2025年6月4日水曜日

青山/記念日ランチ&美術展




昨年の記念日は横浜まで行ったけど、今年は「callでランチ」というお手軽プランになった。
出掛けにバタバタして電車に乗りそびれ、オープンから15分ほど遅れで店に到着。幸いまだ空席があって待たずに座れた。電車の中同様、call内も冷房が効き過ぎで寒かった。




毎度カレーを頼む私だけど、今日は夫と同じくパニーノカルドを注文する。
メニューを見てまた値上げされた事に気付く(1,540円→1,760円)。米でも何でも高くなっているから仕方ないとは思いつつ、こう高いと外食する気になれないなぁ。
それはともかく、熱々のパニーノカルド(自家製ハム、トマト、バジル、チーズのホットサンド)は予想外の美味しさだった。添えられていたコールスローとピクルスも旨い。


プリンも100円値上げされてた


しかしカレーに比べると量的には全然足りない・・・って事で食後にコーヒーと一緒に大好きなプリンも食べる。硬めのプリンとほろ苦いカラメルの味は変わらず、幸せになる一品♪
食後はcallマーケットで買い物し、2Fのスパイラルマーケットを少し覗いてから外へ出る。



2020年に開館した私立美術館


それからスパイラルビルの裏手から骨董通りへ出て、途中右折してそのまま直進して目的地、ヨックモックミュージアムに到着↑ Googleマップを見ていて偶然見つけた美術館。




館長であるヨックモックの会長が30年以上かけて収集した美術品が約500点、その中でもピカソのセラミック作品を多く収蔵している。現在開催中の展覧会、『ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術』を見る為、入館料(一般1,200円)を払ってまず地下の展示室へ向かう。


鳥のような形をした壺や闘牛をモチーフにした皿など


そこは暗い空間にライトを浴びたピカソの作品が浮き立つ不思議な空間。壁の色も黒いので作品に集中しやすい環境を作っているのだろう。殆どの作品は写真撮影OKとの事、ほぼ貸し切り状態だったので好きなだけじっくり作品を眺めたり撮ったり出来て贅沢だったな。


フクロウが描かれた皿、フクロウの形をした水差しなど


ピカソが陶芸にのめり込んだのは65歳以降の晩年とも言える時期。長い戦争の後で恋人とバカンスに出かけた南フランスで、信頼のおける製陶工房と出会ったことがきっかけだったそう。
ピカソが焼く前の花瓶を曲げたりつまんだりして鳥の形にし、筆で羽根の模様を描く様子が上映されていた。何の迷いもなくあっと言う間に手から作品を生み出すピカソはマジシャンのよう。


自然光を取り入れた2F展示室


皿や版画ポスターを見た後は、順路に従ってエレベーターで2Fの展示室へ。
ここは天井から光が差し込んで明るく、壁にはカラフルに絵付けされた皿が飾られている。
描かれているモチーフは魚や動物、植物、風景、それに人の顔や表情と様々。コレ、欲しいな~と思う皿も幾つかあった(買えるわけないけど!)。


白い板状の陶器に描かれた作品(1点もの)


↑そうそう、これは「アウロスの奏者、踊り子と酒飲み」という作品の裏面。
表だけ見て次の作品へ向かおうとした所、美術館スタッフから「裏も見てみて下さい」と言われて後ろへ回ると・・・「道化師たちの顔」と名付けられた別の作品が描かれていた。
ユーモラスなピエロ達は可愛らしく、見れて良かった(言われなければ見逃していたよ)。


1Fにミュージアムショップとカフェ有り


小規模な美術館なので入館料1,200円は割高な気もするけど、空いていてのんびり見れたのでワタシ的には満足だった。しかし美術展に余り興味のない夫には退屈だったかも?(←リアクションがなかったので) やはり美術展は一人か妹と一緒に行くのが気兼ねなく見れそうね。



callのラスク 胡桃入りでサクサク美味しい

帰りに骨董通り沿いのビオセボンで買い物し、駅へ戻る。暑くてクタクタ。
これにて25回目の記念日イベントは終了。特に祝うって雰囲気もなく、ただの外出だった気もするが・・・もう長いからこんなもんか(笑)。万歩計は7,268歩をカウント。

最後に一応ここで言っておくよ↓
夫よ、25年もの間一緒に居てくれて感謝してます。これからも宜しくです!
今日はありがとね。

2025年6月1日日曜日

ダーニング再開


バックはダーニング待ちの靴下の山


右手親指の潰瘍がやっと治ったので今年初めてのダーニング・・・ってもう6月だよ。
気付けば穴が開いたり擦り切れたりした靴下が10足近く溜まってしまった。そろそろダーニングをしなくちゃ、と思っている所へ昨夜、野口光さんのインスタLIVEを久しぶりに見た。


