2025年10月23日木曜日

10/18 帰省2日目/長峰山、馬場家住宅


右下にあるウッドデッキ?まで怖くて歩けず↑


帰省2日目は父、妹3人と私達夫婦の計6人で安曇野にある長峰山へドライブ。
何年か前に父や妹達が行った時に展望台からの眺めが良かったそうで・・・お勧めだと言われて行ってみる事にした。天気は下り坂の予報だったので朝9時に家を出発した。




曲がりくねった山道を車でぐんぐん上がり、途中少し迷ったものの展望台近くの駐車場に到着。
思いのほか車がいっぱい停まっていたけど、高台から親子連れの団体が降りて来て次々に車で去っていく。ちょうど入れ違いに到着してラッキー、そう思ったのだが・・・。

上へ行くと天望台のすぐ近くでチェーンソーのカービングショーなるものが開催されていて、辺りには爆音とガソリン臭が漂っているではないか!
だから先程の団体は退散したって事か、と納得。澄んだ空気を思い切り吸って広々とした景色を楽しむつもりだったのに・・・がっかりだよ。

夫が撮ってくれた安曇野と北アルプスの風景


しかも木で出来たやぐらのような展望台は階段が急で上れないし、坂の下にある展望デッキへは足元が不安定で私は行けず。夫にカメラを渡して風景を撮ってもらった。私はベンチに座って耳を塞ぎながら皆が撮影するのを待っていただけ、残念過ぎる(苦笑)。


遠くの北アルプスの山には雪がうっすら積もっていた


それでも目の前に広がるパノラマは素晴らしく、空が高くて開放感はあった。秋の空はクリアな青が清々しい。父は3台持ってきたカメラを使いこなし(?)大分粘っていたけど、それでも30分足らずで駐車場へ戻った。あの騒音ではとても長居は出来ない。



2013年11月に以前の店舗の隣に新設されたらしい


再び車で山を下りて次に向かったのは、竹風堂 あづみ野店。松本の中町にある竹風堂には何度か行った事があるけど、ここには初めて。妹達は先月もここで叔母と一緒にランチを食べたそう。
店に入って左側が売店、右側が食事・喫茶スペースになっていて、天井が高く広い空間は中町店と似ている。6人一緒に座ると、まず栗入りどらやきの試食とお茶が出された。嬉しい♪


栗おこわ 山里(やまざと)定食 これで1,540円とは安い


メニューを見て、まだお腹の調子が戻らない3番目の妹は栗あんしるこ、父は同じ栗あんしることビール(どういう組み合わせだ)、残り4人は栗おこわ 山里定食をオーダー。
定食には新栗の入ったおこわ、凍み豆腐と山菜の煮物、むかごのくるみ味噌和え、漬物2種、それに味噌汁が付いている。全部それぞれゆっくり味わって完食、お腹いっぱいになった。



松本市の南部、内田地区にある民家


大満足ランチの後は隣にあるスワンガーデン安曇野にある店を少し見る。妹達から「まだどこか行きたい所はないの?」と訊かれ・・・あれこれ考え、以前から一度行ってみたいと思っていた「馬場家住宅」に連れて行ってもらうことに。


主屋と普段閉まっている中門の扉(右)↑


駐車場から屋敷の周りにある遊歩道を通って表門をくぐると、大きな主屋が目に入る。
長野県西南部に分布する本棟造(ほんむねづくり)と呼ばれる民家の典型的な様式で、江戸時代末期の建物。平成8(1996)年に国の重要文化財に指定されている。
頂いたパンフレットによると、馬場家の第16代当主から屋敷地の一部とそこにある建造物の寄附を受けた松本市が、修理・復元して平成9(1997)年に博物館として一般公開したそう。


坪庭と茶室の特別公開は12/1まで


管理人さんから、普段は閉まっている中門から坪庭を見学できますよ、と言われて坪庭とその奥の高台にある茶室(↑)を見学させてもらった。坪庭の池には金魚とめだかが泳いでいたよ。


