2024年2月8日木曜日

夢の島熱帯植物館


3つのドームから成る大温室

ちょっと足を延ばして新木場にある夢の島熱帯植物館へ。
駅から夢の島公園の入口まで徒歩15分、更に公園の敷地奥にある植物館まで10分程かかった。
前回来た時(15年前)と景色が違うな~と思ったら、公園の外に緑道が出来ていたり、広場中央にあったテニスコートがなくなってアーチェリー場が出来ていた。


右の木にココナッツの実がなっている↑

やっと到着した時には体が冷え切っていたので入場券(250円)を買って温室へ入る。
中は巨大な木がそびえ立ち、熱帯特有の大きな葉の植物が覆い茂っている。そしてお風呂場みたいに湿気があって暖かい!カメラのレンズが一気に曇ってしまってすぐに写真が撮れなかった。



夢の島公園はごみの埋め立て地を整備して作られた面積43haの公園。植物館の大温室にはごみを焼却した余熱を暖房に利用しているそう。A, B,Cのドームにはそれぞれテーマに沿った植物が計1,000種類以上も植えられている。


蘭は形も色も様々、種類が多かった

熱帯に咲くカラフルで面白い形の花々を見つけて撮りながら、ジャングルの小道を進んでいく。久々に来たので殆ど覚えていなくて初めて来たみたいな新鮮さがあった。


ブーゲンビリア、かな?



Aドームには熱帯の水辺に生息する植物が、Bドームにはココナッツやバナナ、カカオなど実がなる木が多く植えられている。


これはゴレンシの実→
果実の断面が星の形をしているのでスターフルーツと呼ばれている、あの南国の果物。
黄色のプラスチックで出来たおもちゃのようにも見える。見慣れない光景で興味深い。

お菓子の香りづけとして使われるバニラビーンズが木になっている姿も見た。チョコレートの原料のカカオもそうだけど、熱帯産の植物って意外に身近にあるものだね。

面白い形の花(名前確認せず)

Cドームには小笠原諸島の植物が植えられている。小笠原に生息する生物は独自の進化を遂げた固有種が多いらしい(タコノキやノヤシ、ムニンヒメツバキなど)。 同じ「東京都」でも都心から1,000kmも離れていると生態系がまるで違うね。



ハエトリグサ:トゲのついた2枚の葉で虫を捕食する

大温室のジャングル探検の後は「食虫植物温室」へ入り、ウツボカズラやハエトリグサ他、9種類の食虫植物を見る。甘い蜜の匂いで虫を誘い込み、虫が来たら葉で挟んだり袋の中に落として消化液で溶かして自分の栄養にする・・・凄い仕組み!


ネペンテス(和名:ウツボカズラ)

植物っておとなしいイメージがあるけど、食虫植物は思い切り肉食系よね(笑)。地球上に存在する生物それぞれが、自然界で生き抜く為に長い時間をかけて進化しているって不思議で神秘的。でも自然からどんどん離れて好き勝手している人間は果たして進化しているって言えるのかな。



ハーブ園の奥に鎮座していた板根(ばんこん)

オーストラリア庭園とイベントホールでやっていた展示コーナーをささっと見てから外へ出ると、ハーブ園の奥に展示されていた「板根」に目が行く。熱帯雨林の大木の根元に出来る板状の根で、板根のお陰で背の高い木もしっかり支えられて倒れないんだそう。この木は高さ50m、幹の周りが7mもあったらしい。マレーシアのサバ州の好意で夢の島まで運ばれてきたそうな。




思いのほか楽しくて長居してしまったよ、夢の島。入場料250円は安すぎる気がする。
それはともかく、次はランチを食べに以前から気になっていた店へ向かう。古い木材倉庫をリノベーションしたインテリアショップ「CASICA」、この店内の一角にあるカフェへ入る。



ここでは薬膳を取り入れた料理を提供していて、ランチは副菜を選べる定食かカレーの2択。
私が食べたベジカレーは辛さも塩気も殆どなく、野菜のポタージュみたいな感じ。夫のチキンカレーは「魚臭い」そうで、他にもカルダモンやら何かのスパイスがごろごろ入って食べにくかったみたい。後で魚醤が入っていたと知り、カレーに魚醤??ってびっくり。


新木場駅の外観

ランチの後はインテリアショップをぐるっと見て回る。日用品からアンティーク家具まで色々売っていて面白かった(例によって何も買わなかったけど)。 駅へ戻り、電車に乗って寄り道せずに家へ帰った。万歩計は8,537歩をカウント。

久しぶりの植物館では色々な植物を見れたし写真も沢山撮れて楽しかった。
ランチは後から胃もたれ起こしてちょっと残念だった・・・「薬膳」だからヘルシーかな、と思ったのにね。まぁ時には外れを引く事もあるか。さて、次はどこへ行こうかな?

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