2026年9月4日金曜日

新宿歴史博物館


1989年1月に設立された新宿区立の博物館


冷凍庫のパンのストックが尽きかけて来たのでリチュエルに買い出しに行こう、買い物だけじゃつまらないから、以前から行ってみたかった新宿歴史博物館を訪れる事に・・・夫と一緒に外出するのは1か月ぶり。小雨が降る中、四谷三丁目駅から徒歩10分ほどで博物館に到着。


縮尺1/1000の新宿の風景


中に入ってすぐ右手に展示されていたジオラマが目に入る↑
2020年当時の新宿駅周辺を撮った航空写真を基に再現されたもの。超高層ビルがニョキニョキそびえ立つお馴染みの風景を俯瞰して見れる。


日用品、商業ポスターなど 昭和の物が多かった


受付へ行き、常設展を見るので一人300円払ってチケットを受け取る(企画展しか見ない人は無料)。地下へ移動してまずは企画展『かたちを変えて残るもの -今昔道具物語-』を見る。

博物館が所蔵している資料の中から、かつて学校や職場など身近な場所で使われていた道具がテーマごとに分けて展示されている。明治から昭和、そして令和へと形を変えながら受け継がれてきた、代表的な道具たちの今と昔を比較して見てみよう、ってのが趣旨みたい。


「おとなの楽しみ」コーナー 喫茶店のマッチのスクラップブック


自分も使った事がある文房具やランドセルの展示は懐かしかったし、昔のタイプライターや計算機は大きくて重そうで現代の物と比べると大分違う。普段当たり前のように使っている便利な道具も昔の試行錯誤から出来たものなんだよね。そしてかつては天然素材で出来ていた道具の数々がいつの間にかプラスチック製に置き換わってしまった。軽くて丈夫、便利なプラスチックが地球を汚す大きな一因になった事は間違いない。


狭い運転席にも座ってみたよ


次の常設展を見る前にホワイエに展示されていた小田急ロマンスカー3100形の運転台をパチリ↑
この写真だと殆ど見えないけど、後ろにロマンスカーの座席も2列置いてあって座れる。テーブル席もあったので座ってしばしサンクンガーデンの緑を眺めて一休み。


縄文人の復顔像↑ 現代人と変わらない?


それからチケットを提示して常設展示室へ入る。
展示は6つのテーマに区切られていて、最初は「大地に刻まれた歴史」コーナー。新宿区内で発掘された旧石器時代から江戸時代までの様々な遺跡や資料が展示されている。今やビルばかりの新宿だけど、幾つもの遺跡が見つかっている事に驚いた。




「江戸のくらしと新宿」コーナーでは、内藤新宿の復元模型が展示されている↑
甲州街道に存在した宿場のうち、江戸日本橋から数えて最初の宿場であり、宿場内の新宿追分から甲州街道と分岐している成木街道(青梅街道)の起点でもあったそう。


宿場の長さは東西9町10間余り(約999M)


道沿いに軒を連ねる旅籠屋や茶屋、荷物を引く馬や旅人の姿まで細かく作られていて、ついじっと眺めてしまう。享保3年(1718年)には宿場内に旅籠屋が52軒あったという記録が残っていて、岡場所(色町)としても賑わっていたそうな。


2階の窓が観音開扉になっているのが店蔵の特徴の一つ


↑この家は江戸時代末、四谷にあった菓子商の店蔵を実物大で復元したもの。
「店蔵」は商家の店を蔵造りにしたものを指し、江戸から明治にかけて東京で盛んに建てられた。
周りを黒い漆喰で覆った防火仕様で、火災が起こると2階の扉や1階の防火戸を閉め、隙間は出入りの左官が土で塞いだらしい。壁も厚く火事には強かったものの、地震にはもろく関東大震災以降は急速になくなったらしい。


階段箪笥の上に猫がいるよ↑


店蔵の中に入ると商いの様子が伺える内装も再現されていて、和菓子を作る職人の様子を描いた絵や菓子の木型も展示されていた。庶民にはどんな菓子が人気あったのかな。


1970年(昭和45)まで新宿駅前を走っていた市電5000形


新宿に住んだ数多くの文学者たちとその作品、新宿を描いた文学作品などが紹介された「近代文学にみる新宿」コーナーは撮影禁止。その次の「昭和初期の新宿」コーナーでは市電と文化住宅は撮影OKだった。


文化邸宅の一室。奥のレコードが回って音楽が流れていた


昭和初期、急速に発展した新宿駅周辺では伊勢丹や三越などのデパート、飲食店も多く出来た。劇場や娯楽施設も建って人々の楽しみが広がった。「文化住宅」は小さな和風建築に洋風の応接間を付けたもので、こんな家を持つ事は当時のサラリーマンのステイタスにもなっていたそうな。



サンクンガーデンにはスズメも沢山飛び回っていた


一通り見終わって外へ出ると雨は止んでいた。再び駅へ戻って新宿三丁目へ移動し、京王フレンテ下のウェンディーズでバーガーランチ。昼時だったので混んでいて落ち着いて食べられず。
最後に伊勢丹へ行ったらシャッターが下りている!イベントで全館貸し切り、まさかの休業だった。別の店へ行くだけの体力は残っていないし、仕方なく帰りの電車に乗った。

リチュエルで何も買えなかったのは残念だったけど、歴史博物館は思ったより充実した内容で面白かった。見学者が少なくて静かにゆっくり見れたのも良かった。
伊勢丹には近い内に夫が行ってくれるそうです。宜しく!
(万歩計は7,484歩をカウント)

0 件のコメント:

コメントを投稿