かかとはすぐ傷むので大きく繕う


LIVEではコットンのバッグに空いた穴をバスケットダーニングで繕う方法を紹介していて、改めてバスケットダーニングのかわいさに惹かれた。
ともかく、LIVEに触発されてようやく靴下の山から1足目に手を付ける。靴下のかかとは摩耗が激しいので伸縮性の高いハニカムダーニングで繕った。これでまた暫く持つであろう。


もう1足やりたくなったけど、ここのところ頭痛が続いているので今日はこれで終わり。
目の酷使に気をつけつつ、また少しずつダーニングするつもり。次は小さな穴にバスケットダーニングしてみようかな。ジーンズのダーニングもいい加減やらなきゃ穴が開きそう(焦)。

2025年5月31日土曜日

今月読んだ本


文庫で597ページ、読み応え有り


今月は風邪を引いたり体調がイマイチな日が多かったせいか、写真や絵が入った緩く読める本に食指が動いた。そんな中、原田マハの「リーチ先生」は分厚い本だったけど面白くて数日で読めた。

「リーチ先生」はイギリス人の陶芸家、バーナード・リーチを指す。
日本とイギリスの架け橋となるべく来日した若きリーチは柳宗悦を始めとする白樺派の人々に出会い、やがて富本憲吉と一緒に体験した楽焼の絵付けをきっかけに陶芸にのめり込んでいく。 そんなリーチの半生を彼の助手になった沖亀乃介とその息子の眼を通して描かれた作品。

史実を元にしたフィクションながら、陶芸を極める事に情熱を傾けたリーチとその友人達の交流が丁寧に描かれていて、国や人種を超えた熱き友情に思わずウルっとしまう事もあった。
私のように絵や映像で記憶するタイプの人間には、Wikiなんかで経歴を読むよりも、こうしてストーリー仕立てで読む方が人間関係やその時代背景を頭に入れやすい。

「民藝」という言葉が造られて今年でちょうど100年経つそうで。
年を取るごとに大量生産品ではない、味わい深い手作りのものに惹かれる。美しいと思うものを身近に置いて使っているけど、それは自然と民藝の概念を受け入れていた事になるのかな。
民藝について少し齧った所で、日本民藝館を再訪してリーチの作品を見てみたくなったよ。


<今月読んだ本>
・向田邦子/父の詫び状
・天然生活 2025年3月号/特集:心と体をゆるめる習慣(雑誌)
・くますけ/エナガの重さはワンコイン-身近な鳥の魅力発見事典
・萩原健太郎/にっぽんの美しい民藝
・原田マハ/リーチ先生
・マージェリー・アリンガム/ホワイトコテージの殺人
・ウー・ウェン/ウー・ウェンの毎日黒酢
・加藤節雄/バーナード・リーチとリーチ工房の100年-海とアートの街セントアイヴスをめぐる
・バーナード・リーチ/陶工の本(←陶工向けの専門書でパラパラ見ただけ)
・ミネット・ウォルターズ/囁く谺

2025年5月29日木曜日

近所散歩




よく言われる、「季節の変わり目は体調を崩しやすい」を痛感した5月であった。
ゴールデンウィークに引いた風邪は完治するまで2週間近くかかったし、先週は30度前後の暑い日が続いた後に急に気温が下がって体調がおかしくなった。今週は過ごしやすい気温の日が多いものの、睡眠不足もあって日中体がだるく、夕方になるとベッドで30分ほど寝てしまう。


水量少ないけど、スイスイ泳ぐね

今週もどこにも遊びに行けなかったな~と思いつつ、図書館へ本を返しに行こうと出掛ける準備をしていたら・・・夫が「カモでも見に行くか?」と言ってくれたので、いつもの川へ行ってみた。つがいと思われるカモが何組か泳いでいて、その内の1組が交尾しているのを目撃してしまった。


大股でどんどん進んでいく

これは近い内にまた子ガモが見れるかもね、なんて話していたら頭上を白い鳥が通過して川へ降り立った。黄色の足をした「コサギ」だ。歩きながらしきりにクチバシで地面をつつき、驚いて出て来た魚をあっという間に飲み込んだ。上手いもんだね。



ひとしきり川のパトロールをしてから住宅街へ入り、図書館を目指して歩く。
あちこちで紫陽花が咲き始めているけど、例年より花の見頃は遅いような気がする。昨年の5月は記録的に暑かったから比較にはならないのかもしれないけど。



