2017年12月12日火曜日

父上京/上野で美術展&散歩


ロダンの彫刻、「カレーの市民」(西洋美術館蔵)


先週末父より「12日に東京へ行く」との連絡があり、上野駅で待ち合わせして上野公園へ。
ちょうど1年前も父と上野で美術展を見たんだっけ。
あの時と同様、公園内のイチョウの木はまだ黄色の葉が残っていて綺麗だった。今朝父が長野の家を出た時には5cmの積雪があったそうで、「やっぱり東京は冬が遅いなぁ」だって。




西洋美術館の敷地内にある幾つかの彫刻を撮り、晩秋の景色を見つつ東京都美術館へ向かう。
父は相変わらず大きなリュックを背負って(「万が一の時の為に」洗面用具や食料、本など色々入っている)さっさと歩く。元気だね、と思いきや・・・当人は私と会う前に駅で食べた辛いうどんが発端で胃の調子が悪いと落ち着かない様子(←時々ある症状らしい、病名忘れた)。




ともかく美術館に到着→

館内に入ると開催中の「ゴッホ展」を目当てに並ぶ人の長い行列が目に入った。
私もゴッホの作品は見たいけど、この人の多さの中見る気がしないなぁ。


今回父が見たい展覧会は、地下の会場で開催している、「東京都現代美術館所蔵 近代の写実展」と「上野アーティストプロジェクト 現代の写実―映像を超えて」の2つ。

父は千葉にあるホキ美術館(写実絵画専門の美術館)へ行って以来、写実画に関心があるらしい。
若手の画家の作品の中で幾つか惹かれた絵があった。緻密に描き込まれた世界はリアルに見えて少し現実離れしているような、不思議な感じがした。

私が疲れるので何回かベンチに座って休憩しつつ、2つの美術展を見た。どちらも展示数がそれ程多くなかったので私にはちょうどいいボリュームだった。



美術館を出て、ランチを食べようと思っていた店まで行ったものの、父の調子が戻らず・・・店先で15分くらい順番を待ったけど結局入るのを断念した。

←で、途中休みつつ次に向かったのが、「上野桜木あたり」という所。古い三軒家をリノベーションした複合施設(ビアホールやベーカリー、雑貨店などが入っている)。

ここのどこかで暖を取りつつ何か食べようと思っていたのだけど、イートイン出来るのはビアホールのみ。外のベンチには若い子達が座って何かを食べていて空きはなし。

ベーカリーでパンだけ購入し、空腹&脚の痛い状態で駅へ向かう事にする。


↑猫みっけ!でもカメラ間に合わず後ろ姿だけ(苦笑)


自販で買った温かいお茶を少量ずつ飲んで徐々に回復してきたと言う父と、あれこれ話ながら静かな住宅街の中を歩く。この辺りは古い家や建物が残っていて父にとっては懐かしいみたい。


↓谷中霊園の中を通って日暮里駅へ。
春は桜の名所として賑わう霊園も今の時季は静かな雰囲気。


空気は冷たいけど見事な晴天の散歩日和。
久々の谷中散歩は楽しいものの、既に左脚付け根の痛みは限界に達し、もう一歩も多く歩きたくない!てな状態に・・・(涙)。




やっとの思いで駅の南口に到着するも、そこには改札が有るだけで休めるような店は無し・・・仕方なく電車で池袋へ移動。

空腹のピークは過ぎていたけど、薬を飲む為にも何か食べなくては、と東武10Fのレストラン街へ行き空いていた店に入った。



暖かい室内でようやくランチ!
メニューに特に食べたい物が無かったので、無難にサラダとパン、スープを食べた。

父は生ビールだけ注文して少しずつ飲んでいた(空きっ腹には良くない気はするが・・・)。

私が食事を終える頃、父の胃の調子がやっと良くなって来たそうで、帰る前にとりあえず一安心した。


そんなこんなで今回も最後まで父には付き合えず、駅で別れた。
その後父はカツ弁当を食べるまでに回復し、予定通り三菱一号館美術館へ行って美術展を見たらしい。
良かった良かった。


一方、脚の痛い私はゆっくりゆっくり歩いて何とか帰宅。
万歩計を見たら、11,227歩もカウントしていた!!頑張り過ぎたわ(苦笑)。

この痛みはしばらく取れそうにないけど、今年最後に親孝行(?)出来て良かった。
父の予想外の不調で楽しみにしていたランチが食べられなかったのは残念だったけど、また次回父が東京に来た時に再訪してみたい。

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