昨年の記念日は横浜まで行ったけど、今年は「callでランチ」というお手軽プランになった。
出掛けにバタバタして電車に乗りそびれ、オープンから15分ほど遅れで店に到着。幸いまだ空席があって待たずに座れた。電車の中同様、call内も冷房が効き過ぎで寒かった。
毎度カレーを頼む私だけど、今日は夫と同じくパニーノカルドを注文する。
メニューを見てまた値上げされた事に気付く(1,540円→1,760円)。米でも何でも高くなっているから仕方ないとは思いつつ、こう高いと外食する気になれないなぁ。
それはともかく、熱々のパニーノカルド(自家製ハム、トマト、バジル、チーズのホットサンド)は予想外の美味しさだった。添えられていたコールスローとピクルスも旨い。
プリンも100円値上げされてた |
しかしカレーに比べると量的には全然足りない・・・って事で食後にコーヒーと一緒に大好きなプリンも食べる。硬めのプリンとほろ苦いカラメルの味は変わらず、幸せになる一品♪
食後はcallマーケットで買い物し、2Fのスパイラルマーケットを少し覗いてから外へ出る。
2020年に開館した私立美術館 |
それからスパイラルビルの裏手から骨董通りへ出て、途中右折してそのまま直進して目的地、ヨックモックミュージアムに到着↑ Googleマップを見ていて偶然見つけた美術館。
館長であるヨックモックの会長が30年以上かけて収集した美術品が約500点、その中でもピカソのセラミック作品を多く収蔵している。現在開催中の展覧会、『ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術』を見る為、入館料(一般1,200円)を払ってまず地下の展示室へ向かう。
鳥のような形をした壺や闘牛をモチーフにした皿など |
そこは暗い空間にライトを浴びたピカソの作品が浮き立つ不思議な空間。壁の色も黒いので作品に集中しやすい環境を作っているのだろう。殆どの作品は写真撮影OKとの事、ほぼ貸し切り状態だったので好きなだけじっくり作品を眺めたり撮ったり出来て贅沢だったな。
フクロウが描かれた皿、フクロウの形をした水差しなど |
ピカソが陶芸にのめり込んだのは65歳以降の晩年とも言える時期。長い戦争の後で恋人とバカンスに出かけた南フランスで、信頼のおける製陶工房と出会ったことがきっかけだったそう。
ピカソが焼く前の花瓶を曲げたりつまんだりして鳥の形にし、筆で羽根の模様を描く様子が上映されていた。何の迷いもなくあっと言う間に手から作品を生み出すピカソはマジシャンのよう。
自然光を取り入れた2F展示室 |
皿や版画ポスターを見た後は、順路に従ってエレベーターで2Fの展示室へ。
ここは天井から光が差し込んで明るく、壁にはカラフルに絵付けされた皿が飾られている。
描かれているモチーフは魚や動物、植物、風景、それに人の顔や表情と様々。コレ、欲しいな~と思う皿も幾つかあった(買えるわけないけど!)。
白い板状の陶器に描かれた作品(1点もの) |
↑そうそう、これは「アウロスの奏者、踊り子と酒飲み」という作品の裏面。
表だけ見て次の作品へ向かおうとした所、美術館スタッフから「裏も見てみて下さい」と言われて後ろへ回ると・・・「道化師たちの顔」と名付けられた別の作品が描かれていた。
ユーモラスなピエロ達は可愛らしく、見れて良かった(言われなければ見逃していたよ)。
1Fにミュージアムショップとカフェ有り |
小規模な美術館なので入館料1,200円は割高な気もするけど、空いていてのんびり見れたのでワタシ的には満足だった。しかし美術展に余り興味のない夫には退屈だったかも?(←リアクションがなかったので) やはり美術展は一人か妹と一緒に行くのが気兼ねなく見れそうね。
callのラスク 胡桃入りでサクサク美味しい |
帰りに骨董通り沿いのビオセボンで買い物し、駅へ戻る。暑くてクタクタ。
これにて25回目の記念日イベントは終了。特に祝うって雰囲気もなく、ただの外出だった気もするが・・・もう長いからこんなもんか(笑)。万歩計は7,268歩をカウント。
最後に一応ここで言っておくよ↓
夫よ、25年もの間一緒に居てくれて感謝してます。これからも宜しくです!
今日はありがとね。