2017年3月24日金曜日

市ヶ谷~九段下/桜咲き始め


神田川沿いの桜はまだつぼみ


3月21日に桜の開花宣言が出された東京都心。
まだ満開じゃないだろうと思いつつも、パンの買い出しがてら桜の様子も見に行く事に。
市ヶ谷駅で電車を降り、橋の上から神田川沿いの桜を見たけどまだ花は咲いていなかった。


それから靖国通りを靖国神社に向かって進むと、こちらの桜並木もまだ殆ど花は咲いていない。枝全体は膨らんだつぼみで薄いピンク色をしているんだけどね。



今日は晴れているけど、朝からずっと冷たい北風が吹き荒れていて寒い寒い!
すっかり体が冷えてきたので『 Chili Parlor 9 』へ入り、ちょっと早めのランチ。


近くの枝垂れ桜は満開

私は日替わり豆料理の「金時豆と南瓜の豆乳スープ」とパン(↑)を、夫は定番のビーフチリとホットドッグをオーダーする。

私達が店に入った時は空席が多かったのに、料理を待っている間にあっという間に満席になってしまった。相変わらずの盛況ぶり。

暖かい店内で外の景色(強風で人も木もあおられている)を眺めながら優しい味のスープを味わった。

お腹パンパン、体も暖まった所で店を後にし、『 FACTORY 』でパンや焼き菓子をまとめ買い。
ここでもランチを食べたいけどいつも満席なのよね・・・チリパーラーと同様、人気だね。


沢山のパンが入った袋を下げて(夫が)、お隣の靖国神社へ行く↓




境内にある桜の木はまだ全然花が咲いていなかった。
日向にある木で数輪咲いている程度で、満開になるのは来週末くらい?

桜はまだでも境内には参拝に来ている人が多かった。卒業式が近くであったのか、袴姿の人もちらほら見えた。


そして、標準木がある能楽堂の辺りにはもっと多くの人が集まっていた↓
(標準木:気象庁が桜の開花宣言を出すのに基準としている標本木のこと)




標準木に5~6輪の花が咲くと開花宣言が出されるらしいんだけど、確かにその位は咲いている→

でもこの木がこの程度しか咲いていないんだから、日陰にある他の桜はまだ咲かないか。


ソメイヨシノは殆ど咲いていないけど、境内にある靖国偕行文庫(図書館)の脇に早咲きの寒桜がちょうど満開を迎えていた↓



かなり久々に持ち出した望遠レンズで高い所にある花を撮ってみたよ↓
(強風で揺れるので撮りにくかった)




ソメイヨシノよりずっと濃いピンクが目に鮮やか!
この色を見るだけで春って感じがする。

よく分からないけど、桜を見るとテンションが上がるんだよな~
日本人のDNAには何か書き込まれているのか??(笑)



この桜の近くで椿の花も咲いていて、日陰の中でピンクが浮き立っていた↓



第二鳥居を出た所の外苑休憩所の脇にも寒桜が咲いていて、皆さん写真を撮っていた。
人だかりのある所に花あり、って感じ?ここのも綺麗だったな。




冷たい風に吹かれてまたまた体が冷えてきたので、『暮らしのうつわ 花田』の喫茶スペースで抹茶と和菓子を頂いて一息つく。

休憩した後、2Fのギャラリーの展示を見て様々な色や形の器を眺めて目の保養(笑)。
ホントここは良い器が揃っているなぁ。



花田を出た後は千鳥ヶ淵を通って九段下駅へ向かう。
千鳥ヶ淵の桜はご覧の通り、まだ全然咲いておりません↓




でもつぼみは大きく膨らんでいるので数日気温が高い日が続けば一気に咲きそう→

昨年、ここで一人で見た満開の桜の光景が蘇ってきた。水辺と桜って組合せがいいのかも。


九段下駅から電車に乗り、寄り道して池袋のRRLへ行ったけど、夫が見たいと思っていた商品はまだ入荷していなかった・・・当てが外れてそのまま帰宅(苦笑)。

本日歩いた歩数は、9,942歩。
寒い中強風と戦いながら(?)歩いたせいなのか、帰り際に突如、左脚の付け根がモーレツに痛み始めてうめきながら何とかかんとか帰った。うー、痛くて普通に歩けん。
ともあれ、プチお花見が出来たし、久しぶりに望遠レンズで写真を撮って楽しかった。

満開の桜が見られるのは今月末くらいかな?
・・・その前にこの脚の痛みを何とかしないとね。

2017年3月17日金曜日

江戸東京たてもの園



一眼で撮り直したいな~と思っていた、江戸東京たてもの園へ出掛ける(11年ぶりの再訪)。
バスを降りて小金井公園へ入ると菜の花の黄色が目に飛び込んできた。園内には沢山の桜の木があるけど、花はまだつぼみだった。



