2025年4月17日木曜日

吉祥寺/旧赤星鉄馬邸


旧赤星鉄馬邸 正面玄関


4月16日~20日の5日間限定で旧赤星鉄馬邸が一般公開されていると知って吉祥寺へ。
この邸宅は昭和9(1934)年に実業家の赤星鉄馬がアントニン・レーモンドに依頼して建てられた。鉄筋コンクリート(RC)造住宅、建築様式は曲線を取り入れたモダニズム建築。


居間・食堂から見る庭

戦中・戦後に日本陸軍やGHQによって接収された後、昭和31(1956)年にはナミュール・ノートルダム修道女会に買い取られた。シスター養成施設として長く使われていたが、令和3(2021)年に修道女会が武蔵野市へ寄贈する。


厨房 床のデザインが昭和!

寄贈を受けた武蔵野市はこの邸宅を今後どう活用するのか、保存活用計画策定委員会で決めていくとのこと。庭は公園として整備していく予定らしい。


貴重品を入れておく大きな蔵

入口で貰ったパンフレットや部屋に展示してあったパネル、あちこちに居たボランティアの人達から建物の歴史や部屋の説明を受けつつ、1階と2階の各部屋を見て回る。全体的に細長い建物に和洋折衷の小さな部屋が幾つもあった。



修道女会が所有していた時に増築された棟が2つあり、礼拝堂もあった↑
増築されて本来の姿とは違う建物になってしまったのは少し残念な気がする。


この大きなテーブルと椅子は別の場所から持ってきたもの

↑こちらは2階にあった書斎。
写真の奥に見える小さな丸窓は明かり取りの窓で、正面玄関のひさしと同じデザイン。
この書斎もそうだけど、本来あった姿が再現されているわけではないので部屋を見ても人が暮らしていた姿が想像しにくい。常時公開されている建物じゃないから仕方ないか。


鉄筋コンクリのせいなのか、病院か役所のような印象を受けた

建物の中を一通り見た後、芝生が広がる庭へ出てみる。
居間・食堂から見えた藤棚の紫が白い建物をバックに目を引く。正直、建物には余り魅力を感じなかったけど、この庭は開放的で良かった。



藤の花が満開でしばし眺めた。大きなハチが飛び回って少し怖かったけど・・・
老朽化の激しい建物はともかく、この緑の多い庭が素敵な公園に生まれ変わるといいな。



ただ家の中を見ただけなのに疲れてお腹も空いて来たので赤星邸を後にし・・・まずは五日市街道沿いにある「Melrose and Morgan(メルローズアンドモーガン)」へ立ち寄る。
ノースロンドンにあるデリカテッセン『メルローズアンドモーガン』の日本一号店、前から一度行ってみたいと思っていたのよね。マフィン、スコーン、ショートブレッドを買う。


自家製ツナが大きくて喉に詰まった(笑)

それからエクセルホテル東急内にある「B²(ビースクエアード)」へ行き、ようやくランチ。
夫はローストチキンアボカドサンド、私は自家製ツナと野菜のタルティーヌ、それにフラッとホワイト。そしたら皿を運んできた店員に「一人ワンドリンクお願いします」と言われ、追加でコーヒーを買う。今までこんな事言われなかったのにね。


バニラが香るサクサクのショートブレッド♪

いつも余力があったらアトレの中を見て回りたいと思うのだが、今回も疲れてそのまま帰宅。
夫が淹れてくれたコーヒーと買ってきたばかりのショートブレッドで一休み。やはり家で飲む三澤珈琲のコーヒーが一番美味しい。

万歩計は7,184歩をカウント。春先の強烈な日差しを浴びたせいか、眼が赤くなってしまった。脚も重くて疲れたよ。 赤星邸もイマイチ期待外れだったし、ビースクエアードはちょっと感じ悪かったし・・・何だかまたもや不完全燃焼。でも最低限、お土産が買えたから良しとする。
桜が終わり、ハナミズキやツツジが咲き始めて来た。次は新緑を見にどこかへ行こう。

2025年4月9日水曜日

また花見散歩


15時過ぎ、日が傾いている


読み終わった本を返却しに行くついでに、駅北側の桜を見に行こうと夫と出掛ける。
久しぶりに歩いたエリアではいつの間にか潰れてしまった店あり、新しく出来た店があり、小さな変化が見られた。個人的には天然酵母の美味しいパン屋さんが近くに出来て欲しい!




