待ちに待った皮膚科外来。
先週やった血液検査の結果が早く知りたかったので、診察室へ呼ばれるまでの2時間半はかなり長く感じた。
ウィルスに感染しているかどうか調べる為の「ウィルス抗体検査」には幾つかの種類あり、私が今回行った検査では「補体結合反応(CF)」の値をチェックした。
結果は基準値を超える値が出て、皮膚科Dr.の予想通り、私がこの夏散々苦しめられた症状は『帯状疱疹』によるものであった事が分かった。
ドクターには検査結果の見方を詳しく説明してもらったけど、ここでは省略。
帯状疱疹にかかるのは20代と50代の成人が大半で、少し水ぶくれしたような赤い発疹が体のどこか(左右どちらか)に帯状に出て、ピリピリとした痛みを感じるのが通常のパターンだそう。
よって私のような30代で、しかも発疹よりも神経的な痛みの方が長く続くようなケースは珍しく、ドクターが正しい診断を出すのに時間がかかってしまったわけ。
ドクターからは「感染して症状が出始めた頃に抗ウィルス薬を飲めばすぐに効くんですが、あなたの場合もう症状も治まってウィルスの勢いは弱くなっていますから、後はこのまま自然治癒するのを待ちましょう」と言われ、今回の件は決着した。
これで何度も病院へ行ってドクターに処方してもらった薬がイマイチ効かなかったワケにも合点がいき、1ヶ月半苦しんだ諸々の症状の原因が分かってようやくスッキリした。
自己免疫疾患の私だけど、痛みに耐えていた己の体内で、暴れるウィルスと戦って体を治そうと頑張っていた我が免疫システムを称えてあげたい気分になった。
それにしても、私はいつどこで水痘ウィルスに感染したのか??
母亡き今となっては確かめようもないが、彼女の話によれば姉妹の中で私だけ水ぼうそうをやっていないらしいし(下に妹が4人もいるのにそれも変な話だが)、子供の頃にワクチンを接種したかどうかも覚えていない。もし水痘ウィルスに対する抗体を私が持っていたら、今回のように帯状疱疹にかかってこれほど重症化しないだろうし・・・
ただ、ドクターが言うには、仮にワクチン接種を受けていてもごく稀に感染する人は居るし、たとえ過去に水ぼうそうになって抗体を持っている人でも、免疫力が落ちている状態にあればおとなしく眠っていたウィルスが活発化して帯状疱疹になる場合はあるそうだ。
とにかく、ウィルスだの細菌って目に見えないものだから、プレドニンを服用して免疫力を落としている私にはオソロシイ奴らですわ。外へ出る時にはマスクはしないイカンって事ですな。
ちなみに首筋の傷跡はかさぶたは完全に取れ、大分綺麗になってかゆみも殆ど引いた→
左後頭部のいくつかの場所にある小さな発疹がまだかゆくてついボリボリ掻いてしまうのだけれど、当初より全然マシ。
伸びきったこのわさわさの髪の毛を早く切りたいけど、発疹が治まるまでもう少し待たなくては。
ドクターにはステロイド外用薬の使用は中止し、保湿と傷の治りを促進する外用薬の「ヒルドイド」を塗る程度にするよう言われたのでそうするつもり。
夕方、父に電話をして今日の事を報告。
父は今回の諸症状がSLEや筋炎の悪化ではなかった事に安堵し、私が快方に向っている事を喜んでくれた。
昔、母の背中に帯状疱疹が出た事は何となく記憶していたが、実は父も3年ほど前に帯状疱疹が出たらしい。
片方の足に発疹と痛みが出たのですぐ病院へ行き、帯状疱疹と診断され、処方された抗ウィルス剤を飲んだらすぐに症状は軽減、2、3日後には普通に会社へ行ってたみたい。
診断と対処が早ければそんなに違うものなのか??と思ったけど、私の場合プレドニンを飲んでいるし、持病があるから簡単に比較は出来ないわよね。
兎にも角にも、原因も分かって徐々に回復している事を実感しているのが何より。
これから段々涼しくなるのに従って、頭に残っているかゆみが自然に引いていきますように。
今回の件でこれまで以上に心配してくれた家族、友人にやっと安心してもらえる報告が出来て良かった。いつもブログでの近況報告ばかりでスミマセヌ。
みんな、いつもありがとうね。