きな石は「紀州青石」↑

清澄庭園と言えば、全国の石の産地から集められた様々な種類の石が配置されている「石庭」の印象が強い。敷石や橋、磯渡り、枯滝などあちこちに石が使われていて、特に足場に石が敷いてある所は転ばないよう気を付けて歩いた。



涼亭を通り過ぎ、苔の生えた場所からパチリ↑ 紅葉が進めば良い写真が撮れそう。
ぐるっと回って再び出入口まで戻って散策終了。十分楽しみました。



昨年12月にOPENした店

お腹も空いて来たのでランチにしよう、と清澄庭園のすぐ近くにあるカフェ「Park Stand Tokyo」に入る。コンクリート打ちっぱなしの天井、木の壁と木のテーブル、ぱっと見はお洒落な感じ。席は6割くらい埋まっていたけど、すぐ案内してもらえた。客層は9割以上が女!



私はトマトとチキンのスパイスカレーとホットレモネード、夫は季節のサラダプレート+フライドチキン、カフェラテを注文。これに大根が入ったコンソメスープも運ばれてきた。
スパイスが効いたカレーとジャスミンライスも、添えられていたピクルスも美味しかった。夫の食べていたサラダプレートも野菜の種類が豊富、チキンも熱々で柔らかくて満足気な様子。

思ったより良かったのだけど、店内の反響音が大きく耳栓したいくらいうるさかったのが残念。女のお喋りはやかましいわ(苦笑)。レジ横で販売していたスコーンをお土産に買って店を出る。




それから清澄通りを南に向かって歩く。通り沿いに小さな店がひしめき合っている。カフェや飲食店が多いね。途中、仙台堀川に架かる「うみべはし」を渡る↑ 桜の葉が赤く色付いて綺麗だった。



橋を渡って数分歩いた所にある「B² ビースクエアード」に到着↑
そう、ちょうど先週に吉祥寺店に行ったばかりのカフェ&ベーカリー。吉祥寺店でお土産に買ったパンが気に入ったので、同じパンを買おうと思って。しかし一番買いたかったエスプレッソロールはなく(売り切れ?)、代わりに別のパンを幾つか購入した。


清澄通りをUターンする

お土産を買った所で、このまま南へ歩いて門前仲町駅から電車に乗るつもりだったのだけど・・・ここで夫のナルゲンボトル(水筒)が無い事に気付き、記憶を辿るとどうやらランチを食べた店のレジ辺りに置いて来たっぽい。仕方なく来た道を戻り、無事にボトルを回収。やれやれ。

結局、行きと同じく清澄白河駅から電車に乗って帰宅した。
万歩計は8,316歩をカウント。もう少し晴れて暖かければ良かったな~。次回は青空をバックに紅葉を撮りたいね。夫よ、お疲れ様でした。

2024年11月6日水曜日

久しぶりの吉祥寺




2018年3月に花見に行った以来の吉祥寺。
まずは吉祥寺駅の南にある、井の頭公園へ向かう。前回は駅から公園まで人だらけで思うように前に進めなかったけど、今回は普通に歩けた。公園へ入ると思ったより人が居たけどね。


遠くにスワンボートが1艘だけ浮かんでいる

ここ最近ようやく朝の気温が低くなって来たものの、園内の紅葉は始まったばかり。
薄曇りの寒空の下、池にはスワンボートが1艘しか出ていなかった。ちと寂しい風景だな。



池の中央に架かる橋の付近の木は少し色付いていて綺麗だった↑
橋の上から野鳥(カモと鵜が多い)が泳ぐ姿をしばし眺めてから、鳥の鳴き声をBGMに池の周りを少しだけ歩く。



気温15度に届かず、日差しもないのでコートを着ていても鼻が垂れて来た(苦笑)。
たった20分ほど滞在で公園を後にし・・・


吉祥寺駅前の交差点

↑吉祥寺通りを北へ進み、高架下を通って駅の北側エリアへ。
ユニクロ、パルコ、東急百貨店の前を通り過ぎる。この辺りは人の往来が多くて賑やかだ。



↑そうして吉祥寺エクセルホテル東急の中にある、「B²(ビースクエアード)」に入る。
天然酵母のパンと自家焙煎コーヒーを提供するカフェで、吉祥寺以外にも東京に何店舗かあるらしい。ランチメニューはないそうで、カウンターに並ぶパンの中から好きな物を選び、コーヒーと一緒に注文した。


パンは温め直して出してくれる

夫はローストチキンとアボカドのサンド、私はきのこチキンのキッシュを、カフェラテはシェアで頂く。味は悪くない、まぁまぁかな。まだ昼前で空いている店内で外を眺めながらゆっくり出来たのが良かった。お土産にパンを幾つか買って店を出る。




次に向かったのは大正通り沿いにある「クレヨンハウス吉祥寺店」↑
1Fにオーガニックレストランと自然食品と雑貨の店、2Fに子供向けの本やおもちゃの店があり、地下には「未完の本屋」とギャラリースペースがあるそう。
私達のお目当ては1Fの「野菜広場」と名付けられたオーガニック食品の店。いつも利用している自然食品店には置いてない商品があるのか、一度覗いてみたかったのよね。



実際に商品が置いてある棚を見ると、野菜以外は馴染みのある物が殆どだった。
そんな中、有機の炒りぬかがあった↑ 今使っているぬか床の足しぬかとして使うつもり。意外と有機のぬかは売ってないので買えてラッキー。大きな柿も1つ購入。



クレヨンハウスの後は、コピス吉祥寺へ行く↑
この中に入っている自然食品店の「ボンラスパイユ」へ行くつもりだったのに、フロアマップを見ても載っていない。もしかして最近閉店してしまったのかも?と、がっくりしながら地下にある別の自然食の店を覗いた。 (帰宅してからもう一度調べたら、店は3Fにあった。てっきり地下だと思い込んでいたので気付かなかった・・・また次回に!)


JR吉祥寺駅 北口

コピスを出て人で溢れかえる商店街を抜けて再び駅に戻る↑
最後に駅直結のアトレ内にあるオーガニックショップ「ナチュラルハウス」に立ち寄る。ここは小さな店舗で商品数が少なかった。探していたスギナ茶も置いてなかったので何も買わずに出る。


ニュース速報でトランプ優勢と知って落胆しつつ・・・

そんな訳で吉祥寺の自然食品店を巡る旅(?)は終了。
お昼が少なかったので帰宅してから買ってきたバナナウォルナッツケーキと豆乳カフェオレを食べる。蒸しパンのような不思議な食感だったけど、優しい甘さで食べ応えがあった。

寒い中歩いた歩数は、7,822歩。相変わらず吉祥寺は人が多かったな。
やっと秋らしくなって来たから、これからは紅葉を見に行くプランを立てれそう♪