沢山実のなった柿の木と文庫蔵




坪庭を見た後は主屋の裏手に回って観覧できる範囲で庭を見る。

柿の木が何本かあって、どの木もたわわに実がなっていた。柿も干してあって秋らしい景色→


写真奥に見える白い案内板の奥は私有地で、蔵と隠居屋と呼ばれる小さな屋敷がある。今も馬場家の人が住んでいるのかな。


玄関の奥に座敷、更にその奥に坪庭が見える


外を見学した後は主屋に上がって管理人さんのガイド付きで中を見せて貰った。
玄関や座敷は客人が使う空間なので畳に縁があり、家の人が使う住居部の畳には縁がない。当主の居間に使われたとみられる小座敷の地袋(床に接して設けられる戸棚)の戸を開けると、寝間に抜けられるようになっている(賊が入った時などにすぐ逃げられるように)・・・などなど、面白い話が聞けた。


屋敷の外の遊歩道には竹、胡桃、栗の木が植えられていた


文庫蔵の中は昔使われていた道具や衣類、馬場家の家系図や歴史が展示されていて見所多し。
標高約690Mに位置する屋敷の表門から見渡せる松本平と北アルプスの景色も良い。車でないと行けない場所のせいか見学者は少ないけど、是非このまま大切に残して欲しいな。



お腹空いてなくてサンドイッチとカフェオレのみ


夜は私は2年ぶりに会った友人とコメダ珈琲で3時間お喋りして楽しいひと時を過ごした。
一人暮らしの4番目の妹は自宅に戻り、父と末の妹、夫の3人は父の行きつけの料理屋で外食、本調子でない3番目の妹は家で留守番。今回は3番目の妹がまともに食事が出来なくて気の毒だった。


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東京へ帰る日の朝ごはん 妹達が用意してくれた


帰省最終日の10/19はいつものように祖母宅にお邪魔した。
叔父叔母、今年8月に100歳になった祖母も皆元気そうだった。祖母は耳は遠いけれど頭はしっかりしているし、家の中は何とか自分で動けているので凄いなぁと思う。松本市からは100歳のお祝いに金一封と銀の盃を頂き、地元の広報にも紹介されたそうな。


そんな訳で全てのスケジュールを無事にこなし、東京の自宅には夕方戻った。
とにかくずっと喋りっぱなしで心身共にクタクタに疲れた。体力のない我ら夫婦から見るとフツーの人達は本当に元気があるなぁとつくづく感じる。

初めて訪れた場所で写真も沢山撮れたし、家族の様子も分かったし、会いたかった友人も会えて充実した帰省だった。ただ毎度の事ながら父が一人で話しまくるので妹達の話が余り聞けなかった事が悔やまれる。私達の為に家を掃除して食事を作ってくれ、車の運転をしてくれた妹達には感謝しきり。付き添ってくれた夫もお疲れ様でした。あれやこれや色々ありがとうね。

2025年10月22日水曜日

10/17 帰省1日目/松本


女鳥羽川と町並み


10/17~10/19の日程で今年も夫と一緒に長野へ帰省する。
前日まで雨で寒かったのに帰省初日は晴れて気温も上がり、松本駅に降り立った時も寒さは感じなかった。改札の外で待っていてくれた父と合流し、まずはタクシーで中町へ移動する。


手打ち蕎麦はやはり旨い


昨年は妹3人、父、夫と私の6人で入った「草庵」にてまずは腹ごしらえ。
私と夫は天婦羅ざる蕎麦、父はざる蕎麦とビールを注文。13時を過ぎた店内は人も少なく、落ち着いた雰囲気の中ゆっくり蕎麦を味わう。相変わらず父は喋りまくっていたが・・・。


四柱神社(よはしらじんじゃ)


お腹が落ち着いた所で、父が天気が良いから松本城まで行こうというので散歩する事に。
父は今年6月に一人であちこち旅行したのをきっかけに新しいカメラを購入し、あちこち出掛けては写真を撮っているらしい。松本城にはカモを撮りに時々行くそう。女鳥羽川に架かる橋を渡り(トップ写真)、外国人観光客で賑わうナワテ通り、四柱神社を抜けて善光寺街道へ出る。


以前は大きな立体駐車場があった場所


そうしたら左手に見た事のない大きな建物が見えて来た↑
2023年10月に新設された松本市立博物館なんだそう。前は松本城の近くにあった気がする。父はお城を見た後、出来れば展示を見たいと言っていたが、そんな体力はないのでお断り(苦笑)。また別の機会にしましょう。