広い公園の奥にたてもの園の入り口、ビジターセンターがある→

歴史的建造物、「旧光華殿」を改修した建物なんだそう。

大人一人400円を払ってたてもの園の敷地に入り、まずはセンターゾーンを通って東ゾーンを見学することにする。



たてもの園は1993年に江戸東京博物館の分館として造られた野外博物館で、江戸から昭和初期にかけての歴史的建造物(30棟)が展示されている。


茅葺き屋根の天明家(農家)



立派な庭付きの高橋是清邸の中を見学した後、西川家別邸と会水庵をさらっと見て、東ゾーンにある天明家(てんみょうけ)へ行く↑

何だか煙臭いなぁと思ったらこの家からもくもくと出ていたのよね。

中へ入ると囲炉裏に薪がくべられていて白い煙が充満していた。ボランティアの人が定期的に燻煙(煙でいぶして害虫を駆除する)をしているそう。

そのボランティアのご老人2人に「こっちからいい写真が撮れるから上がって来なされ」と強く勧められたので部屋に上がって撮らせて貰った→


ちょっと居ただけなのに、全身すっかり煙臭くなって退散する(苦笑)。
東ゾーンの端っこに蝋梅が咲いていて良い香りを放っていた↓

バックの建物は村上精華堂(化粧品店)




村上精華堂の近くに都電7500形が展示されている→

かつて渋谷から新橋まで走っていた車両らしい。今は荒川線しかない都電だけど、昔は他の線もあったのね。

このレトロな黄色とかわいい形が好きだな~。


マップを見ながら東ゾーンの奥へと進んで行く。
建物の一つ一つを見ていくと時間が掛かってしまうんだけど、どれも面白いんだよね。

植村邸(左)と乾物屋(右)


昔の住宅を見るのも興味深いんだけど、商店を見るのがまた楽しい。
乾物を売る大和屋本店の中へ入ると、当時量り売りをしていたするめや昆布、干し椎茸、卵なんかが陳列されていた。鰹節は立てて陳列されていて驚いた。




魚の缶詰のパッケージのデザインもレトロ→

ラベルの絵の子供の顔が日本人なのか西洋人なのか分からない、ちょっと不気味(笑)。

「煮和大をつか」って文字を右から左に読むのも昔だよね。


他にも文具店、生花店、醤油店、旅館などの建物を見学する。
(中に上がる事は出来ないけど、玄関や裏口から部屋を覗く事ができる)




ちゃぶ台や茶器、タンスや掛け時計、黒電話・・・こういうアイテムが当時の雰囲気をよく出している。

近くで見学していた年配の人は懐かしさの余り、連れに昔話を熱く語っていた(笑)。


次は前回来た時には入らなかった、東ゾーン奥にある銭湯、「子宝湯」へ向かう。

写真右の建物が「子宝湯」

神社仏閣を思わせる外観の銭湯、なかなか見応えがあります。
ここは中に入って見学出来るので、私だけ入る事に(夫は靴を脱ぐのが面倒でパス)。



女湯は若いオナゴ2人組がきゃあきゃあと撮影会をしていたので、私は男湯を見学(笑)。
脱衣所は広くて開放感があるね。鏡の上に貼ってある店の宣伝も面白い。

そして、浴場へ入ると・・・


壁にどどーんと富士山が描かれていた。
まさしく銭湯!の図だけど、女湯からは富士山がよく見えないって事?
銭湯って余り馴染みがないけど、こんな絵を見ながらお湯に浸かるのもいいかもね。


正午を回ってお腹が空いてきたので、ランチを食べるべく西ゾーンへ移動する。
たてもの園でご飯が食べられるのは、東のうどん屋と西の洋食屋の2ヶ所だけ。



←西ゾーンにある復元建造物、「デ・ラランデ邸」内にあるカフェ、「武蔵野茶房」でランチ。

赤い屋根がかわいい洋館。何となくサツキとメイの家みたい?


中へ入ると天井には大きなシャンデリア、壁も家具もゴージャスでなかなか良い雰囲気。
外にテラス席もあったけど今の時季は開けていないみたい。

食事メニューはカレー、ハヤシライス、ジャーマンライスの3種のみで私も夫もカレーを食べた→


食べ終わった後は西ゾーンの散策開始・・・と言っても、東ゾーンの建物を見ただけで既に疲れていたのでささっと見る事にする。

茅葺き屋根の農家の家2軒(吉野家と綱島家)は外からぐるっと見て回っただけ。
それから三井八郎右衛門邸へ行き、ここは1階だけ内部を見た↓

ふすまの絵が豪華な食堂


常盤台写真場(写真館)はスルーし、瓦屋根の洋館、田園調布の家(大川邸)を見学↓
当時としては珍しい全室洋間、今まで見てきた建物と比べると大分現代に近づいてきた感じ。




