2010年8月26日木曜日

痛いの痒いの飛んでいけ


昨日は今月3回目の病院へ。
前回は歩くのもやっとだったので、往復タクシー利用、院内では彼に車椅子を押してもらったけど、今回は何とか自力で行けた。自分でもオドロキ。

前回ドクターに処方された漢方薬を飲んで痛さのピークは越したように思われた。が、その後も頭の痛みとかゆみが続いていてちっとも快方に向っている気がしない。
特にここ数日はかゆみが酷くて、夜中に何時間もかきむしって眠れないほど。しかも、当初より症状は後頭部の左半分だけに出て右半分は正常・・・不思議。

彼に買って来てもらった市販薬を塗っても大して効果がないし、かきむしった部分がただれてくるし(自分では見れないけど)、とにかくこのかゆみを何とかして欲しい!と病院へ。

念のためやった血液検査の結果は前回同様、特に異常なし。何で??
こんなに痛くてかゆいのにCRP(炎症値)も正常値をちょっと超えるくらいの値。CK値(筋肉の破壊度を示す)も正常値、抗DNA抗体の値は前回値より下がっていた(これは嬉しい)。
「やはり膠原病の症状が悪化してるものではなさそうだね。まずは皮膚科を受診して専門医に頭の発疹を診てもらって」とドクター。

で、皮膚科を受診。
ドクターは、私の頭皮のかさぶたや首筋のひっかき傷を見て「これは脂漏性皮膚炎でしょう」と診断。
頭皮にいる常在菌が、何らかの原因によってバランスを崩した皮膚で炎症を起こすという病気らしい。膠原病が関係する発疹には通常かゆみは無いらしいので、今回は膠原病が原因という事ではないようだ。

「中高年や老人に多いんですけどね。アナタの場合、プレドニンを服用して免疫力が低下しているので出やすい状態にあったのかも。この夏は暑くて汗をかきやすい環境が続いたのも関係しているかもしれません」と言うので、
「確かに原因不明の頭痛があったり、口唇ヘルペスができたりして体が弱っていたことは確かです。でも、それが頭の半分にだけ症状が出るって事があるんですか?」と訊いたら、
「普通はないです。いずれにせよ、これ以上爪を立ててかかないように。傷を作るとまたそこに菌が入って酷くなります。まずかゆみを抑える内服薬を飲んで、塗り薬を塗って様子を見て下さい」との事。

再来週に受診の予約を入れてもらい、皮膚科は終了。
その後、また膠原病科を受診。

診察室に入ると、ドクターが「やっぱり皮膚炎だったんだね。頭の痛みは残っているようだけど、筋炎やSLEの悪化ではないようだから、まずは薬を塗って皮膚炎の様子を見て」と言われた。
喉もずっと痛いし、筋肉が張るような頭痛やら時々やってくる針で突き刺すような鋭い痛みもあるけど、それらの原因は全くもって不明。当然と言えば当然だけど、検査結果に異常が出ない限り、ドクターにも診断できないって事なのね。
イマイチ納得はいかないけど、かゆみを抑える薬を出してもらったのは助かった。

帰宅後、内服薬(アレグラ錠60mg)を服用し、ステロイド外用薬(アンテベートローション0.05%)を頭皮に塗った所、数時間後には大分かゆみが治まって来た。
これは自分でどうなっているか見たくて彼に撮ってもらった写真→
薬を塗って少し色が落ち着いて来たみたい。
その即効性にちょっとコワイ気もしたけど、全く我慢できなかったかゆみが何とか我慢できるレベルになったのは救われた気分だった。
・・・と思っていたのだが、今朝方はまた酷いかゆみで目が覚めたし、日中も時々どうしようもないかゆみがおそってくる。
しかし、極力かかないように我慢、我慢。

痛いのも痒いのも、とにかく集中力が続かない。何もできん。
本当に今月はベッドで横になっているしか出来ない状態が続いた。
彼にも迷惑かけっぱなし、家族や友人にも心配をかけて申し訳ない限りであります。

1日も早く、痛みと痒みから解放されますように。

2010年8月18日水曜日

ウチ入院

久しぶりのブログの更新。
今月に入ってから原因不明の激痛にひたすら苦しみ、気付けば8月も後半に突入・・・(涙)
まだ痛みは残っているものの、こうしてPCを少し開けるだけ随分マシになったと感じている。

痛みが生じた場所は後頭部の左下辺りから首筋にかけての部分。
ドクターに診てもらった所、筋肉が緊張して起こる痛みだとかで、普通の痛み止め(消炎鎮痛剤)は効かないと言われ、筋弛緩剤(ミオナール錠)を処方された。
が、それを飲んでも余り症状はよくならず、1週間後に再受診。
今度は、筋弛緩剤にプラスして痙攣痛に効くという漢方薬(芍薬甘草湯)を処方され、これを飲み始めて3、4日後からようやく徐々に痛みが和らいで来た。
やっと峠は越したけど、それ以降はしつこい痛みが残っていて現在に至る。

今まで「痛い時は痛み止めを飲めば何とかなる」と思ってきた私にとって、消炎鎮痛剤が効かない強烈な痛みが休みなく襲ってくるというのは経験した事のない苦しみだった。
耐え難い痛みと微熱が続いた最初の1週間は文字通り、何も出来なかった。この時は正直、「もう死んだ方がいいや・・・」と思ってしまった(苦笑)。

体温調節が出来なくなって、手足にレイノーが出るくらい寒くなったり、逆に暑くて多量の汗をかいて一日に何度もTシャツを着替えたりする日が2週間ほど続いた。
食欲も落ちて痩せたし、トイレへ行くのもやっとで、ほぼベッドに寝たきり。
ずっと寝ている(と言っても痛みで眠れず)から枕との摩擦で頭皮にかさぶたが幾つもできた。
今はそのかさぶたの周辺がめちゃくちゃ痒くてこれまた辛い。

場所が病院じゃないだけで、家で入院生活を送っているようなものだから、彼には仕事の合間に買い物や家事を全部やってもらっている。
彼にこうして迷惑をかけてしまう度に「自分の体調管理はしっかりしないと!」と思うのだけど、喉元過ぎればなんとやら・・・体が動くようになるとすぐ調子に乗って動き過ぎてしまうのが私のいけない所。
今回の痛みの原因はさっぱり分からないけれど、長野で動きまわってたっぷり紫外線を浴びてしまったことが関係しているかも、とドクターに言われた。(結局の所ドクターも分からない)
SLE患者なのに、紫外線の事を甘く見す過ぎていたようだ。反省しきり。

まだ後頭部に張りと痛みが残っているので、引き続き薬を飲みながら安静にしなくちゃいけないけど、少しずつ家の中で動いて、弱ってしまった脚の筋力を回復させないといけない。

再び外を散歩出来るようになる頃には夏は終わっているだろうな(涙)。