城の周りには多くの外国人観光客が居ましたよ


通り沿いに並ぶ店を横目で見ながら歩き、松本城に到着(夫は15年ぶりの再訪)。
青空をバックに建つ松本城は美しい。快晴で遠くの山々も見渡せて良かった。父は今日は槍ヶ岳が見える!と興奮してシャッター切りまくり、白サギも粘って撮っていた。



ナワテ通り入口に居るカエル像


お堀の裏手に行くとカモが沢山居る、と父に言われたものの、既に疲れている私はもう帰りたくて城を後にする(ハイパーなオヤジには付き合いきれません)。再びナワテを通り過ぎ、橋を渡って中町も通り過ぎて信毎メディアガーデンへ立ち寄る↓


信濃毎日新聞社が入る複合施設


この施設が出来た2018年に父と妹、私と夫の4人でここの2Fにある丸山珈琲に入った事があって。久しぶりにそこで休憩しようと思って行くと・・・閉店していた(汗)。
仕方なく3Fにあった小さなカフェに入って父はまたビールを、私達はコーヒーを頼んでしばし足を休めた。平日だったせいか、人の姿はまばらで活気がなかったな。


今年2月末で閉店した松本パルコ


松本駅へ戻る途中にあった、かつての松本パルコの前を通ったけどまだ何も出来ていなかった。井上百貨店も閉業しちゃったし、子供の頃から馴染みのあった店がなくなるのは寂しい。魅力的な施設に生まれ変わってくれるといいなぁ。


松本駅・お城口(東口)


松本駅に着くと駅の上の気温計に「27℃」の表示が↑
寒さ対策に着て来たダウンベストは暑くて途中から脱いでいたけど、まさかそんなに気温が上がっていたとは。でも寒いとレイノーが出るから暖かい方がワタシ的には良かった。


疲れているのに前の晩に作ってくれて有難う


実家に帰ると、お腹の調子が悪くて仕事を休んでいた3番目の妹がお茶と柿を出してくれた。医者に出してもらった抗生剤を飲んで少しはマシになったみたいだけど心配。
一番末の妹が18時頃に帰宅し、彼女が前日作っておいてくれたおかずに混ぜご飯、3番目の妹が作ってくれた味噌汁で夕飯にする。妹達の料理の腕が上がったようで姉は感心したぞよ。食後はサイフォンで淹れたコーヒーに私達がお土産に買ってきたバウムクーヘンを食べつつ、色々な話をした。

夜は布団を2枚重ねたけど背中や腰が痛くて夜中過ぎまで寝付けず・・・すぐ寝入った夫が羨ましいわ。こうして歩いて喋って一日が終わったのだった。(万歩計は7,182歩をカウント)

2025年10月8日水曜日

外来日(プレ微減)




先週も眼科検診で病院へ行ったばかりだけど、今日はいつもの膠原病科の外来で病院へ。
ここの最近は暑い日と涼しい日が交互にやって来るような・・・電車や屋内はまだ冷房が効いているので暖かい格好で出掛けた。半年ぶりにブーツ履いたら重いこと!

病院へ着くと地下の検査室へ行き、受付で家で採って来た尿を渡して採血だけ受ける。
それから膠原病科の外来へ受付票を出し、電子問診票の入力と血圧測定。あとは案内モニターに自分の番号が表示されるまで待つ。今日は眠くて読書は余り進まなかった。

正午過ぎにやっと診察室へ呼ばれ、主治医にこの1ヶ月の体調を申告する。
涼しくなってきて体が軽くなって調子が良い気がしていたのだけど、採血結果を見るとCK値は333→384 U/Lで増えていた。AST、ALT、LD、アルドラーゼ、NT-proBNP値も依然高いままだ。CRPは先月に引き続き基準値内に収まっていた。
抗DNA抗体は5.9→4.6 IU/mLで減少していたので、「じゃあ土曜も減らしてみようか」って事でプレドニンを1mg減量してもらえた。よって3mgの日がなくなり、毎日2mgになった。嬉しい。

診察の最後に丸山ワクチンを週2回から1回に減らした事を主治医に伝える。
彼は癌の治療に関してはノータッチだけど、丸山ワクチンを受ける為の書類にサインしてくれたから一応報告しておこうと思って。「まだ数年は週2回でやった方が良いんじゃない?」って言われたけど、自己責任で減らしますと返事しておいた。←つくづく医者に逆らう患者(苦笑)

