2010年9月7日火曜日

外来日(皮膚科&膠原病科)

今朝も頭をかきむしる自分に気付いて起床。
まだ5時半だったけど、病院へ行く日だったのでそのまま起きてゆっくり準備した。

10時前に病院へ着き、いつも通り尿検査と採血を受けてから、まずは皮膚科へ。
予約時間は10時半だったけど、診察室へ呼ばれたのは12時半過ぎ。待ちくたびれた。

さてさて、前回は皮膚科のドクターに、頭のかゆみは「脂漏性皮膚炎」によるものでしょうと言われた私。その後、家に帰ってネットで脂漏性皮膚炎の事を調べてみたけれど、どうしても自分がその皮膚炎にかかっているとは思えなくて納得がいかなかった。

処方されたかゆみ止めの内服薬を飲み、ステロイド外用薬を頭皮に塗って2週間経ったけれど、思ったより症状は改善されなかった事を告げる。
ドクターも、「うーん、頭の左側だけに症状が出るって所が気になるんですよね」と首を傾げる。
その後次々に色々な質問を受けた。

・・・で、その結果、「どうも『帯状疱疹』だった可能性が高いですね」という結論に。

「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」とは簡単に言うと体の中に潜伏している水痘(水ぼうそうとも言う)ウィルスが、体の抵抗力が落ちた時に暴れだす感染症の病気。
ドクターが言うには、ウィルスが暴走した場所は神経に沿って帯状に発疹が出て、神経痛と強い痒みが生じるとのこと。

8月の始めに頭が痛くなり始めた頃に口唇ヘルペスも出来たし(これは帯状疱疹のウィルスとは別ものだそう)、体が弱っていた事は確か。
それに冷たい刺激(特にクーラーの風がダメだった)に異常に反応してものすごい痛みがあったという点も帯状疱疹による神経痛の特徴に似ていると言われた。
頭の左側だけに痛みやかゆみが出たのは、恐らく左の三叉神経の辺りに炎症が起きたせいではないかと言われ、そう言われると左耳の奥がずっと痛かったので納得が行く。

ただ、三叉神経の帯状疱疹の場合、発疹は後頭部ではなく顔に出るのが典型らしい。
いずれにせよ、帯状疱疹にかかっているどうかは、発疹が出て来たばかりの状態を診ればすぐに分かることが多いらしいのだが、私が皮膚科を受診したのは痛みもかゆみもピークを過ぎてからの状態だったので、今となっては確認の仕様がないし、はっきりとした診断は下せないと言われた。

「今回の症状が『帯状疱疹』だったとしても、非常にレアなケースで診断は非常に難しかったと言えるでしょう」だそう。ただでさえレアな病気にばかりかかっているっていうのに・・・(苦笑)。

念のため、帯状疱疹ウィルスに感染していた痕跡が残っているかどうかを調べる血液検査を受ける事にした。結果が出るまで1週間ほどかかるというので、また来週皮膚科を受診する予定。
そして、首筋の傷跡を綺麗に治す為の外用薬(ヒルドイドローション)と、神経痛に効果があるという内服薬(メキシチールカプセル100mg)を処方してもらった。

いや~、30分近く長々とドクターと話をしてようやく自分でも合点が行く診断が聞けて何だかほっとした。変なもので、体の不調が続くのに自分が何の病気にかかっているかが分からない時ほど不安な事ってないのよね。
SLE(全身性エリテマトーデスの略)を発症した時も、半年以上原因不明の関節痛に悩まされ、会社を辞めるハメになり、休養しに帰省した長野で緊急入院。様々な検査を受けて、ようやく膠原病にかかっているらしいとドクターに告げられた時、「やっぱり私は病気だったのか」と妙に安堵した事を覚えている。

脱線したけど、お次はいつもの膠原病科を受診。

ドクターに「皮膚科のドクターに帯状疱疹だった疑い有りって言われました」と報告すると、「うーん、典型的な帯状疱疹の症状ではなかったんだけどねぇ・・・」と複雑そうな顔をしていた。

プレドニンの副作用で、あれこれ悪い症状が出ている気がするので、1mgでいいからプレドニンを減らして欲しいと懇願したら、「まだ抗体の値は高いんだけどねぇ・・・入院覚悟で減らしてみるか」と減らしてもらえることになった。(10mg → 9mg / 日)
ここ数日、リハビリがてら外を歩くようにしていると言ったら、「リハビリなんてまだまだ早い。特に薬を減らしたばかりは体が慣れるまで疲れやすいから、最初の1週間は特に無理しないように」ときつーく注意された。

プレドニン減量なんて1年以上ぶり!
嬉しいけど、減量によって病気が悪化する可能性もあるので、ドクターの言う通りしばらくはおとなしくしてなくちゃ。
そして、願わくば今度こそ薬が効いてこの頭のかゆみが治まりますように!

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