2015年3月21日土曜日

東京都庭園美術館




妹2人と私の3人で庭園美術館へ。
前回行った時からちょうど5年。この間に3年かけて改修工事が行われ、昨年11月にリニューアルオープンしていたそう・・・全然知らなかった。


そんなわけで、どんな風に変わったのか楽しみにしつつ美術館へ向かった。
正門近くのチケットカウンターで美術展のチケットを購入(今回は1,200円)して敷地内へ。
少し歩くと優しいクリーム色の外壁が印象的な旧朝香宮邸が見えてくる↓




1933年に建設されたこの邸宅には随所にアール・デコ様式を取り入れたデザインが見られて本当にお洒落!

完全に西洋ではなく、玄関に狛犬があるように、日本の伝統的なものも上手に取り入れてあるのが興味深い。
ちゃんぽんにすると大抵は中途半端なものになってしまうんだけど、ここは見事に融合していると思う。

建物の中に入った途端、あちこちに見所が多いので訪れる度に発見がある素敵な邸宅。
早速美術展を見たい所だけど、3人ともお腹が空いていたのでまずはランチにすることに(苦笑)。



ランチは本館に隣接して出来た新館(↓)のカフェで♪
新館は本館にどこか似た雰囲気の建物で、本館と新館を繋ぐ通路には波のような凹凸のあるガラスの壁から光が差し込んでいる。





このガラス越しに見える外の景色は少し歪んで不思議な感じ。

なかなか良いですな。



『café du Palais(カフェ・ド・パレ)』は細長いカフェで思ったより狭かったので、少し寒いけど外のテラス席に座った。

食事メニューはサンドイッチしかなかったので、私と2番目の妹はサーモンとポテトサラダのサンドイッチを、偏食気味の一番末の妹はりんごのケーキとカフェラテを注文。

←カフェオリジナルのノリタケ製の食器が素敵♪
ネットでもミュージアムショップでも販売されているけど、現在品切れで予約受付中だそう。

鳥のさえずりが聞こえる広い庭の一角で優雅な気分で頂いた。もうすぐテラスで食べるのが気持ちいい季節になるね。



空腹が治まった所でようやく美術鑑賞スタート。
現在開催中の美術展は、開館30周年記念展の『 幻想絶佳:アール・デコと古典主義 』。
古典主義のアール・デコ作家達の作品(家具、磁器、銀器、ガラス、ドレス、絵画、彫刻など)約80点余りが展示されている。

改修された本館はそれ自体がアート作品のようで、展示されている美術品と共に部屋の内装もじっくり鑑賞した。壁、床、天井、照明・・・ホントどれも美しい。



特別公開の時以外は室内の撮影禁止だけど、唯一、この『 妃殿下居間 』だけ撮影が許可されていた↑

洗練されたデザインのテーブルウェアが素敵!→
カップの淵に留まっている陶器の鳥がかわいい。



新館、本館の展示を一通り見て美術館を出る。
束の間だったけど思わずため息が出る程のゴージャスな空間に浸れて良い気分だったな~(笑)。
庭はまだ工事中で公開されていなかったけど、公開されたらまた是非来たい。



←敷地内にあるソメイヨシノのつぼみが膨らんでいた。
来週末くらいには開花するかな?

桜と邸宅のツーショットも良さそう。




これは「寒緋桜」という花らしい→
濃いピンクが目を引いた。

花が下を向いているのが面白い。



←椿がまだ綺麗に咲いていた。
この花びらの完璧な重なり具合には毎度感心してしまう。

妹達も「かわいい!」を連発してスマホで撮っておりました。


正門近くにあるミュージアムショップに立ち寄ってから目黒駅まで戻り、アトレの上のレストランで食事(まともに昼を食べていない末の妹の為に)をしようと思ったら満席で店の外に行列が出来ていた。
待つのにしばらく時間がかかりそうだったので、私は早々退散させてもらう事にした(来週早々の入院を前に体力温存と準備の為)。

妹達よ、最後慌ただしく帰ってごめんよ。
久々の美術展、楽しかったね!
また機会を作って是非行きましょう~

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