夫が民家の塀越しに見つけたラズベリー?の実↑
赤く色づいて食べ頃なのに収穫しないのかなぁ。ベリー系大好きだから庭があったら植えたい植物の一つだな。そういや、以前は実家の庭で父がラズベリーを育てていたっけ。



青梅も日増しに膨らんで来ているね↑ 今年も梅シロップを作ろうか迷い中。
図書館で本を返してから予約しておいた本を借り、畑の多いエリアを通ってスーパーへ向かう途中、急に胃にチリチリとした違和感を感じて焦る。ここ数ヶ月、こういう症状が時々出るんだよね。何なんでしょう。

帰宅した時には汗ぐっしょりかいていたよ。これも更年期障害なのか。胃の違和感は昼食後しばらくの間は続いていた。刺激になるものは摂らないようにしよう。
それはともかく、鳥の鳴き声をBGMに植物や鳥達を見ながら歩くのは楽しい。近場フルコースで5,000歩も歩けて良い運動にもなったしね。夫よ、付き合ってくれてありがとう。

2025年5月15日木曜日

新緑の丸の内


丸の内仲通り入口(大手町側)


やっとこさ風邪が治ったので、夫と丸の内へ(先週の誕生日に出掛けられなかった分)。
大手町駅から地上へ出て、横断歩道を渡って丸の内仲通りへ入ると思った通り、街路樹の新緑が色鮮やかに茂っていた。日傘を持ってくるのを忘れたので木陰が嬉しい。



まずは腹ごしらえをしようと久しぶりにDEAN & DELUCA カフェ丸の内店に入る↑
店内は数年前と比べると客席がかなり増えた分、窮屈な感じがする。まだ11時半なのに席は殆ど埋まっていてびっくり。でも夫が窓側に空席を見つけてくれたので座れた。


夫が食べるはずだったラザニアプレートを頂く

食べようと思っていたサンドイッチがあったのだけど、ショーケースの中の実物を見たら量が多くて食べにくそうだったので止めた。代わりにチキンとトマトのビネガー煮込みにしたら、妙に肉々しくて食べられそうになく、夫のラザニアプレートと交換してもらった。夫よ、すまぬ。



駅舎をバックに記念撮影する人多し

そのラザニアも半分も食べられず、夫も冷たいチキンが気持ち悪いと残してしまい、何だか残念なランチになってしまった。店を出て丸の内駅舎前まで歩き(↑)、再び仲通りへ戻る。



歩行者天国になっている通りにはキッチンカーが点在し、近くのテーブル席はランチを食べる人で埋まっている。通り沿いの飲食店のテラス席も多くの人で賑わっていた。今の時季は外で食べるのが気持ちいいものね。




ランチの次のお目当ては、静嘉堂文庫美術館で開催中の展覧会、「黒の奇跡・曜変天目の秘密」を見ること。仲通り沿いにある明治生命館の1Fに入っている美術館で、入るのは今回が初めて。


黒い色彩をテーマに茶碗、漆器、刀などが展示されていた

館内はカメラ撮影NGとの事で(スマホなら良い)、荷物をロッカーに預けてから展示室へ入る。
既に大勢の人が鑑賞していてちっとも見れない、先へ進めない。夫も私もこんな状態では見る気がせず、空いている所を狙って流れるように見ただけ。15分ぐらいで出てしまった。



国際ビル、いよいよ壊されるみたい。塀で囲まれていた↑

こじんまりとした美術館でのんびり見れると思ったのにな~、予想外に混んでおりました。
日本の美術館の展示って説明や能書きが多くて、あれも見る気をなくす。私は誰が作ったとか、どういう技法で作られたとかいう前知識なしに、ただ作品を見たいだけの人なんで。展示の説明を熱心に見ている人が居るけど、私は読まない事が多い(読んでもすぐ忘れるし)。




最後に国際フォーラムへ寄ると広場にはキッチンカーが何台も停まっていて、それぞれに行列が出来ていた。店に入って食べるより時間もかからなくて安いから利用する人が多いんだろうな。


一人で食べるのには大きなサイズだった・汗

エスカレーターで降りた所にあるカフェ、いつもは混んでいるのに今日は空いていたので入った。
夫はラテ、私は豆乳ラテとティラミスを注文。ティラミスは夫も少しは食べてくれると思っていたのに、「要らん」と言うので一人で完食。お昼が少なかったとは言え、食べ過ぎかしら。


そんな訳でランチも美術展もちと残念だったが、新緑の丸の内を歩けたのは良かった。
万歩計は7,487歩をカウント。病み上がりにしては頑張って歩いたぞ。
来年こそは誕生日に出掛けたいものですな・・・(あと1年も先だけど!)。

