旧赤星鉄馬邸 正面玄関 |
4月16日~20日の5日間限定で旧赤星鉄馬邸が一般公開されていると知って吉祥寺へ。
この邸宅は昭和9(1934)年に実業家の赤星鉄馬がアントニン・レーモンドに依頼して建てられた。鉄筋コンクリート(RC)造住宅、建築様式は曲線を取り入れたモダニズム建築。
居間・食堂から見る庭 |
戦中・戦後に日本陸軍やGHQによって接収された後、昭和31(1956)年にはナミュール・ノートルダム修道女会に買い取られた。シスター養成施設として長く使われていたが、令和3(2021)年に修道女会が武蔵野市へ寄贈する。
厨房 床のデザインが昭和! |
寄贈を受けた武蔵野市はこの邸宅を今後どう活用するのか、保存活用計画策定委員会で決めていくとのこと。庭は公園として整備していく予定らしい。
貴重品を入れておく大きな蔵 |
入口で貰ったパンフレットや部屋に展示してあったパネル、あちこちに居たボランティアの人達から建物の歴史や部屋の説明を受けつつ、1階と2階の各部屋を見て回る。全体的に細長い建物に和洋折衷の小さな部屋が幾つもあった。
修道女会が所有していた時に増築された棟が2つあり、礼拝堂もあった↑
増築されて本来の姿とは違う建物になってしまったのは少し残念な気がする。
この大きなテーブルと椅子は別の場所から持ってきたもの |
↑こちらは2階にあった書斎。
写真の奥に見える小さな丸窓は明かり取りの窓で、正面玄関のひさしと同じデザイン。
この書斎もそうだけど、本来あった姿が再現されているわけではないので部屋を見ても人が暮らしていた姿が想像しにくい。常時公開されている建物じゃないから仕方ないか。
鉄筋コンクリのせいなのか、病院か役所のような印象を受けた |
建物の中を一通り見た後、芝生が広がる庭へ出てみる。
居間・食堂から見えた藤棚の紫が白い建物をバックに目を引く。正直、建物には余り魅力を感じなかったけど、この庭は開放的で良かった。
藤の花が満開でしばし眺めた。大きなハチが飛び回って少し怖かったけど・・・
老朽化の激しい建物はともかく、この緑の多い庭が素敵な公園に生まれ変わるといいな。
ただ家の中を見ただけなのに疲れてお腹も空いて来たので赤星邸を後にし・・・まずは五日市街道沿いにある「Melrose and Morgan(メルローズアンドモーガン)」へ立ち寄る。
ノースロンドンにあるデリカテッセン『メルローズアンドモーガン』の日本一号店、前から一度行ってみたいと思っていたのよね。マフィン、スコーン、ショートブレッドを買う。
自家製ツナが大きくて喉に詰まった(笑) |
それからエクセルホテル東急内にある「B²(ビースクエアード)」へ行き、ようやくランチ。
夫はローストチキンアボカドサンド、私は自家製ツナと野菜のタルティーヌ、それにフラッとホワイト。そしたら皿を運んできた店員に「一人ワンドリンクお願いします」と言われ、追加でコーヒーを買う。今までこんな事言われなかったのにね。
バニラが香るサクサクのショートブレッド♪ |
いつも余力があったらアトレの中を見て回りたいと思うのだが、今回も疲れてそのまま帰宅。
夫が淹れてくれたコーヒーと買ってきたばかりのショートブレッドで一休み。やはり家で飲む三澤珈琲のコーヒーが一番美味しい。
万歩計は7,184歩をカウント。春先の強烈な日差しを浴びたせいか、眼が赤くなってしまった。脚も重くて疲れたよ。 赤星邸もイマイチ期待外れだったし、ビースクエアードはちょっと感じ悪かったし・・・何だかまたもや不完全燃焼。でも最低限、お土産が買えたから良しとする。
桜が終わり、ハナミズキやツツジが咲き始めて来た。次は新緑を見にどこかへ行こう。