奥の洋館は岩崎家の別邸 |
先週終わりから朝晩の気温がぐっと下がり、ようやく秋らしい陽気になった。
紅葉にはまだ早いけれど秋の気配を感じたくて、国分寺駅から徒歩2分の場所にある殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)へ行く。約22年前に友人らと一緒に訪れて以来の再訪。
紅葉亭の周りのもみじはまだ青い |
入場料150円を払って庭園に足を踏み入れると緑がいっぱい。
トンボが飛んでいるのは秋らしくて良いのだけど、日陰には蚊が飛び回っていて怖い。鳥の鳴き声に混じって何故かツクツクボウシの鳴き声、そして鹿おどしの音も聞こえる。
地図を見ながら紅葉亭と呼ばれる茶室まで行くと、おぼろげに友人達とここで話をしたっけ・・・なんて昔の記憶が蘇って来た。でも殆ど何も覚えてないんだよな~(苦笑)。
湧水を利用した池には鯉が泳いでいた |
<殿ヶ谷戸庭園の歴史>
大正初期に江口定條が別荘を構え、「随冝園(ずいぎえん)」と命名。
その後、昭和9年(1934年)に岩崎彦彌太が江口家から別荘を買い取り、和洋折衷の木造主屋や茶室を建設し、回遊式林泉庭園を完成させた。
昭和49年(1974年)に都が買収して整備し、「殿ヶ谷戸庭園」として開園。庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来する。
秋は美しい紅葉が見られるはず |
紅葉亭から急な下り坂を気を付けながら降りると、次郎弁天池があってその周りにもみじが沢山植えられていた。池の水源である湧水は古くは「次郎弁天の清水」と呼ばれる名水だったそうで。毎分37リットルの湧水が池に注がれているらしい。確かに水が透明だった。
池を過ぎると左手に竹林があり、「竹の小径」と名付けられた道を歩く。
緑の中を歩くのは気持ちがいいけど、蚊が気になるので早く日向に出たくて先へ進む。秋の初めにこんなに蚊って飛んでいたっけ?虫よけスプレー持ってくるべきだったな。
所々に彼岸花が咲いていて緑の景色の中に色を添えていた→
日の当たる道へ出ると突然、目の前をひゅーっとトカゲが走り去っていってびっくり。その次は長くて太いイモムシが地面を張っているのを夫が見つけてまたびっくり。蚤の心臓だから心臓バクバク。
家を出る時は肌寒くて長袖を着て来たけど、日が高くなったら半袖でOKな暑さになっていた。そろそろお腹も空いて来たし、庭園を出てお目当てのカフェへ向かう。
崩壊寸前のキッシュ、左奥はサラミトマトサンド |
公園のすぐ脇にある坂道を下り終えた所にあるカフェに到着。
こじんまりとした店内のカウンターに座る。ショーケースに並ぶスウェーデンのペイストリーに目が行くも、食事になりそうなサンドイッチとキッシュ、それとカフェラテとカプチーノを注文。
10分ほど待った割りにはキッシュはかなりぬるく、フォークを入れたら見事に崩れた。水気が多くて下のタルト地も形をなしていない。味付けは悪くなかったけど、これが作り手の意図した通りのキッシュなんだろうか。コーヒーも薄く、店員もやる気なさげで残念な感じ。
国分寺駅(南口) |
先日のかっぱ橋で入ったカフェに続いてまたもやハズレだったか・・・と自分のリサーチ力の無さに落胆しつつ、長い坂道を上って国分寺駅へ戻る。電車で吉祥寺へ移動し、自然食の店とB²(ビースクエアード)で買い物してから家へ戻る。
ドーナツは夫とシェア。プリンは私だけ。 |
気温28度近くまで上がって汗をかいたので、まずは冷房入れてクールダウン。
それから夫の淹れてくれたカフェオレとB²で買ってきた和三盆ドーナツ、自分で作ったプリンで一息つく。初めて食べたB²のドーナツはふんわりして美味しかった。
庭園はそれ程大きくない上に蚊が気になってささっと見ただけだし、カフェで長居もしなかったので国分寺には1時間ちょっとしか居なかった。それでも普段あまり行かない場所に行くと色々な発見があって楽しい。
万歩計は8,759歩をカウント。駅の長い階段、高低差のある庭園、長い坂道を上ったり下りたりして脚にかなり負荷がかかって運動になった。ピリピリとした痛みが腿にあるけど、単なる筋肉痛だけで済みますように。
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