診察後の会計はまた40数人待ちで時間かかった。帰りに西武池袋のデパ地下をささっと見て一保堂でお茶を買う。デパ地下の店の顔ぶれって大体どこも同じだなぁ。心惹かれる店は特に見当たらなかった。薬局に処方箋だけ出して14時前に帰宅。疲れた~。

何だかんだ順調にプレドニンが減っているのは喜ばしい事だけど、本当にゼロまで減らしてもらえるのか気になるところ(維持量として少量のプレドニンを飲み続けるのが一般的だから)。プレドニンがゼロになったら他の薬も何とか止めて、病院に通わなくて良い生活を送りたい。老後の夢だな。

2025年10月6日月曜日

日本橋界隈


石造りの2連アーチ橋の長さは49Mもあるそう


今週から月曜に丸山ワクチンを打ちに行かなくて良くなったので、珍しく月曜に出掛ける。
3年前に行った時と同様、大手町から日本橋エリアへ向かう。永代通りを東に進み、日本橋の交差点を左折して数分歩くと日本橋川に架かる橋が見えて来る。橋を渡る前にとらやで和菓子を購入。




もう何度となくこの橋を渡った事があるのに、橋の歴史は知らず・・・

Wikiによると元々この橋は1603年に江戸で最初に町割りが行われた場所にあった川に架けられた木造の橋で、その後何代にも渡って架け替えられたそう。

現在の橋は20代目で、1911年(明治44年)に竣工されたもの。そしてこの日本橋がある事から周辺地域も日本橋と呼ばれるようになったとな。

日本橋親柱を守る獅子がカッコいい→

分かりにくいけど2体の麒麟がシンメトリックに配置されている


橋の中央に鎮座している麒麟像を見上げる↑
麒麟(きりん)と聞くと首の長い動物のキリンを想像してしまうけど、中国神話に出て来る伝説の動物なんだって。そういや、キリンビールのラベルにも描かれているね。



左の建物が三越の新館、右の黒いビルがスルガビル


日本橋を渡り切ると、目の前に日本橋・室町エリアの街並みが見えて来る↑
老舗から新しい店まで道沿いにずらっと店が並び、ショーウィンドウを覗きつつ北へ進み、コレド室町1と3の間にある江戸桜通りへ入る。そうしてお目当てのカフェへ到着。


ぱっと見はお洒落なんだけどね・・・


小さな店内の一角に席を確保し、私はモツァレラとトマトのサンドイッチ、夫はミートパイ、それにコーヒーを頼む。いざ食べてみたら夫が頼んだミートパイは外は焼けているのに中の生地が膨らんでいなくて生っぽかった。夫は中身だけ少し食べてもう要らないと言うので、私のサンドイッチを半分分けた。パイとコーヒーを売りにしている店なのに、パイが生焼け、コーヒーは薄いってどういうこと?!ラテアートなんて要らんから美味しいコーヒーを飲ませてくれい。



コレド室町仲通り 海鮮丼の店に長い行列有り


帰り際に夫が「焼けてなかったですよ」と言って店員に現物を見せたのに、「焼けていない?」と一言返されただけだって。こちらの言っている意味が分からないんじゃ話にならん。
またもや残念なカフェにがっかり、やる気のない店員にも頭にくる。ともかくモヤモヤする気持ちを紛らわす為にも外へ出てコレド室町周辺を歩く。


写真右奥に本殿がある。小さな神社


コレド室町2の近くにある福徳神社(芽吹稲荷)の鳥居の赤が目を引く↑
この辺りは2014年の冬至に夕方の写真を撮る為に歩いたエリア。ライトアップされていない昼間の神社はまだ新しいせいか、重厚感がなくて味気ない感じ。外国人の参拝者多し。


日本橋三越本館の外観


コレド周辺を歩いた後は、三越本館へ。
7Fの催事場で「フランスフェア2025」がやっていて、今日が最終日。平日だしそんなに混んでないだろうから少し見てみようかなと思って。


入口の暖簾が銭湯を思わせる(笑)


