2015年7月9日木曜日

三菱一号館美術館



今年の梅雨は大して雨が降らないなぁ・・・と思っていたら、今月に入ってからよく雨が降る。
エアコンを殆どつけずに過ごせるのは良いんだけど、ここ数日は涼しいと言うより寒い!

今日も朝から雨が降って涼しかったので長袖長ジーンズで出掛ける。
有楽町駅から向かった先は・・・三菱一号館美術館



何度もこの建物周辺に来ているし、美術館のカフェにも入った事があるけど、実はまだ一度もここの美術展に行った事がなかった。

入口は中庭に面しているので、まずブリックスクエアのある中庭へ。
殆ど人が居ない静かな庭に小さなバラやあじさいが雨に打たれて可憐に咲いていた。

入口はこちら↓
傘をここで預けてチケット売り場へ行く。



現在開催中の美術展は、「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」。
幕末明治に活躍した絵師、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の作品と共に、彼の弟子でもあった英国人建築家、ジョサイア・コンドルの描いた絵や建築関係の資料などが展示されている。

暁斎の「惺々狂斎画帖(三)」。ここは写真撮影OK。

三菱一号館やニコライ堂を設計したコンドルが、日本人の妻を持ち、20歳以上も年上の暁斎と深い親交があったなんて知らなかった。

暁斎の絵は、狩野派を引き継いだ正統派の作品から型にはまらない自由でユーモラスな作品まで実に多彩。特に動物や妖怪を描いた作品と日々の出来事を絵で綴った日記が面白かった。

そしてコンドルが描いた日本画もかなり上手くてびっくり。
本業である彼の手書きの設計図も繊細な線で書かれて美しく、アート作品と言っても良い程。
天は二物を与える事もあるんだな。

鑑賞は楽しかったけど、夫も私も途中からお腹が空いて仕方ない。最後の辺は急ぎ足で見た(苦笑)。
ミュージアムショップをささっと見てから外へ出るとまだ雨が強く降っていた。




木にとまっているカラスを発見→

見てきたばかりの暁斎のカラスの水墨画を思い出す。
雨に濡れて黒く光るカラス、なかなか渋くていい感じ。


ブリックスクエアにある、エシレ専門店でクロワッサンと焼き菓子を買って、いざランチへGO!(笑)
空腹を抱えて雨の中向かった先は・・・


← 一度入ってみたいと思っていた、「Brasserie VIRON」
パンやスイーツを販売する店の中に、料理や酒を提供するブラッスリーがある。

店へ入ると既に満席だった。
ウェイティングリストに名前を書いてしばらく待っていたけど、空腹に耐えられず断念。



結局パンを幾つか買って店を出て、同じビル内にあった中華料理店に入った。

かなり広い店内だけど、ここもほぼ満席の大盛況。
カウンター席なら空いているというのでカウンター席へ。

夫は「油淋鶏」を、私は「木須肉」を注文。
中華ならすぐ出て来るでしょ、って思っていたけどなかなか出てこなくて空腹のピークは過ぎてしまった・・・

それでもいざ料理が来たら、しょっぱくて脂っこくてもがっつり食べられたけど(苦笑)。


↑「東京駅」と刻まれた石碑


体に燃料を入れて動けるようになった所で東京駅(←)へ向かい、丸の内北口から自由通路を渡って大丸に行く。

ここの地下でマスカルポーネを買おうと思っていたんだけど、在庫切れで無かった・・・せっかく久々に夫にティラミスを作ってもらえると思っていたのに、残念!
コーヒー豆とおやつを買って帰りの電車に乗った。


最寄り駅に着いた時は雨は小降りにはなっていたけど、出掛けている間ずっと降っていたな。
雨の外出は極力したくない人なんだけど、いざ出てみると結構楽しかった。特に雨の日の美術鑑賞はしっくり合う気がする(人が少ないのも良い)。



万歩計は8,785歩をカウント。脚がかなり痛いので1万歩は歩いたと思ったんだけどな。
作品の前で立ち止まっては見る、を繰り返す美術鑑賞が脚に効いたと思われる・・・

今日はランチがイマイチで残念だったけど、念願の三菱一号館美術館の中に入って見応えのある美術展を見れたので良しとしよう。
明日の朝、エシレのクロワッサンを食べるのが楽しみ♪

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