駅近くのブックポストに本を返し、その足で小さな公園へ行くとまだ桜が木に多く残っていた。でも小学生のガキんちょが集まって騒いでいたので長居せずにそそくさと退散。


桜の根元に咲いていたムスカリ


再び駅へ戻ったついでに駅ビル内のカルディでArla(アーラ)のクリームチーズを買う。暑くなってきたからレアチーズケーキが食べたくなって。近々作ろうっと♪




帰り道に別の公園にも立ち寄ったらこちらも桜が沢山咲いていた↑
場所に寄ってはまだ見頃な桜の木があるね。ベンチに座って一休みしつつ、風が吹く度に散っていく花びらを眺めた。散り際も美しいなぁ。




所々に枝垂桜や八重桜も咲いていて、ソメイヨシノとは違った華やかさに目が行く。
今年も近場の桜を見ただけで十分満足であった。しかし結局は花より団子なワタシ、帰ったら何食べようかな?なんて事がつい頭によぎっていたりする(苦笑)。

2025年4月5日土曜日

近所散歩


川沿いの桜は葉桜になっていた


昨日ワクチンを打ちに行った帰りに一人で桜を見たものの、やはり写真を撮っておきたい・・・って事で夫を誘って近所の桜を見に行く。天気が良いからって夫は素足にサンダルで家を出たけど、さすがにまだ寒いんでない?(苦笑)。




いつものコースで川沿いの遊歩道へ行くとソメイヨシノがあちこちで咲いていた。

満開は過ぎちゃったけど十分まだ綺麗ですよ。


竹林をバックにパチリ↑
桜に負けじと木々の新芽も日に日に伸びて新緑が鮮やかになって来た。野鳥も飛び回って元気に鳴いている。繁殖シーズンだからお相手を探しているのかもしれない。



先日降った雨で川が増水して水が透明だった(しばらく水が殆ど無くて濁っていた)。
カモがスイスイと泳ぐ姿は意外と速くてびっくり。つがいと思われるカモも何組か見たので、数ヶ月後にはカルガモの親子が見れるかも?


タンポポの周りにはナズナが沢山生えていた

桜以外の花もそこかしこに咲いている。タンポポの黄色は目を引くね↑
最近もらった祖母の手紙にナズナをお浸しにして食べたと書いてあった。子供の頃、春になると母と一緒にヨモギを取りに行って草餅を作った事を思い出す。あれは春の味だな。



ハナニラの花もかわいくて好き↑
この他にもチューリップ、ムスカリ、水仙、ラッパスイセン、スズラン、ハナミズキなどなど。寒い日が続いていたけど、ようやく春本番って感じがする。





川沿いの探索が終わると住宅街へ入る。
・・・と、食事中のにゃんこに遭遇!→
夫は買い物へ行く時にたまに見かけるらしいけど、私は何年かぶりにこの猫と会った。元気そうで何より、邪魔してごめんよ。


最後に区民農園の畑の横を通る。
既に色々な野菜の苗が植えられて、水遣りしている人の姿が見えた。畑のシーズンが始まったのね。


家に戻るとちょうど正午を回った所だった。
万歩計は3,300歩をカウント。歩くと少し汗ばむくらいの陽気が気持ち良い。
ランチにはアスパラとハムのペペロンチーノを作る。アスパラも春を感じさせてくれる味だな。
ちょっと遅い花見になってしまったけど、今年も夫と桜が見れて良かった。

2025年4月3日木曜日

雨続き/本日のおやつ


虎屋の生菓子「青柳(あおやぎ)」


東京の桜は3月30日に満開になったらしいが、その頃に急に気温が下がって雨が続いているので未だに花見に行ってない。今日も朝から冷たい雨が降って「桜が散ってしまう~」とモヤモヤした気持ちで過ごしていた(苦笑)。


「笹衣」


そんな天気の中、例によって夫が新宿の伊勢丹へ行ってパンや菓子を買ってきてくれた。
リチュエルのきのこパイとスープで簡単にランチを済ませ、デザートは虎屋の生菓子と抹茶を。夫曰く、「今回は黄色い菓子ばかりだよ」との事。確かに黄色と緑の組み合わせだ。



↑この「笹衣(ささごろも)」は初めて食べた生菓子。
黄色の道明寺生地の中にはこし餡が入っている。菓子にかすかに笹の葉の香りが移って爽やか、春を感じさせてくれる。繊細な季節の移ろいを小さな和菓子で表現する職人技、素晴らしい。


夫よ、美味しいおやつを有難うね。
さて、予報によると明日から晴れて気温が上がるらしい。もう寒いのは勘弁です。ワクチンを打ちに行った帰りに公園の桜でも見て来ようかな。


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<4月4日追記>

「滋賀の里」


3日ぶりに雨が止んで久しぶりの青空!
ワクチンを打ちに行った帰りにあちこちに咲いていた桜の花を見て来た。ピークは過ぎてもまだ花が残っていて綺麗だった。木々の若芽もどんどん伸びているね。

そして今日はランチの後で、虎屋の「滋賀の里」を食べた↑
日差しに照らされて輝く琵琶湖を表現したという黄色のきんとん。珍しく粒あんだった(虎屋の生菓子はこし餡が多いから)けど、優しい甘さで美味しかった。ご馳走様でした♪

2025年3月31日月曜日

今月読んだ本


2024年に発売された新装版 1,540円もする!