久々に2頭のライオン像と再会し、暖簾をくぐって中へ入る。もしかして初めて入ったかも?
エレベーターで7Fへ行くと、目の前がもうフランスフェアの会場だった。フランスからアート、ファッション、インテリア、雑貨、そして食べ物が集まるイベント。予想に反してすごい人!特に食べ物のコーナーは店の前で長い行列があちこち出来ていて大盛況。


店何も開いていないのに沢山の人が居た


人混みが苦手なのでアンティークの食器と雑貨の店をちょろっと見ただけで退散(苦笑)。
最後に階段で屋上へ行ってみると、ビアガーデンのような屋根付き施設の下で大勢の人が座っていた。周りに木や植物が植えられているけど庭園って感じじゃなかった。他の店を見る気力はなく、これにて日本橋エリアの散策終了。

ランチが残念過ぎたし、特に収穫がないまま帰ったので不完全燃焼な外出だった。
居心地が良くて美味しいコーヒーが飲める店がどこかにあるという幻想はもう捨てた方がいいのかな・・・理想はかつてのチリパーラー9みたいな店なんだけど、どこにも無いね。
万歩計の電池が切れていて正確な歩数は計れなかったけど、9,000歩は歩いたと思う。

2025年10月3日金曜日

丸山ワクチン 14クール終了




医師に食道がんを告知されてから12日目、2023年4月3日より打ち始めた丸山ワクチンは本日で14クールが終了した。1クールが20本(AとBが各10本)だから計280回針を刺したってことか。
最初の半年は週3回(月水金)、腫瘍が消えてから今日までの約2年は週2回(月金)にして打っていた。そして来週から始まる15クール目は週1回(木曜)で打つ事にした。

ワクチンの使用期間については、丸山ワクチンのオフィシャルサイトで「最初の3年間は1日おき、または週3回注射する。ワクチンの治療開始後3年間、再発や転移がなければ注射回数を週2回にして5年まで続け、異常がなければ週1回に減量し、適宜終了する」と目安が記載されている。

がんが消えてもお守りとして一生ワクチンを打つ人も居るらしいけど、体にとって異物と言えば異物なので私はあと数年で止めるつもりでいる。この2年間で定期的に受けているCT検査でがんの再発は見られないし、そろそろ頻度を落とそうと自己判断で決めた(←がんの主治医は居ないので)。

ワクチンが週1回になる事で外出頻度が落ちる分、運動不足ならないよう外を歩く日も作らないとね。ここの所ずっとヨガも短時間しかやっていないので、もっと長くヨガをしたいし、さぼり気味な瞑想にも時間を割きたい。涼しくなって来たから色々やってみよう。

2025年10月2日木曜日

定期眼科検診




朝方、何だか冷えるなぁと思いながらもタオルケットに包まって眠り続けていた。どうやら朝の気温が17度まで下がったらしい。急に寒くなったように感じるけど、これが本来の気温なんだよね。
SLE治療薬のプラケニルを服用している間は、副作用の網膜症に罹っていないかどうか調べる為に年に一度は眼科を受診しなくてはいけない。そんな訳で今年も検診を受けに病院へ行く。

いつも通り、診察を受ける前に一通り検査を済ませる。
矯正視力検査(裸眼の視力は右1.2、左1.0)、精密眼圧測定、精密眼底検査、細隙燈顕微鏡検査、静的量的視野、眼底三次元画像解析(OCT検査)。全部で30分ほど掛かった。
視力は昨年は両方とも1.2だったので、まぁ殆ど変わっていない。そして左はやはり乱視が少し入っているので、検査の輪っかがダブって見えてしまう。

しばらく待ってから診察室に呼ばれ、ドクターに今の所プラケニルの副作用は出ていないし、白内障も進んでいないと言われた。プラケニルは服用してから8年目以降に副作用が出やすいと言われている。今年7年目で心配していたけど、大きな問題はなかったので一安心。