2025年5月9日金曜日

こんな誕生日


これが今年の誕生日のハイライトですよ


昨日の昼過ぎは何だか体が軽くて風邪が治ったような気がしたのだけど、日付が変わってから何度も咳き込んで4時頃まで眠れず。寝不足のまま誕生日の朝を迎えた。
昨年の誕生日は頭痛で外出できなかったから、今年は出掛けるプランを幾つか練っていたのに・・・風邪が治らない状態で遊びには行けない。結局、去年と同じになってしまった。


GAIAで初めて買った有機の白玉粉


それでも1週間ぶりに外へ出て、水曜日に行けなかったワクチン(本日で12クールが終了)と図書館へ何とか行って来た。帰宅してヨガ1本だけやってからお昼の準備。
有機の白玉粉と昨日煮たあんこで「白玉ぜんざい」を作るのだ ←夜中、咳でゲホゲホ苦しんでいる間もこれを楽しみにしていたもんね(笑)。途中、買い物から帰って来た夫も手伝ってくれた。

夫が器に綺麗によそってくれた出来立てぜんざい、いっただきまーす。
おぉ、自分で作ったあんこが旨い!そして柔らかな白玉も上品で旨い!お代わりもして堪能したよ。鼻が詰まってなかったらもっと美味しかっただろうな。




割とお腹いっぱいになったけど、デザートは別腹。
豆乳カフェオレとビオセボンで買ったミニケーキ(プレーン)、あと全然コーヒーには合わないけど大好物の磯部巻きも2つ食べる。あー、満足。

お腹が落ち着いた所でヨガを少しやってから「寝たまま瞑想(ヨガニードラ)」で30分程ヨガマットの上で眠って頭すっきり。それから本でも読もうと思ったら夫に「少しはベッドで寝た方が良いよ」と言われ、ベッドで横になるも酷く咳き込んで眠れなかった。



私はこういう食事が好きなの


夕飯はスペシャル感なし、いつもの「ばあちゃんメシ(←肉っ気なしの和食を夫がこう呼ぶ)」。
玄米、梅干し、味噌汁(豆腐、なめこ、ねぎ)、ひじきの煮物、小松菜としめじのナムル、厚揚げの卵とじ(玉ねぎ、人参、豚挽肉少し)、かぶのぬか漬け、以上。野球中継見ながらわしわし食す。


上に掛かっている黒糖のシャリシャリ感が良い


食後は豆乳カフェオレ、バナナ1/2本、ヨーグルト少し、KIJIMAの黒糖コーヒーケーキ1/2切れを頂く。少々食べ過ぎたけど、今日は特別って事で。鼻が詰まっても咳が出ても食欲はあるな。
本日もよく食べたな~、ごちそうさま。


そんなこんなで今年も平和に誕生日を過ごせた。
40代最後の一年、大きく体調を崩す事なく心身共に元気に過ごせたらいいな。
誕生祝いメールをくれた家族、友人よ、ありがとうね。美味しい食べ物を買いに遠出してくれた夫にも感謝しています。風邪が治ったらまたどこかへ出掛けよう。

2025年5月6日火曜日

風邪っぴきGW


昨日食べたリチュエルのキャロットケーキ♪


晴天続きだったゴールデンウィークの最終日は冷たい雨の一日だった。
この連休はのんびり本を読んで過ごすつもりだったのに、5月3日の夜にくしゃみ連発、目のかゆみと鼻水が出ていつものアレルギー反応だと思ったら・・・その夜中に喉が腫れて痛くて眠れず、あれよあれよという間に風邪の症状が出てそれどころじゃなくなった。

年末年始に渡って引いた前回の風邪と比べると、高熱が出るのはほぼ夜だけなので日中は頭痛や筋肉痛、鼻水と痰が出るものの、一日ベッドに寝た切りではない。何とか家事が出来る分マシかな。食欲もあるし普通にご飯も食べれている。
引き始めてから3日目の今日はあれだけ出続けた鼻水が夕方からかなり治まって来た。代わりに咳が出るようになったのは困りものだけど、回復に向かっている気はする。

夜の熱は38度後半まで上がり、さすがに眠れないので寝る前にロキソニンを半錠だけ服用している。免疫細胞が外敵と闘うのに熱が高い方が良いので本当は解熱剤は使わない方がいいんだろうけど、睡眠も大事なんでね。しんどいけど体が頑張って大掃除してくれている事に感謝している。

明日、予定通り丸山ワクチンを打ちに行き、予約した本を図書館へ取りに行けるかな。完全に平熱に戻るまでは外出しない方がいいのかな。ギリギリまで迷いそう。
先日父からもらったメールの最後に「風邪を引かないように気を付けて」とあったけど、見事に引いてしまったよ(苦笑)。