指先の潰瘍が治らないので今月も時間が出来るといそいそと本を読んでいた。
四十も過ぎるとフィクションはもう読めないな・・・と思っていたのに、先月から英国ミステリー物を読み始めてその面白さにハマりつつある。
読んでみようと思ったきっかけは、この1年余りTVで英国のミステリードラマを見ていて面白いものが多かったから。ドラマが見れるなら小説も読めるのでは?そう思ったのは間違いではなかった。

インパクトの大きかった作品が、ミネット・ウォルターズの「女彫刻家」↑
物語はフリーライターのロズが、6年前に母親と妹を惨殺した罪で収監されているオリーブ・マーティンに会いに行く所から始まる。刑務所内で「彫刻家」と呼ばれているオリーブは、身長180cm、体重165kgを超える大女。恐怖心と闘いながらもオリーブにインタビューしていく内にロズの心に疑問が生じる。果たしてオリーブが本当に殺したのだろうか?
オリーブが罪を認めたのであっさり片付いてしまった事件。でもロズが調べていく内に矛盾点や疑惑が浮き上がり、事件の真相が見えて来る・・・あらすじはこんな感じ。

読み始めるとまるでドラマか映画を見ているように映像が出てきて、中盤からは一気に読んでしまった。ラストまで犯人が誰なのか見当もつかなかったし、読み終えても疑問が残ってスッキリしない。でもそこがまたリアルな感じがする。著者の初期の作品だけどよく書かれていて感心した。

そんな訳で2025年は私にとって英国ミステリー元年になりそう。
ミネット・ウォルターズ以外の作家でも面白そうな作品がまだ沢山あるみたいなので、図書館で借りて読み漁りたいと思ふ。それにしても文庫本っていつからこんなに高くなったの?1,500円超えとはびっくり。


<今月読んだ本>
・石井洋介/便を見る力
・ミネット・ウォルターズ/女彫刻家
・向田和子 監修、講談社 編/向田邦子の手料理
・相場正一郎/道具と料理
・手塚真/「父」手塚治虫の素顔
・ミネット・ウォルターズ/氷の家
・田島木綿子/海獣学者、クジラを解剖する。-海の哺乳類の死体が教えてくれること
・池波正太郎/わたくしの旅(池波正太郎未刊行エッセイ集 2)
・タサン志麻/忙しい人こそ「煮込み料理」を!-作りおきに、お弁当に、アレンジ料理に
・手塚治虫/手塚治虫とっておきの話
・ジル・ペイトン・ウォルシュ/ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎
・Tarzan 2025年2月13日号 No.895 [その不調は、漢方で治せる!] (雑誌)
・大平一枝/こんなふうに、暮らしと人を書いてきた


2025年3月27日木曜日

外来日




一昨日の外出疲れが抜けない体にムチを打って早起きし、満員電車に揺られて病院へ。
病院敷地内に植えられているソメイヨシノが少し咲いていた。淡いピンクの花に癒される。

今日の病院は何故か空いていた。検査もすぐ呼ばれて膠原病科の受付まではスムースに用事が済んだ。でもそこからは2時間半、フツーに待たされたね(苦笑)。読書は進んだ。

診察室へ呼ばれると、主治医から右手の人差し指と親指の潰瘍は良くなったかと訊かれる。
良くぞ訊いてくれました、とばかりに絆創膏を剥がして患部を見せ、ずっと軟膏を塗っているけど潰瘍が小さくならず、ここ最近は痛くて夜中に目が覚める事もあると訴える。
痛みが出たのは「ここ数日の気温上昇で血流が良くなって治癒が進んでいる事も考えられる」と言われ、治りを早める為にフィブラストスプレー500を処方してもらう。去年の春にも一度使った事がある、新しいタイプの皮膚潰瘍薬だ。これで皮膚の再生が進んで完治する事を期待したい。

血液検査の結果は、抗DNA抗体もIgGも増えていたけど「まぁ横ばいだね。でも今回はプレドニンの量はこのままでいこう」と言われる。プレドニンを減らすとIgG値は増えるそうで、3,000を超えたのは8年ぶりだった。CK値も192→274 U/Lとまた増えてしまった。色々と気にはなるけど原因は分からないから、ただ様子を見ていくしかない。