診察の最後に、老眼鏡を使うようになって吐くほどの酷い頭痛はなくなったものの、最近少し読書をするだけで目が疲れて頭痛がするは左目の乱視が原因なんでしょうか?とドクターに質問した。
じゃあ、今お使いの老眼鏡がアナタの眼に合っているのか詳しい検査をしてみましょうかと言われたので受ける事にした。
再び検査室へ移動し、検査用の眼鏡をかけて今度は離れた所にある字ではなく近くの字が見えるかどうかチェックしてもらう。何種類かのレンズを試した所、今私が使っている+1.0の老眼鏡だと私の眼にはやや度が弱いとの事。左目の乱視は矯正眼鏡を作るほどではないので、既製品の+1.5の老眼鏡を試してみては?と提言されたので店で探してみようと思う。

また一年後に検査の予約を入れてもらって今年の検査&診察は終了。
追加の検査を受けて時間もかかった上に疲れてしまい、帰り道に先月リニューアルされた西武百貨店の地下を探索するのをやめて電車に乗った。


バタークリームなのにさらっと溶けてもたれない、不思議なケーキ


帰宅してすぐランチを食べ、夫が丸の内のエシレで買ってきてくれたケーキ(ミゼラブル)とカフェオレをデザートに食べて生き返る。でも夕方、ベッドに転がったらそのまま1時間近く寝てしまった。目の検査は意外と疲れるなぁ。

プレドニンの長期服用で白内障が早く進む、プラケニルの長期服用で網膜症になる可能性が高くなる・・・どっちの薬を飲んでいてもリスクは高まるし、加齢でも白内障は進む。長生きはしたくないもんだね、とつい愚痴りたくなるわ。せめて目に負担をかけないよう、外へ出る時は紫外線を浴びないよう気を付けよう(新しい老眼鏡よりサングラスが欲しいかも)。

2025年9月30日火曜日

今月読んだ本


2024年11月に出版された、6年ぶりの最新作


7月終わりから読み始めたM.W.クレイヴンの作品を一通り読み終えたので(最新作はまだ図書館にない)、今月中頃からは日本人作家の小説をぽつぽつ借りて読んでいる。
中でも原田宗典の小説、「おきざりにした悲しみは」は面白かった。春先にたまたまネットでこの作品についての記事を読んで興味を持ち、早速図書館に予約を入れたものの既に50数人待ちの状態だった。先日ようやく私の番が回って来て本を手にした。

物語のあらすじはこんな感じ↓
65歳の主人公、長坂誠は東京郊外で物流倉庫でのバイトをして日々をやり過ごしている。ある日、同じアパートに住む中学生の姉と小学生の弟と出会う。彼らの母親は半月ほど前に1万円だけ置いて家を出て行ったきり帰って来ず、電気や水道を止められた部屋で姉弟は困窮していた。長坂は親切心から彼らを自分の部屋に招き入れ、奇妙な共同生活が始まる。そんな中で長坂は自分の人生を振り返りつつ、少しずつ生きていく気力を得ていく。そして姉弟の人生にも大きな転機が訪れる・・・

恐らく長坂誠のモデルは作者自身。長坂には原田氏がこれまで体験して来た事が沢山詰まっているのだろう、妙なリアリティがある。重くなりがちなエピソードも原田氏らしいどこかユーモラスのある文で暗くなり過ぎず、時々くすっと笑いながらどんどん読めてしまう。物語の後半は思いもよらぬ出来事が続き、未来への希望を感じさせるエンディングで幕が下がる。
20云年ぶりに原田氏の小説を読んで、あぁこういう感じの文章だったなぁと懐かしく、素直に面白かった。人生にくたびれた人に元気を与えてくれるような作品。


<今月読んだ本>
・M.W.クレイヴン/ボタニストの殺人 下(原題:The Botanist)
・河合隼雄/こころの処方箋
・文學界 2025年8月号(雑誌)
・川手鮎子/心も体ももっと、ととのう薬膳の食卓365日
・M.W.クレイヴン/恐怖を失った男(原題:Fearless)
・原田マハ/異邦人(いりびと)
・谷川俊太郎/今日は昨日のつづき-どこからか言葉が
・原田宗典/おきざりにした悲しみは
・東京 暮しの手帖社/台所と暮らし
・レベッカ・ブラウン/体の贈り物(原題:The Gifts of the Body)
・イリナ・グリゴレ/みえないもの
・原田宗典/メメント・モリ
・ジョルジュ・シムノン/サン=フォリアン教会の首吊り男(原題:Le pendu de Saint‐Pholien)
・原田マハ/やっぱり食べに行こう。