そして、最後に見学したのが建築家、前川國男の自邸↓

玄関はこの裏手(北側)にある


三角の形をした木造家屋は、ぱっと見ただけで何か惹きつけられるデザイン。

1942年に品川区上大崎に建てられた住宅。


何の前知識もなく入ったんだけど、中はシンプルな作りで無駄のない美しさ。
この家が一番自分の好みだった(てか、こんな家なら住んでみたい!)。

ロフト風の2階は見学不可



戦時下で建材が入手困難だった事から、サッシのレールや車輪が木製だったのにはびっくり→

限られた資材と建坪100㎡以下という制限(当時の建築統制規則による)の中で建てられた家とは思えない、洗練されたデザインと居心地が良さそうな空間。



↓玄関から入って突き当りにある書斎もすっきりとしたデザインで仕事がしやすそう。



机脇に置かれた電気スタンドやTV、置き時計も何気にお洒落。

カーテンじゃなく障子ってのも何だか新鮮で、全然古さを感じない。


いや~、ここを最初に見ておくべきだったなぁ。
疲れていて色々なアングルで写真を撮らなかった事を今になって後悔している(苦笑)。


そんなこんなで、たてもの園の見学終了。
最後は急ぎ足で見たとは言え、気付けば3時間ほど滞在していた。


前回ここを訪れた時はちょうどお花見シーズン真っ盛りで、人が多くてじっくり建物内を見学できなかったんだけど、今回は人も少なくてゆっくり見れた。

建物だけじゃなく、あちこちで季節の花や木々も見れて散策するのが楽しい野外博物館。
近くにあったら友の会に入って時々行くのにな~。


万歩計は10,062歩をカウント。
建物へ入るのに靴を脱いだり履いたり、段差のある場所を歩くのが結構きつかった。
こういう場所へ行く時は脱ぎ履きが楽な靴で行かないとね(←教訓1)。

写真いっぱい撮れたし、楽しい外出だった。
・・・んだけど。帰宅したら置いて来た携帯に父から2度も電話が入っていて、折り返したら祖母が深夜遅くに緊急入院したそうで。一気にずーんと重い気持ちになってしまった。
夫と出掛ける時はいつも携帯は家に置きっぱにしていたけど、こういう事もあるから携帯はやはり持ち歩かないといけないのね(←教訓2)。

2017年3月16日木曜日

外来日/骨密度検査結果


仙太郎の饅頭、「麗らか」


久々のブログ更新が病気ネタですか(苦笑)。
京都から帰ってきて夫は仕事でずっと忙しく、カメラを持って2人でお出掛けする事もなく。そうこうする内に今月も半分終わってしまったという・・・人生は長くないな。

一昨日、骨密度検査で病院へ行った時はかなり寒かったけど、今日は朝から気持ちのいい晴天。
ダウンを着て家を出たけど、周りを見れば薄手の春コートを着ている人がちらほら。
着て来る服間違えたかな?と思ったら案の定、電車の中で汗が吹き出して来た。それでも車内は送風モードになっていたので前回みたいに吐きそうにはならなかった。ほっ。

病院へ着き、いつも通り尿検査と採血を受ける。院内は暖かいのに手のレイノーは消えず。
2時間程待って診察室へ呼ばれ、まずは先日の骨密度検査の結果を聞く。


昨年の検査では脚の骨密度が低く、80代並みの骨だと言われて大ショック。それで骨粗鬆症の治療薬である「フォサマック」を飲み始めた。

で、今回の検査の結果、ほんの僅かだけど値が良くなっていた!やったー。

2006年に筋炎を発症してから骨密度がどんどん低くなっていたけど、初めて減少がストップした。
相変わらず運動はしていないのに値が上向きになってきたのは勿論、フォサマックのお陰だろう。

嬉しい結果だったけど、依然として骨量減少状態にあることには変わりない。腰椎より大腿骨(特に左が弱い)の密度が低いので、やっぱり歩かないといかんのね。


本日の尿検査と血液検査の結果は・・・
尿検査ではまた「細菌」と「無晶性燐酸塩」の項目が陽性だった(1月の結果と同じ)。主治医から特に何も言われなかったので気にしないでおく。

血液検査では、前回正常値に戻ったCRPがまた少し正常値を超え、抗DNA抗体の値は7.4 IU/mLで前々回の値より少し高くなった(ここ半年は6.3~7.8の間をさまよっている)。
高値安定なのでプレドニンの減量はしばらく無いそうな。私もそれで良いと思う。

他には昨年終わりに鉄剤の服用を止めてから徐々にヘモグロビンの値が下がって来たので、「まだ貧血の症状が出る値じゃないけど、また鉄剤を飲んだ方が良さそうだね。血流を良くする効果も期待できるし。」と言われ、フェロミア錠を処方してもらう。

右手の指の潰瘍はほぼ完治したので、軟膏の類いはストップしてもらい、マイスリー錠(入眠剤)だけこちらからお願いして処方してもらった。
診察の最後にドクターから、「まだ風邪が流行っているので気を付けて」と言われたけど、その本人は花粉症とかで集中力が落ちていた様子(単なる疲労?)でこっちが心配になったわよ(苦笑)。

会計を済ませて外に出ると、日がさんさんと照って暖かい!
これから散歩に最適な陽気になるんだから、外を歩いて骨を強くしないとね。