そんな訳で今回はプレドニンの減量なし、フィブラストスプレーと追加のプロスタンディン軟膏、プチぎっくり腰をやってしまったのでモーラステープを処方して貰った。次の外来予約を入れてもらい、診察終了。 会計を済ませて病院へ出ると風が生暖かい。ちょっと歩くと汗ばむ陽気だから、近い内に桜が満開になりそう。


最初に薬剤を溶液に溶かして作る(冷蔵保管)

新薬の潰瘍薬も出してもらった事だし、早く指の潰瘍が治って指先を使う作業が出来るようになりたい。 利き手のよく使う指がまともに使えないというのはとても不便・・・財布から診察券やらクレジットカードを出すのも一苦労だよ。

2025年3月25日火曜日

春の浜離宮


お伝い橋と中島の御茶屋


先週末から気温が急上昇して東京は昨日、桜が開花したと報じられた。
この暖かい陽気に誘われて浜離宮恩賜庭園へ出掛ける。先日の新宿御苑みたく混んでなければいいな~と思ったけど、チケット売り場には団体客や海外からの旅行客で込み合っていた。

春休みシーズンだし混むのは仕方ないかと諦めつつも、出来るだけ人の集まりを避けて潮入りの池へ向かって進む。お伝い橋の辺りまで来ると池が何かで覆われて汚く見える。




何やら藻?のような物が水面にあちこち浮いている→

もう何度となく浜離宮に来ているけど、こんな池を見るのは初めて。気温が急に上がった事が関係しているのだろうか。

遠くに東京タワーが見える↑

何とかこの藻を取り除きたい所だけど、それをやるとなると大変な作業だよね。野鳥の姿が少ないのは水が汚いせいなのか?・・・鵜、シラサギ、カモ、カラスの姿が少し見えた。




←余り見掛けない色合いのカモが日向ぼっこしていた。

ネットで調べてみたら「スズガモ」という海ガモの一種らしい。名前の由来は飛ぶ時の羽音が金属質で鈴の音に似ていることからだと。聞いてみたい。


いつものように東京湾が見える歩道を歩いてから梅林へ行く。さすがに梅の花は終わっていたけど、近くにユキヤナギが綺麗に咲いていた↓ 実家の庭にもあったから親しみのある花。



それから先へ進むと見えて来ましたよ、一面黄色の菜の花畑が♪
菜の花が見頃の時に来たのは10年ぶりくらいかな。春らしい眺めですな~。

種を蒔く時期をずらしているので2月頃から見頃らしい




意外にも菜の花畑はそれほど混んでいなかったので写真をゆっくり撮れた。

辺りにはミツバチが忙しそうに花から花へと飛び回り、蝶も飛んでいてのどかな景色。


気温も上がって暑く、既に足が痛くて疲れたのでそろそろ庭園を出てランチを食べに行こうって事になり・・・

ウェンディーズの近くに咲いていた桜(ソメイヨシノではない)

新橋駅から電車で1駅となりの有楽町へ移動する。
日比谷シャンテ前のウェンディーズへ行ったら過去最高の混みっぷりで2Fに座れる場所がなく、出入り口近くの席を何とか確保。絶えず人が行き来して落ち着かない中、バーガーを食べる。


新緑が芽吹いて来た丸の内仲通り

慌ただしくランチを済ませた後は、丸の内仲通りへ入って買い物がてら歩く。
国際ビルと帝劇ビルの建て替え工事が4月から始まるらしく、店じまいをしている店員の姿を見かけた。一保堂のように既に別の場所へ移転してしまった店も多いみたい。歴史あるビルがまた壊されてしまうのは寂しい。



ピエール・エルメエシレで定番のおやつを買い、くたびれた~足が痛い~と喚きながらも東京駅まで何とか辿り着く↑ 駅周辺は人が溢れ、スーツケースを転がして歩く人の姿も多い。


久々に撮った丸の内駅舎のドーム天井

最後に東京ステーションホテル2FにあるTORAYA TOKYOで生菓子を買って帰りの電車に乗る。
暑かったせいもあるのか何だか夫婦揃ってぐったり疲れた。万歩計は12,739歩をカウント。こんだけ歩いたのはいつぶりか。ともかく夕方ベッドに倒れ込んで1時間ほど起きれなかった。

夫が年だからもう外出に幾つものプランを詰め込むのは止めようと。確かにその通りだと思う・・・あれこれ欲張る年じゃない事を自覚しよう(笑)。
浜離宮の桜はまだ咲いてなかったけど、今週末ぐらいには近所の桜が満開になるかな?人の少ない所でひっそり花見が出来ればそれで満足できそう。